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【ウィネベーゴ】クラシカルでかっこいいアメリカンキャンピングカー

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


今回は家族で共有している我が家のキャンピングカー、ウィネベーゴ FORD E-350について紹介します。

ウィネベーゴは言わずと知れた米国のキャンピングカーメーカーで、主に大型車をベースにキャンピングカー制作をしており、今回ご紹介する我が家のキャンピングカーは、その中でも見かけることの多いFORD E-350ベースのキャンピングカーです。

今ではすこし古臭さも増してしまいましたが、古さゆえの温かみや魅力があります。

また、大きさや大排気量V8エンジンなど、かなりアメ車テイストの濃い、迫力のある一台です。

外装

誰もが想像しやすいTHE・キャンピングカーというスタイルで、ベースのFORD製大型バンE-350の迫力をそのまま生かした作りをしています。

全長:6.77m 幅2.43m 高さ3.25mと、よく見る2tトラックよりも大柄なサイズになっています。
ベース車両部分の作りは重厚感のある、いわゆるアメ車で、ドアなども厚みがかなりあります。

追加されているボディの居住部分は、FRPなどの樹脂製で少々柔らかかったり、チリが合っていなかったり良くも悪くも、それもまたアメ車といった感じです。

このあたりは実際のキャンピングカーライフには、あまり影響もなさそうなので、ご愛敬ということで気にしていません。

内装

内装は木製の作りを重視したクラシックなスタイルで、ほのかに木の香りがするのがお気に入りです。

ソファやテーブルに加え、大型冷蔵庫や電子レンジ、ガスコンロ、トイレにシャワーなど、米国ではハリウッドなどで楽屋に使うほどらしいので、通常のキャンプでは十分すぎるほどのフル装備です。

私の家ではさらにTVやナビシステム、スポットライト、FF式ストーブなどDIYで改造・追加しており、かなり過ごしやすいため普段家にいるときでも隠れ家的に利用することもあります。

ベッドはバンクベットとツインベット×2(普段はソファ)で、少々我慢すれば大人6人は就寝が可能です。我が家は5人家族なので、なんの問題もなく快適に過ごせます。

収納も必要十分で、長期遠征も問題ありません。

操縦席・助手席

キャプテンシートとは、このことを言うのだと思えるようなゆとりのあるシートで、日本人の体形ならばすっぽり収まる大きさです。とても座り心地が良く、視点も高いため、この大型車を”操縦”している感覚があり、満足感が得られるポイントだと思います。

広い車幅と全長、左ハンドルについてですが、慣れてしまえば運転自体は楽です。

バックもバックカメラの効果もあって意外と普通にできてしまいますが、やはり幅が日本ではネックになるので、道を選ばないといけない場面もあるかと思います。

また、純正品のタコメータがないので追加で取り付けました。

バンクベッド

このバンクベットが一番大きいベットで、ヘッド方向は屋根の高さが低くはなりますが、セミダブルベッドくらいの大きさがあります。上るのは少々コツがいりますが、快適なため一番人気のベッドです。

また通常時はバッグ類や寝具等々かなりの荷物を収納しておくことができます。

ソファベッド

助手席後ろは、横向き3人掛けソファですが、就寝時は簡単にベッドにすることができ、無理すれば大人二人でも寝られます。

このベッドの下にFF式ストーブなどが設置してあり、冬は足元が温かいです。普段はソファなので、ここで過ごすことが一番多いかもしれません。

運転席後ろも、本来はベッド展開できますが、我が家では大型テーブルにDIY交換・固定化し、テーブルセットとしてのみ使用しています。

ベッドにすれば、子どもなら二人は楽々に寝ることができます。

キッチン・バスルーム

キッチンには3つのガスコンロと電子レンジが装備されており、キャンプ場では必要十分です。キャンプでは外でBBQをしていることが多いため、3つのコンロすべてが埋まることはほぼありません。

冷蔵庫と冷凍庫は一人暮らしのアパートなみの容量を備えており、こちらも必要十分です。

そしてシャワーも完備されており、タンク容量も大きいため気兼ねなくシャワーが可能です。

また、外部にも温水シャワーが完備されていて、海水浴や外での洗い物などの際に威力を発揮します。

走行性能

搭載されている7.5L V8エンジンはさすがにパワフルで、心地の良い迫力V8サウンドを響かせ、長距離をひたすらにゆったり進んで行きます。これこそアメ車という感じで、とても気持ちが良いです。

FRでロングホイールベースということもあり、乗り心地とドライバビリティは良く、直進性も高く、高速道路も平気です。

ただし、巡航時での轍には結構ハンドルを取られるので注意が必要です。

やはりアメリカのような広大な大地をV8エンジンでゆったりと走る姿が一番お似合いなのは明らかですが、安全運転・安全速度であれば日本国内でも快適に走れます。またタイヤもよく切れるので、意外と小回りが利きます。

燃費は現代の常識からは信じられないほど悪く(3-4km/L)感じるかもしれませんが、毎日乗るわけではないということで割り切っています。

ガソリンはレギュラーで100L以上入ります。燃費は悪くてもずっと乗っていたいアメ車らしさが感じられて、運転の満足度はとても高いです。

故障・維持費

元々が頑丈さが要求されるバンなので、フレームや機械的な故障は思いのほか少ないです。一度マフラーが取れましたが‥。

ラダーフレームやシンプルなOHVエンジン、多段化されていないトランスミッションなど、とにかくシンプルな機構が頑丈さ保っているのかもしれません。

これまでの約5万キロ走行で経験した不具合としては、若干オーバーヒート気味になったことやAT変速の違和感程度で、大体はオイル類の交換や補充で治ってしまいました。

修理やメンテナンスも家族でなるべくDIYで対処していますが、情報があまりないのでE-350のメンテナンスブックを参考に頑張っています。

オイル類の定期交換と洗車時の各部点検などをしっかり実施することで、コンディションを維持しています。

維持費は排気量からくる高めの税金やダブルタイヤなどいろいろありますが、何はともあれ一番の問題は巨体なため駐車場をどうするかです。

私の家は郊外で自宅の敷地に駐車が可能なのでラッキーですが、都心部だと置き場が一番の問題になりそうです。

DIY関連

内装に関しては木製が多いため、ドリルでの穴開けとボルト・ナット固定である程度の装備追加や飾りつけなどが簡単にできます。

例えば走行中にキッチンから調味料が落ちないようにハンガーラックを付けたり,LED照明追加、タコメーター追加、FF式ストーブへの換装等々、他にもいろいろやってます。

まとめ

キャンピングカーとアメ車に興味のある方には、ぜひお勧めしたい一台です。

このベーシックでクラシカルなTHE・キャンピングカーという感じが飽きないところで、たとえ動かなくなっても庭に飾っていたいと思う魅力があります。

こんな大排気量エンジンは必要?コンロ3つもいる?でかすぎじゃないか?狭いところ行けないじゃん…などいろいろ考えるところはありますが、これこそがアメ車の”ゆとり”と”良い意味での無駄”であり、ゆったりとしたスローな時間を感じながら贅沢な旅ができる。

そんなところが、一番気に入っている理由です。

ライター: けいごりら

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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