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【5人家族】バンコンから大型キャンピングカーに買い替えてわかったそれぞれの良い点・不満な点

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


キャンピングカーの購入を検討中でバンコンかキャブコン悩んでいる方

バンコンからキャブコンへの乗り換えを検討し始めている方

キャブコンって実際どうなの?と思っている方

迷ってなかなか決められませんよね。

5人家族の我が家、初めてのキャンピングカーはトイファクトリーのBADENというトヨタ ハイエースベースのバンコンでした。

とても気に入って買ったのですが、たった1年でバンテックのZIL(キャブコン)に乗り換えたんです

なぜ、どうして。乗り換えてどうだった?

この記事では、バンコンからZILに乗り換えた理由や、ZILの良い点・不満点などを紹介

バンコンかキャブコンで悩んでいる方や、バンコンからキャブコンへ乗り換えを考えている方の参考になると思います!

我が家のプロフィール紹介

我が家の家族構成はパパ(40代会社員)、私(30代主婦)、長女(小学2年)、次女(年中)、長男(3歳)の5人家族。愛知県在住で週末には愛車のキャンピングカーで東海3県を中心に全国各地を巡って旅している家族です。

我が家のキャンピングカーは、現在2台目。

余談にはなりますが、実は私は1台目のキャンピングカーの購入の時から、キャンピングカーを購入することにかなり反対していました。

キャンピングカーを購入するお金があるなら、その分でホテルや旅館に何回泊まれると思ってるの!!と。

それでもパパに何回もキャンピングカーの展示会やいろいろなキャンピングカービルダーに半強制的に連れていれるうちに、子どもたちもだんだんとキャンピングカーに興味を持ち出したこともあり、悩みに悩んで購入に同意しました。

そこからアクティブパパに振り回されるキャンピングカー旅が始まりました。

最初は付いていくだけだったのが、私もだんだんとキャンピングカーの快適さがわかってしまって、今では週末になると子どもたちも私も今週はどこにおでかけするのかな?とワクワクしています。

1台目はバンコン、トイファクトリーのBADEN

2022年4月にキャブコンに乗り換えた私たちですが、1台目のキャンピングカーはバンコンビルダーの大手であるトイファクトリーのBADENグランデ仕様でした。

バンコンというのはベース車の外装にはあまり手を加えず、室内に家具やベッドを設置するタイプのキャンピングカー。

トイファクトリーは、バンコンの中で最高クラスの品質でとても人気のあるキャンピングカービルダーです。

BADENグランデ仕様は、エアロウインドーやエアロソーラーなどセンス抜群の外観。

断熱性に優れていて、内装はヨーロッパ調のデザイン。家具一つ一つの作りも良くてお気に入りでした。

購入時には、5人が寝られて5人で食事ができるスペースがあって最高!!

5人分の着替えやチャイルドシート、ベビーカーは、ベッド下収納が広いからきっと大丈夫くらいにしか考えていませんでした。

19年秋に約960万円で契約。

納車までの1年間ワクワクしながら待って20年の秋に納車されました。

BADENには常設リアベット(L1,800㎜×1,530㎜)があり、子どもたちを寝かせたり、子どもたちの遊び場になったり。

ベッド下の大きなラゲッジスペースも便利だろうと思いました。

しかし乗り始めて3カ月程度で気付かされました。

私個人の意見ですが、BADENは3人家族くらいで使うのがベストなキャンピングカーだと。

小さな子どもがいる5人家族には手狭でした。

室内で過ごす時間が意外と長く、5人が座れるスペースがあるだけではリラックスできず、ストレスが溜まってしまいました。

テーブルは5人分の食事を置くことはできますが、いっぱい置くと子どもがひっくり返すと言う結末が待っています。

汗かきのパパは、セカンドシートを動かしてフラットにするベッド展開で汗だくになっていました。

私も子どもも車外の公衆トイレなどが嫌なのでポータブルトイレを使用していましたが、プライバシーなんて全くありません。

子どもが思春期になったらこれではダメです。

私がヘアーアイロン(コテ)を使用した後で、冷めるまでベッドに置いていたら子どもが間違って触ってやけどしたこともありました。

個室があればこういう事態になりません。

室内で身長174㎝のパパが立つと首を少し曲げないといけないため辛そう。

それに、小さな子ども3人だとチャイルドシート3脚とベビーカーが常に付いてきます。

BADENがダメというわけではなく、我が家にとってはバンコンは狭かったということです。

キャブコンタイプのほうが我が家には合っているのかな。

でも、ちょうど1年間バンコンタイプのキャンピングカー・BADENに乗って愛着もあるし。

買い替えるに当たってもかなり悩みました。

そこで、キャブコンならこれがいいと思ったバンテックのZIL(通称ZIL5)を一度レンタルして居住性や乗り心地、安全性・走行性能などを確認。

そして現在の2台目のキャンピングカーであるバンテックのZILに乗り換えることにしました。

2台目のキャンピングカーはバンテックのZIL

それでは我が家の2台目のキャンピングカーについて紹介をしていきますね。

2台目キャンピングカーはバンテックのZILになりました。

1台目はバンコンでしたが、ZILはトラックベースで居室部分を外装から内装まで大幅に改造(架装)したキャブコン(キャブコンバージョン)です

ZILシリーズにはZIL520・ZILノーブル・ZILの3種類があり、どれもベース車両はトヨタのカムロード。

車体の大きさは全長5190㎜全幅2110㎜全高2950㎜(車検証による)。

このシリーズには多くの装備が標準で付いています。

家庭用エアコン・インバーター・FFヒーター・キッチン・冷蔵庫・カセットトイレ・シャワー・ボイラー・電動ステップ・サイドオーニングMAXファンなど。

そのためオプションで追加するものも少なく(ソーラーパネル、電子レンジ、テレビ、カーナビなど)、非常に快適なキャンピングカーとなっています。

このZILシリーズの中でも我が家が選んだのはZIL。

最大の特徴はエントランス(出入口)が最後部にあることです。

エントランスがリアにあることで、室内のダイネット(リビングスペース)が非常に広く確保されています。

テーブルも大きいため、5人家族の我が家でもゆとりをもって食事をすることができます(←これ本当にありがたいです)。

1台目のバンコンと比べると格段に広い

これがいちばんの購入の決め手となりました。

キッチンとダイネットが完全に分離しているため、子どもたちがダイネットで暴れていても、キッチンで安全に火を使用したりお湯を沸かしたり、食事を作れたりするのも気に入った理由です。

ZILを使用して感じた良い点について

ここからは大型のキャブコン・ZILを実際に使ってみてどうだったか。

良いと思った点とちょっと不満な点について紹介したいと思います。

まずは良い点から。

ダイネット(リビング)

キャンピングカーのリビングスペースとなる部分は、テーブルを中心にソファーがコの字型となって囲むようなレイアウトになっているためとても広く、家族5人で使用していても余裕でくつろげる。

室内空間

生活空間でもあるリビングスペースと料理を作るキッチンスペースが完全に分離されているため、小さな家のような感覚でとても使いやすい。

シートアレンジ

通常の使用ではサイドシートからテーブルまでの距離があるため、サイドシートの背もたれを外してリビングにセットすると、掘りごたつのようにテーブルを5人で囲みながら鍋を食べることができたり、子どもが少し昼寝をするのにも使用できたりする。

就寝スペース

バンクベットとダイネットをベッド展開した状態だと、かなり就寝スペースが広い

外部収納庫

外部収納が2カ所。

特に後部にある外部収納庫はゴミや汚れた物を収納するための大きめの収納庫があり、庫内が汚れても水で洗い流せるため便利。

室内高

室内高が高くしっかりと立って歩ける。上の写真はキッチンスペース。

キャブコンなら当たり前かもしれませんが、バンコンを経験している我が家には天井が高いのはとても開放的で、移動する車から移動する家にステップアップした感覚。(大型キャブコンの良い点)

トイレ

マルチルームにトイレがあり、いつでもすぐにトイレを使用することができる

特に女性や子どもがいる場合にはありがたい設備だと思います。

今では道の駅やサービスエリアのようなトイレがある施設でも、私と子どもは車内のトイレを使用するようになってしまいました。

ZILを使用している中で感じた不満な点・気になるところ

リビングスペースはゆったり。

天井も高くて、トイレも独立していて……とかなり満足度が高いZIL。

ですが、約10カ月使ってみると、ここはもう少しと思う箇所もあります。

収納

ZILには常設ベッドが無いためベッド下収納が無く、収納スペースが少ない。

特に長物やなどを入れるスペースが少ない。

これはリアエントランス特有のデメリット。

ベッド展開

常設ベッドがないため、就寝時にシートを移動してベッドにするベッド展開が必要(5人家族のため)。

ただ、バンコンに乗っていたときのベッド展開を思うとZILのベッド展開は楽。

洗車

バンコンは脚立で天井も洗えた。

キャブコンはサイド部分は脚立で洗えるが、天井部分はリアラダー(はしご)で屋根に登っての洗車となりバンコンとは比べものにならないくらい大変。

ロードサービス

JAFのロードサービス対象車種条件は車両重量3,000㎏以下の自動車・バイク。

我が家のZIL(ディーゼル4WDプラスオプション装備)は車両重量が3,320㎏(車検証)で3,000㎏を超えているため対象外となる。

何かトラブルがあった際に不安。

特にいちばんあり得そうなタイヤのトラブルによってタイヤ交換が必要になっても、ダブルタイヤのタイヤ交換は締め付けトルクが365N・mと私には到底無理。

重量制限に関しては保険会社のロードサービスは対応可能と購入時に確認したが、不安なのでもう一度しっかりどの程度の故障やトラブルまで対応可能なのか確認したい。

まとめ

22年4月にZILに乗り換えこれまで使用してきた中で、収納スペースが若干狭いことや、5人家族なので就寝時にダイネット部分をベッドに展開する手間があるなど、多少の不満はあります。

ですが我が家の場合は、室内で家族5人がゆったりとテーブルを囲んで過ごす時間がいちばん重要なので、それができるZILは良い選択だったと感じています。

やはりこれほど広々としたリビングは、バンコンには望めませんからね。

今では子どもたちも、家で過ごしている感覚でprime videoを見たり、YouTubeを見たりしてストレスフリーで自由に過ごしながら車旅を楽しんでいます。

ライター:RINA

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執筆者プロフィール
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