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新作の軽キャンピングカー!4人乗りなのに1分で車中泊仕様に! ?キャンパー厚木から『Chippy』(チッピー)登場!

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


7月23日と24日の2日間、東京ビッグサイトで開かれた東京キャンピングカーショー2022で、初お披露目となったばかりの軽キャンビングカー『Chippy』(チッピー)を紹介します。

普段は4人が乗れる軽自動車としてフツーに使える。

でも車中泊やキャンピングカーとして、車内で寝たいときは1分でベッド展開できる。元に戻すのも簡単!

普段使いの軽自動車と車中泊仕様車を1台で両立させたモデル

そしてなぜか天井には大型のベンチレーター (換気扇)を標準装備!

どうしてこうなった?

もちろんちゃんと理由があってのこと。

そのあたりも含めてキャンパー厚木の竹内社長にお話しを伺ってきました!

キャンパー厚木ってどんなキャンピングカービルダー?

キャンパー厚木は社名からもわかるように神奈川県厚木市にあるキャンピングカービルダー。

もともとはパンテック厚木という社名で、大手キャンピングカービルダー・バンテックの直営店からスタートしています。

2020年にキャンパー厚木に社名変更。

現在はオリジナルのキャンピングカーを企画・製造・販売しています。

これまでは主にPuppyシリーズというトヨタのカムロード(トラック)ベースのキャブコン(キャンブコンバージョン)を作ってきました。

キャブコンというのは、居室部分を大幅に架装したタイプのキャンピングカー。

運転席部分はトラックと同じで、後ろ側全部を居住スペースにした大型の本格的キャンピングカーを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

そのキャンパー厚木が今回、突然軽自動車ベースのキャンピングカーを発売。

それが『Chippy』(チッピー)です。

普段使いの軽自動車と車中泊仕様車を1台で両立!

先ほど大型キャブコンがメインのキャンパー厚木が「突然」軽キャンピングカーを出したと言いましたが、実は正確には突然ではなかったんです。

3年ほど前、キャンパー厚木ではキャブコンとおなじPuppyというモデル名で、軽キャンピングカーを発売したことがありました。

このときのベース車はホンダの軽トラック・アクティ。

「室内レイアウトは今回のチッピーとほぼ同じでした」(キャンパー厚木の竹内社長)

なかなか好評で、引き合いは多かったそうですが、アクティは乗車定員が2名。

車中泊はしたいけれど、車は1台しか持てない。軽自動車でも普段は4人ちゃんと乗れないのは困るということで、購入に至らなかったケースが多かったそう。

そのときのことを教訓にして、誕生したのがチッピーというわけです。

つまり、普段使いの軽自動車と車中泊仕様車を1台でどちらも快適に!がコンセプト。

ベース車は4名乗車のダイハツ・ハイゼットカーゴ。このほか兄弟車のダイハツ『アトレー』、トヨタ『ピクシス』でも製作が可能です。

外観はほぼベース車のまま。しかし、ルーフには大型ベンチレーターが!

チッピーの外観を見ると、ベース車のダイハツ・ハイゼットカーゴとほぼ変わりはありません。

ボディ側面には架装がなく、寸法も全長・全幅はそのままです。

東京キャンピングカーショーに展示されていたチッピーは鮮やかなグリーンでしたが、「これはもともとハイゼットカーゴのカタログで選べる純正オプション色で、ほかのカラーももちろん選べます」(竹内社長)とのこと。

ひとつだけ、ベース車との大きな違いは、運転席と助手席の屋根に大きなベンチレーターが標準装備されていることです。

軽キャンピングカーとしては珍しい標準装備だと思いますが、これにはちゃんと理由があります。

「車中泊も快適にしたいと考えたとき、何が大切かというと寝ている時に息苦しいのはいやですよね。

自宅でもずっと換気せずに締め切った部屋だと寝苦しいことがあります。

ましてや狭い車内で2人で眠るなら、空気の循環が必要です」(竹内社長)

しかも、換気へのこだわりはベンチレーターだけで終わりません。

まったく目立たないですが、バックドアの『へり』の部分に通気口を8つ設けて、ルーフのベンチレーターと対になって空気が循環できるようにしています。

これも標準装備。

ベンチレーターの出っ張りがあると高さ制限のある駐車場に入れるかちょっと心配になったので調べてみたところ、チッピーの全高は1,910mm。

ベース車のダイハツ・ハイゼットカーゴは1,890mmなので20mm(2cm)高くなりますが、よくある高さ制限2.1mの屋内駐車場も難なく使えそうです。

1分で車中泊仕様車に早変わり

次にチッピーの内装ですが、シンクや給排水タンクはなく、車中泊に必要十分な装備を厳選しています。

ベース車の4人乗りのシートレイアウトはそのままなので、普段は家族や友人を乗せて普通に乗用車として使えます。

4人乗りの状態から、ベッド展開して車中泊仕様にするのは超簡単

純正のセカンドシートを前に折り畳んで、フラットにして収納。

後部に設置しているベッド用家具の脚を引き出して、ベッドの桟(さん)になる棒をはめ込んだら、分割されているベッドマットを置いていくだけ

左右のセカンドシートを折り畳むところから時間を測っても、ものの1分で完了します。

4人乗り状態に戻すのはこの逆をするだけで、こちらもほぼ1分で普段使いの乗用車になります。

左後部には折り畳み式のテーブル。

あらかじめテーブルの裏面に脚が付いているので、ワンタッチでテーブルの出し戻しができます。

キャンピングカーによくあるのが、ポール状の脚を車の床面とテーブルにくるくるねじ込むタイプですが、比べるまでもなくチッピーのテーブルのほうが簡単・便利です。

そして、右後部のベッドマット下には30Ⅼの冷蔵庫。

これも標準装備です。

分割されているベッドマットの一部だけ外せば、冷蔵庫の引き出し上のドアを開閉できるので、こちらも手間なく素早く冷たい飲み物などを取ったり戻したり。

「とにかく使う人の手間をできる限り省けるように考えて作りました」(竹内社長)という、こだわりが見て取れます。

必要十分な電装類が標準装備+オプションも。

電装類はというと75Wサブバッテリー、インバーター、LED照明、走行充電、AC2口コンセント、DCコンセント、USBコンセントが標準装備。

さらにオプション装備として、ナビ、ソーラーパネルの装着や、ツインサブバッテリーへの変更が選べます。

標準の電装類だけでも、ベンチレーターを回して、スマホを充電したり、パソコンを使ったりするくらいなら十分なのではないでしょうか。

納期は遅くても半年以内!?

もし購入するとなったら、早く使いたいと思うのが人情ですよね。

「キャンピングカーは今人気なので納期が1年半や場合によっては2年という話も聞きますが、お客様をなるべく待たせたくないのでうちはキャブコンのPuppyであっても1年以内です」(竹内社長)というように、キャンパー厚木では納期のこともちゃんと考慮。

チッピーの納期はPuppyよりさらに早くて、4カ月から遅くとも半年以内とのこと。

注文を待たずすでに6台分は製造に取りかかっているそうなので、タイミングが良ければ今年の秋の終わりには、キャンピングカーオーナーになっているかもしれません。

価格・スペック
車種名 Chippy(チッピー)
ビルダー キャンパー厚木
ベース車両 ダイハツ・ハイゼットカーゴ
※ダイハツ・アトレー、トヨタ・ピクシスでも製作可
価格 2,761,000円(税込)~
乗車人数 4名
就寝人数 2名
全長 3,390mm
全幅 1,470mm
全高 1,910mm
キャンパー厚木のHPはこちら

ライター:DRIMO編集部

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執筆者プロフィール
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