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キャンピングカーも「車」。怠ると走行不能に?真冬に向けてチェックしておきたい6項目!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


アウトドアレジャーは夏だけの楽しみではありません。

むしろ夏は暑いし外で遊ぶにも意外と快適ではない場合もあります。

その点、秋から春にかけてはアウトドアレジャーを楽しむには心地良い季節。

ただ、真冬は流石に車外で寝泊りするキャンプはベテランキャンパーさん以外じゃないとちょっと厳しいかもしれません。

その点、キャンピングカーやモーターホームは全天候型

秋から冬にかけて、行楽やウインタースポーツ、年末年始のお出かけなどで使用する機会も増えるのではないでしょうか。

キャンピングカーやモーターホームの出動回数が増えるこの季節。

人間も「季節の変わり目」で不調が出たりしますが、車も季節が変わるタイミングで気を付けておきたいことがあります。

そこで今回はキャンピングカーやモーターホームの「冬に向けてやっておいた方がいいこと」を紹介したいと思います。

まずは基本中の基本。タイヤの点検!

先ずは車の基本的なお話。

キャンピングカーやモーターホームもいわゆる「車」。

最近は電気で動く車も少しずつ増えてきました。

ひと昔前なら考えられないぐらい技術が進歩しているわけですが、「車」と言う乗り物が出来て以来100年以上変わっていない技術があるんです。

はい、まさに「くるま」の部分である車輪ですね。

馬車の時代から、エンジンやモーターで走る今でも変わらず車輪(タイヤ)で走っています。

しかし、意外と皆さんこの部分をないがしろにしていませんか?

空気を入れているタイヤでは、中の空気圧は外気に影響を受けています。

気温が高い夏と低い冬ではタイヤの空気圧にかなり差が出てきます。

もし夏にタイヤをチェックしたままだとしたら、20度近く低くなっている今の気温で空気圧をチェックしてください。

気温が下がると空気圧も下がってしまいます。空気圧が減るとタイヤが偏摩耗を起こしたり、カーブで車体を支えきれずふらついたりする原因になることがあります。

ぜひ、とても大切な「足元のチェック」お忘れなく。

バッテリーの点検、必要なら交換も忘れずに!

最近の夏は本当に暑いですね。

クーラーを使わないことなどありえません。

自動車はエンジンの回転を利用して発電機(オルタネーター)で電気を作りバッテリーに充電しています。

エンジン回転に比例して充電量も増減するのですが、エアコンを使っている間は発電された電気をほぼ使ってしまいます。

渋滞などでノロノロ運転だったり、夜間や雨の日でライトやワイパーを使っていると、充電量は使用量を下回ってしまいバッテリーの「貯蓄」を使ってしまったりします。

夏の間に酷使されたバッテリーは、本来の充電池としての能力が衰えてしまうことがあり、特に数年使っているバッテリーだと上手く蓄電されなくなってきている場合もあります。

そんな「劣化」したバッテリーにとって「気温低下」はまさに致命傷。

外気温にさらされるバッテリーは冬になると電気を取り出す機能が低下するので、体力がなくなったバッテリーは本来の力を出すことが出来ません。

エンジンの掛りが悪かったり、ヘッドライトが暗く感じたりしたら寿命かもしれません。

専門店でバッテリーチェックを受けるか、使用年数がわかるなら、定期的に交換を実施することをお勧めします。

雪山へ出かけてバッテリー上がりを起こしたら?

そうならないように、絶対にチェックしてほしいポイントです。

ディーゼルエンジン車に乗っている方へ

乗用車でも多くなった「ディーゼルエンジン」。

特に欧州車ではガソリン車に勝るとも劣らない台数になっています。

元々キャンピングカーなどでも多いエンジンですが、最近車両を手に入れた方や、若いドライバーの方はご存じない方もいるかもしれません。

ディーゼル燃料(軽油)は気温や季節によって中の「成分」が違っているんです。

厳密に言えばガソリンも夏と冬で仕様を変えているそうですが、軽油の場合はもっとシビアです。

一般的に寒冷地では大体1~3月に-20℃以下で凝固する「JIS3号」、-30℃以下で凝固する「JIS特3号」という凍結に強い軽油が販売されます。

なぜかというと、寒冷地に対応した軽油でないと、低温下では軽油に含まれるワックス分が分離してシャーベット状になり、凍結してしまう可能性があるそうです。

普段何気なく乗っている乗用車も含め、雪山へのお出かけの時には出来る限り「現地」で燃料を入れることを心がけてください。

冬用タイヤも要チェック!

関東平野部でも年に1度ぐらいは大雪に見舞われることがあります。

冬用タイヤは使用頻度が低いので備えが無いドライバーが多く、ひとたび「雪予報」となれば都市部はパニックになることも。

最低でもタイヤチェーンがあれば良いのですが、それすら持たず夏タイヤのままで雪に見舞われたら……。

困ったことにならないように、シーズンイン前に「スタッドレスタイヤ」への交換をお勧めします。

すでに持っている方も、冬シーズンだけ使用するスタッドレスタイヤですから、保管状況や保管年数によってはタイヤの性能が著しく低下している場合もあり注意が必要です。

低温時にもゴムが固くならない特殊な成分で作られているスタッドレス。

溝の有るなしに関わらずゴムの柔らかさがグリップに大きく影響します。

国産高級品でも数年、安い海外ブランドだと1年足らずでゴムが硬化します。

それは保管状態によっても左右され、紫外線や酸性雨にさらされている(いわゆる雨ざらし)だとそらに劣化が早くなります。

車両に付いたままのタイヤも注意が必要。

駐車中に空気圧が低くなっているとタイヤが変形して「フラットスポット」という円形がへこんだ場所が生まれます。

こうしたタイヤは乗り心地が悪く、抵抗が生じてタイヤの寿命も短くなっています。

溝があるからと言って何年も同じスタッドレスタイヤを装着することは、本来の機能を有していない可能性がある事をお忘れなく。

中古タイヤも同じです。

最近オイルを点検・交換したのはいつだったか覚えていますか

エンジンやミッションには潤滑油が必須

特にエンジンは季節ごとに潤滑油(エンジンオイル)の柔らかさ(粘度指数)を変えるようメーカーが指定している物も多いので注意が必要です。

気温で油の硬さが大きく変化するので、特に冷間時(一晩置いた翌朝など)では規定外の粘度のオイルが入っていると抵抗が大きくエンジンが掛りづらくなったりします。

また、バッテリーへの負担も増え、燃費にも影響するので冬の気温に合ったオイルかどうか点検しましょう。

もっとも、最近では通年粘度の低いエンジンオイルが設定されている車両が多いので、新しい車にお乗りの方は粘度指数よりも「オイル量」をチェックしてみてください。

オイル交換のサイクルが長い車の場合は、オイルを「補充」するよう指定されている物もあります。

その他、こんな消耗品も限界が来ているかも?!

気温低下で性能が左右されるのはタイヤだけではありません。

車に多く使われている「ゴム部品」はすべて影響を受けると考えてください。

中でもワイパーは重要保安部品であり、視界を確保する大切な部品。

ワイパーのゴムは定期的な点検・交換が必要です。

ご自身でも交換可能な部分なので、積極的に取り換えましょう。

また忘れがちなのが、「ウインドーウォッシャー液」の点検

こちらもストレートタイプなら良いですが、水で希釈するタイプでは希釈濃度によって凍結することがあり、タンクが凍らなくてもホースの中が凍ってしまっては液が噴出されなくなる場合があります。

寒冷地へ出かける場合には特に注意が必要です。

エンジンルームの「ファンベルト」もゴム製品。こちらも劣化しているとベルトが固くなり滑ったり異音が発生したりします。

最悪の場合はベルトが切れてしまう事もあり、その場合はレッカーを呼ぶ羽目になるので注意してください。

まとめ

季節が大きく変わるこの時期。

キャンピングカーをはじめとした「車」にも、冬支度が必要です。

冬を快適に迎えるために、上記を参考にして愛車の点検をぜひ行ってみてください。

ライター:D.style

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執筆者プロフィール
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