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「シンデレラトイレすげぇぇ…」世界最先端技術がキャンピングカーを無双にする

「地球環境対応トイレを標準装備に」

「Cinderella Incineration Toilet」は、使用するごとに紙と一緒になった排泄物がトイレ下部にある焼却用の耐熱タンクに溜まります。タンク内の排泄物は、ガスで高温に熱せられ焼却される…という仕組みです。仮に、4人が1週間使い続けたとしても、わずかカップ1杯分ほどの肥料に分解されます。

通常はトイレを70回使用するごとに1回焼却するという設定になっていますが、10回使用したら1回焼却するといったように焼却の頻度を短く設定することも可能です。

銀色の底面が開いて排泄物が下層のタンクへ落ちると、蓋が閉まる
トイレの周りに水が流れる機構はない

会場で展示されていた「Travel Master Imperial i910 QB」や「Travel Master Royal x880 LQB」など、現時点でシンデレラの地球環境対応トイレの採用は、比較的大型のキャンピングカーに限られると言います。

なぜなら取り付けの際は、焼却や排熱システムなどを考慮する必要があり、構造全体が大きくなってしまうから。コンパクトなキャンピングカーには取り付けが難しい場合もあるようです。

しかし、「今後は焼却炉式のトイレをキャンピングカーの標準装備にしていきたい」と担当者は話します。

「キャンピングカーのユーザーの中には、せっかくキャンピングカーを購入したのに、トイレの後始末が面倒なので、わざわざ公衆トイレを使っているというケースもあります。

キャンピングカーに備え付けてあるトイレを使わないのは不便ですし、もったいないと思います。また、近くに公衆トイレがなければ、キャンピングカーのトイレを使わなければなりません。

シンデレラの地球環境対応トイレであれば、メンテンスも楽で、臭いも気にしなくてすむので、より快適なアウトドアを楽しめると思います。」

KABE JAPANでは、今後販売するキャンピングカーにはできる限りシンデレラの地球環境対応トイレを取り付けていきたいと言います。「KABEのキャンピングカーならエコトイレが標準装備になっているので安心だ」と言われるようにしたいと話していました。

©ляйсан фролова/stock.adobe.com

過酷な環境でも快適に過ごせるKABEのキャンピングカー

KABEのキャンピングカーやトレーラーハウスは、北欧の厳しい寒さにも耐えられるよう、過酷な気候条件での使用を想定した設計・開発が行われています。

特に、断熱性や車内の換気システム、冷暖房設備の設計にはこだわっていると言います。車内に取り付けられる窓や扉、家具のサイズや設置場所など、開発には細心の注意が払われています。

Travel Master Royal x880 LQB
Travel Master Imperial i910 QBの車内

こうしたキャンピングカーの品質について前述の担当者は次のように説明します。

「アソモビ2022の会場で展示している「Travel Master Imperial i910 QB」の車両のベースとなっているのは、メルセデス・ベンツのスプリンターです。

メルセデス・ベンツの高度な安定性と優れた走行性能をキャンピングカーにそのまま落とし込むため、完全オリジナルで作製された一台です。

床暖房システムを採用し、外気温50℃からマイナス50℃までの過酷な環境でも快適に過ごせる空調システムを採用し、明るい木材を多用しつつ、人間工学に基づいたシートクッションを装備。メルセデス・ベンツの持つ高級感と快適性を両立した、快適なキャンピングライフを満喫できる一台に仕上がっています。

地球環境対応トイレを筆頭に、これまでにない快適性を備えたキャンピングカーを今後も発表していく予定です。

すでに、キャンピングライフの用途や規模の応じて、様々なサイズのキャンピングカーを選択できるようにしています。ユーザーの好みに応じた一台が見つけられる体制を整えています。」

車載能力を持った超大型キャンピングカーも!

Concorde Centurion 1200 GST Mercedes-Benz Actros

参考出品車両とはなりますが、「Concorde Centurion 1200 GST Mercedes-Benz Actros」は、ドイツの架装メーカーConcorde社が、メルセデス・ベンツの大型トラック「アクトロス」をベースに製作した一台です。

車内の撮影はできませんでしたが、一流高級ホテル並の豪華な内装を施した、と言われる超大型キャンピングカーは、存在感抜群です。

Concorde Centurion 1200 GST Mercedes-Benz Actros のサイズは、全長12m、全幅2.5m、全高3.8mにもなり、車両後方には、車を一台収容できる車載能力を持っています。

展示車には、鮮やかなイエローカラーが目を引くフィアット500が積み込まれていました。

今後、KABE JAPANのキャンピングカーのラインナップには、目が離せません。

→新型ステップワゴンとN-VANの車中泊仕様をホンダ公式が発表!その充実装備とは?

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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