MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > 車を楽しむ > アウトドア > キャンプ > 【経験者が語る】キャンプ!テント泊と車中泊、どっちがいい?メリット&デメリット
キャンプ

更新

【経験者が語る】キャンプ!テント泊と車中泊、どっちがいい?メリット&デメリット

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


【テント泊と車中泊、どっち】テント泊歴40年、車中泊歴7年!

車中泊とテント泊。どちらが好き?どちらに興味がありますか?

本記事では、テント泊歴40年、車中泊歴7年の豊富な経験から、テント泊と車中泊、それぞれのメリットとデメリットを紹介。

テント泊しかしたことがないという人。

車中泊しかしたことがないという人。

そしてテント泊も車中泊もまだこれからという人にも、参考になると思います!

【テント泊と車中泊、どっち】キャンピングカー購入後もテント泊を継続

昔話になりますが、私が最初に買った車は中古のトヨタ・カリーナ。

夏、海に泳ぎに行くとき、よく浜辺の駐車場でシートを倒しただけで仮眠をしたものです。

トヨタ・カリーナでは寝具なしで仮眠するのが普通。

テントがあれば手足を伸ばして横になれるので、テント泊は憧れでした。

テントを買ってからは、あちこちでキャンプ。

もう40年になります。

7年前に、バンコンタイプのキャンピングカー「GT NV350 CARAVAN(以下GT)」で車中泊をするようになってからもテント泊の魅力は捨てられず、今もGTにはテントも積んで出かけています。

テントの使用歴は大中小いろいろ

・大型のヨーレイカの8人用ドーム型テント・・・・・・40年前に購入。昔過ぎて価格は忘れました

・スノーピークの2~3人用テント・・・・・・現有モデル:アメニティードームS 4万1,800円(スノーピークのオンラインショップで購入)

・ダンロップのソロテント・・・・・・40年前に購入。これも価格は忘れました

・ネイチャーハイクのソロテント・・・・・・現有モデル:1人用 1万4,990円(Amazonで購入)

テント泊、車中泊ともに経験だけは豊富なので、私の考えるそれぞれのメリットとデメリットが、少しでも参考になればと思います。

【テント泊と車中泊、どっち】テント泊のメリットとデメリット

以前テント泊をしていたとき、トンビがキャンプ場の上空を旋回して獲物を探していたことがあります。

運悪く食材を取られましたが、彼らを責める気にはなりませんでした。

キャンプは自然の中での営み。

人間の方がお邪魔しているのですからこんな経験はデメリットではなく、「いい思い出」でしょう。

ということで、まずテント泊について、私の経験からメリットだと思うこと、デメリットだと感じていることについてお話しします。

まずはテント泊のメリットから。

テント泊のメリット

●手足を伸ばせる

ソロキャンプでも長期滞在で荷物が多いときは、2~3人用のテントを使います。ゆったりスペースで手足を伸ばせて快適です。

●外の空気が気持ちいい

テントの布一枚が外部との隔たり。ダイレクトに肌で自然の中に居ることを感じられるのが、テント泊のいいところです。

暑さや寒さを自分で工夫してコントロールするのもテント泊の楽しみの一つ。

●雑魚寝の一体感

家族や友人たちと雑魚寝をして語らう。たわいもない話から時事問題までなんでも話しをします。

途中で寝ても問題なし。誰かと誰かが話をしているのをただ聞いているだけでもいい。

テント泊の一体感は忘れられない思い出になります。

●夏は涼しく過ごせる

森林や川の近くは涼しい風が流れます。

風通しのよい場所を選んで暑さを凌ぎます。エアコンなしの車中泊では風通しを工夫しても簡単には涼しく過ごせません。

●非日常感が心地よい

例えば、テントで寝ていて天井から雨露が落ちてきたとします。こんなことは自宅に居たら経験できません。

どう対処するか考えて行動するというのは貴重な体験だと思います。現代人としてはお金を払ってでもした方がいい経験ではないでしょうか。

テント泊のデメリット

●設営場所の選択が案外難しい

砂地、砂利、粘土、草地など地面の状態もいろいろ。ペグが刺さるか、水はけはどうかなど、考えなければいけないことばかり。

経験がものを言うところなので、最初のうちは失敗することもあります。

●寝心地が悪い

テント泊の寝心地は地面の状態に左右されます。

マットで調整できなければ、地面に直接マット部分を敷かないでいいコットなど、身体を地面から離す工夫も必要になります。

●物騒なこともある

突然テントの中をのぞかれたことがあります。物取りなのか間違って入ってきたのか。

一瞬だったので確認もできませんでしたが、鍵のないテントが不安になる経験です。

●雨への備えが大変

備えをしておかないと、雨の降り出しは問題なくてもだんだんテントの中に雨水が染み込んできます。

水はけの悪い場所では排水用の溝を掘っておかなくてはいけません。グランドシートやテントシートも必要になります。

●緊急時の対応が難しいことも

以前、川辺でテントを張っていたとき、大雨が降ってダムから水を放流することになって、慌ててテントを撤収したことがあります。

撤収する時間的余裕がなければ、テントを放置することも考えなければならなかったでしょう。

【テント泊と車中泊、どっち】車中泊のメリットとデメリット

暑いときはエアコン、寒ければFFヒーター、サンシェード、サイドオーニング、いろいろとそろえれば自宅と同じように過ごせます

便利なのが大きなメリットですが、テント泊を始めとしたアウトドアレジャーはあえて不便を楽しむところにも面白さがあります。

そんなふうに考えると装備や用具、用品はほどほどがいいようにも感じます。

何がいいかはそれぞれ違うと思いますが、私が思う車中泊のメリットとデメリットは以下のようなものです。

車中泊のメリット

●防犯性は比較にならないほど高い

車中泊はドアに鍵を掛けられるのがいちばんのメリット。

窓から覗かれることが心配ならカーテンもありますし、風を通したいなら半ドアをキープする用具を設置することもできます。

テント泊のデメリットの項で先述しましたが、シート一枚で外界と隔てているテントは物騒な目に遭う可能性もあります。

防犯性ではあきらかに車中泊が勝りますね。

●雨風にも落ち着いて対処できる

雷雨、大雨、突風などは遠慮したいもの。そんなときも車中泊ならキャンピングカーの車内でしばらく様子を見る余裕があります。

鉄の箱の中に居る安心感は大きなメリットです。

●温度変化がゆるやか

春秋は朝晩の温度差が大きくなる季節。薄着をしていると寒さで目覚めることがよくあります。

断熱処理されているキャンピングカーの車内は、テント内に比べて温度変化が緩やかなようです。

●機動力が車中泊の強み

長年キャンプをしている中では、爆弾低気圧の襲来、川の増水など一つ間違えれば命にかかわることも経験しました。

車中泊ならテントなどの撤収時間がないため早く危険から脱出することができます。

●設営場所を選ばない

車を置けるスペースを確保できれば、テント泊のように、地面の状態を細かく確認することは必要ありません。

車中泊のデメリット

●空気の入れ替えに手間取ることも

テントは、外側のフライシートをさっと外せばメッシュテントだけになり換気が簡単。

しかし、特に私のバンコン・GTは、窓の位置や装備品の位置の関係で、空気の流れをコントロールするのが難しいと感じます。

●狭い場所へ行けない、設営場所が限られる

車が通行できる道と駐車スペースが確保できなければ、車中泊はできません。

「徒歩でしか行けない絶景ポイントで孤高のテント泊」。こんな芸当は車中泊には難しいと言えます。

●エアコン・扇風機の音が気になる

涼しいので贅沢な悩みですが、エアコンや扇風機のファンの音は結構気になります。狭い車内はどこに居てもファンの音が届きます。

シュラフに潜り込んで寝れば問題ないのかも知れませんが、エアコンや扇風機の必要な夏にはそんなこともできません。

●不便さも欲しくなる

今年になってバンコン・GTに家電を置き始めたのですが、やっぱり便利です。

ただ、便利ではありますが「レンジでチン」してソファーに座ってティータイムをすると、手軽で快適過ぎてちょっと変な気分。

キャンプならではの不便さが恋しくなることがあります。

【テント泊と車中泊、どっち】理想は車中泊でもテントを積んでおくこと

私は車中泊に行くときもバンコンGTにテントを積んでいます。

車中泊が認められているキャンプ場なら、現地に行ってからテント泊か車中泊かを選べるのが理由。

急な悪天候にも臨機応変に対応できるし、その時の気分で寝る場所が変えられるのも自由度が高くていいと思います。

私がテント泊を選ぶのは以下のような場合。

こんなときは、積極的にテントを使います!

●一人で寝たいとき

複数人で一緒に寝ているといびきや寝言が気になって眠れないことがありますよね。

気分よくお酒を飲んでも、寝ると自分のいびきや寝言で周りに迷惑を掛けることもあるので、そんなときはテントで一人寝ます。

車中泊する人とテント泊する人を分けられるのがメリット。

●寝苦しい夜

夏の寝苦しい夜は、フライシートを外してメッシュテントだけで寝るのはとても涼しくて快適。

星空を見たいときにもテントを張って、横になりながら流れ星を待つこともあります。

【テント泊と車中泊、どっち】まとめ

テント泊、車中泊どちらもそれぞれのメリット、デメリットがあります。

できれば、その時々の気分で選べるようにするのがいいと思います。

キャンプ場での車中泊で実際にテントを使うのは3回に1回くらいですが、私にとってテントはお守りのようなものです。

持っているといつでも便利に使えて安心。

積載スペースに少し余裕があってそんなに荷物にならなければ、テントを積んでの車中泊はおすすめです。

「両方できるとアウトドアの楽しみが倍になる」。これも二刀流でしょうか。

ライター:kenjii

オリジナルサイトで読む

キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信!

執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジンです(https://news.drimo.jp/)。実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるラ...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード