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軽キャンパーなのに対座シート!新型アトレーがベース。 マリナ’RV キャビンⅡミニ BASE
キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です
運転しやすいし、荷物もたくさん載る、リセールバリューもある。
軽自動車は便利で、普段乗りはもちろん車中泊にも十分使えます。
とはいえ、さすがに向かい合ってシートに座るのは無理でしょう、と思っていたらありました。
それが今回紹介するマリナ’RV のキャビンⅡミニ BASE。
今年2月のジャパンキャンピングカーショー2022でデビューした新モデルです。
ベース車は、昨年の12月に17年ぶりにモデルチェンジしたダイハツのアトレー。
軽キャンピングカー好きには気になる1台。
くわしく見ていきましょう。
基本情報
・車種名 キャビンⅡミニ BASE
・ビルダー マリナRV
・ベース車両 ダイハツ アトレー
・価格 2,640,000円(税込)~
・乗車人数 4名
・就寝人数 2名
・全長 3,395mm
・全幅 1,475mm
・全高 1,890mm
マリナ’RV キャビンⅡミニ BASEのコンセプト
滋賀県に本拠地があり30年以上の歴史を持つキャンピングカービルダー・マリナ’RV。
バスコンやバンコン、軽キャンピングカー、軽トラックに着脱できる移動式商談ルームなどをラインナップしています。
マリナ’RVは以前から、スズキ エブリイをベースにしたキャビンⅡミニを販売していましたが、昨年のダイハツ アトレーのモデルチェンジを機に、アトレーベースのキャビンⅡミニ BASEを発売。
スズキ エブリイベースのキャビンⅡミニでは、軽自動車でも「大人2人がしっかり寝られる」ことをアピールしていましたが、アトレーベースのキャビンⅡミニ BASEは、脚を下して対面対座で座れるのでさしずめコンセプトは「大人2人がしっかり座れる」といったところでしょうか。
軽バンや軽ワゴンベースのキャンピングカーや車中泊仕様車というと、フルフラットにした後部居室に正座かあぐらをかいて座るスタイルをよく見ますが、対面対座できるシートがあるのは画期的だと思います。
マリナ’RV キャビンⅡミニ BASEの外装
キャビンⅡミニ BASEの外観はベース車のダイハツ アトレーからほぼ変更はないようです。
ジャパンキャンピングショー2022に出ていた写真の展示車には、ルーフキャリアと14インチのアルミホイール&タイヤがオプション(合わせて224,400円/税込)で装着されていました。
屋根とタイヤ周りを少し変えるだけで、アウトドアなかんじが演出されますね。
外から見てもわかりませんが、展示車は天井部分が防音断熱加工済み。
こちらはオプションとのことです。
アトレーは昨年12月に17年ぶりのモデルチェンジで、乗用車から商用車(4ナンバー)登録へ。
軽自動車として最高レベルの14種類の予防安全機能(スマートアシスト)や電動ミラー、両側オートスライドドアまで付いていて、失礼ながら商用車とは思えない装備の充実ぶり。
長距離を運転することが多いであろう車中泊やキャンプでは、スマートアシストは運転の疲れを減らしてくれるし、オートスライドドアはキャンプ道具など荷物の積み降ろしの際に、あれば便利なこと間違いなしです。
車中泊やキャンプでの需要を見込んでこれらの機能を付けたわけではないでしょうが、新しくなったアトレーはそのままでも車中泊に向いていると思いました。
マリナ’RV キャビンⅡミニ BASEの内装
室内レイアウト
進行方向に向かって左側のオートスライドドアから乗り込んだ場合。
左手に背もたれ付きのシート、最後部には背もたれはなくベッドマットが設置されていて、左右には棚が設けられています。
背もたれ付きのシートは、運転席と助手席を前に倒して、その背面にクッションを置くしくみ。
軽自動車の限られた室内を有効に使って、脚を下ろして座れる対座シートを実現しています。
水回りの設備はありません。
展示車にはオプション装備の脱着式のテーブル、テレビモニター、冷蔵庫が付けられていました。
ベッド展開
真ん中のテーブルを取り外して、マットを敷き詰めるとフルフラットなベッドになります。
最大幅1250mm×全長 1900mmなので、大人2人が寝るには十分なスペース。
収納スペース
最後部のマットの下は収納スペースとなっていて、ベッド展開しないときに使わないマットもここにしまっておけます。
対面で座れるようにする際の運転席の後ろの座面の下にも小物が入れられるスペースがあるほか、天井収納が2カ所。
リア天井収納棚(オプション)と、運転席・助手席の上のオーバーヘッドコンソールです。
小物だけでも収納できる場所があると、限られたスペースの車内では重宝します。
電装・音響類
電源はサブバッテリーの代わりに、人気のJackery(ジャクリ―)の1000Wのポータブル電源を標準装備。
このほかオプションで、外部電源の取り込み口も設置できます。
そして、なんと室内後部にある左右の棚の下側には、JBLのスピーカーを標準で装備。
これはうれしい驚き。
良い音で音楽を聴いたり、ゲームをしたりできそうです。
まとめ
付け加えておくと、キャビンⅡミニ BASEはアトレーのセカンドシートを残しているので、走行モードのときは大人4人がちゃんと乗れます。
また、Etc、メモリーナビ、前後ドライブレコーダーといった運転・走行関連の機器ももちろんオプションで装着可。
ベース車は2WDと4WD、どちらも選べます。
17年ぶりのモデルチェンジということでベース車のアトレー自体がものすごく進化している上に、軽キャンパーとしてはレアな脚を下ろして座れる対座シートが特長のキャビンⅡミニ BASE。
外装・内装ともデザインも良いので、軽キャンパ―の購入を検討中の方は候補に入れてみてはいかがでしょうか。
ライター:DRIMO編集部
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