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キャンピングカーの任意保険を選ぶ際のポイント

キャンピングカー情報をはじめとして、キャンプや車中泊、バンライフなど、アウトドア&車旅の情報を配信しているWEBマガジン・DRIMOから、実際に車中泊やキャンピングカーを楽しんでいるライターによる記事をMOBYがご紹介します。※以降の記事内容および記事タイトルはDRIMOからの引用・参照です


「キャンピングカーを購入したら、今加入している保険会社をそのまま継続しよう。」と安易に考えている方は注意が必要です!

実際、筆者自身もキャンピングカーを購入するまでは任意保険については深く考えておらず、乗り換える前の車に加入していた保険会社を引き継ぐつもりでいました。

しかし、いざ保険会社に連絡すると「キャンピングカーは対応外となります。」の言葉…。

仕方なくセカンドカーの軽自動車で加入しているもう一社に確認すると「キャンピングカーでの加入は可能ですが、家電や家具などの内装設備は補償できません。」と、まさかの返答…。

そこから慌てて情報をかき集め、複数の保険会社に補償内容の確認や見積もりをとった経験がありました。

そこで今回は、わが家のように納車ギリギリになって保険会社の加入に焦らなくてもいいように、キャンピングカーを購入する上で事前に知っていれば安心な任意保険を選ぶポイントをご紹介していきます。

自賠責保険と任意保険の違い

自動車を運転する際には法律で加入が義務づけられている「自賠責保険」と、任意で加入する「任意保険」があり、基本的に自賠責保険に加入しなければ公道を走ることはできません。

一方、任意保険は自賠責保険では不十分な補償を補うための保険ですので、ご自身に合った補償内容を慎重に選びながら加入することが重要です。

キャンピングカーは、加入できる任意保険が限られる?

8ナンバーと呼ばれる「特殊用途自動車扱い」のキャンピングカーは、特殊な車体構造や高額なモデルも多いことから、任意保険を扱う保険会社が限られるのが現状です。

また保険に加入できても条件付きとなってしまい、補償内容が不十分なケースや保険加入前に車内の状況を確認する会社もあります。

実際わが家も問い合わせを行った約半数の保険会社が、キャンピングカー加入は対象外か補償内容に制限や条件付きのところが多い印象でした。

キャンピングカーを車両保険に加入する際のポイントと注意点

キャンピングカーは特殊なボディに加えて家具や家電、精密機器などを搭載していることが多く、万が一事故を起こした場合に修理費用が高額になることも考えられます。

そこで任意保険を加入する際につけておくと安心なのが、自動車の利用に伴って発生した損害を補償する「車両保険」です。

ここではキャンピングカーに車両保険を付ける際のポイントと注意点をご紹介していきたいと思います。

ちなみに保険はご自身に合った内容のものを選ぶのがベストなので、あくまでも参考程度にチェックしてみて下さいね。

車両保険の金額や金額上限に注意を

8ナンバーであるキャンピングカーの主なベース車両はトラックやバンが一般的で、車両保険も安価なケースが多く見受けられます。

特にスピードが出にくいキャンピングカーは、同じ価格の普通乗用車やスポーツカーなどと比較すると事故が起こりにくいといわれることなどにより、保険料が安くなるケースもあります。

しかし車種によっては車両保険が想像していた予算より高額になってしまう場合や、会社によって車両保険の金額に上限をつけるなどの制限を設けることもあるので注意が必要です。

車両保険適応の範囲

車両保険には補償範囲が広いタイプと、補償を一部に限定したタイプがあり、保険会社によっても種類はさまざま。

特にキャンピングカーの場合は家具やキッチン、家電製品などの内装が破損した場合、どのような事故や災害なら内装まで補償されるのかを確認することが大切です。

特に自然災害国でもある日本では、台風や大雨、地震などの災害で車両や内装がダメージを受けた場合に補償が出るのかも確認しておくと安心です。

一部補償の車両保険の場合は、当て逃げや電柱への単独事故などは補償されないケースもあるので、契約前にしっかり確認しておきましょう。

また内装や設備が損傷した場合、保険会社によっては家電製品や家具など後付けした製品は対象外となるケースもあれば、車両に固定してある装備であれば太陽光パネルやDIYした家具なども含め全て補償できるといった保険会社もあり、対応や補償範囲もさまざまなので事前に詳しく確認しておくと安心です。

ロードサービスの内容

キャンピングカーで車旅を楽しんでいる途中に、予期せぬトラブルで車が自走できなくなった場合に安心なのが「ロードサービス特約」です。

しかしJAFや自動車保険、クレジットカードなどに付帯されたロードサービスは対象車種が限られていることが多く、特に車両重量が3000kgを超えた大型のキャンピングカーや、自走ができないトレーラーはサービスを受けられない可能性が高く注意が必要です。

また、普通自動車であれば最寄りのディーラーや自動車修理工場に搬送してもらえますが、特殊車両のキャンピングカーは対応してもらえる修理工場も限られ、予想以上にレッカー牽引の距離が長くなってしまう可能性もあります。

そのため保険会社を選ぶ際には、キャンピングカーの用途とともに以下のようなロードサービスの内容や他社との違いもしっかり把握し、キャンピングカーでも対応できるのかも確認した上で加入しておくと安心ですよ。

  • 無料でサービスを受けれる回数と費用上限
  • レッカー牽引や車両運搬の移動距離と費用
  • ガス欠によるガソリンの補給量
  • パンクや脱輪の修理、交換
  • バッテリーあがりの対応
  • キーとじ込み
  • オイル漏れ対応
  • 宿泊や帰宅に対する費用提供
  • サービス拠点スポット数など

ノンフリート等級別料率制度が使えるか

普通自動車からキャンピングカーに乗り換える場合に気になるのが前の車のノンフリート等級を引き継げるかどうかではないでしょうか?

基本的に車両入替は「同一の用途車種であること」が条件です。そのため、自家用8車種の普通自動車や軽自動車と特種用途自動車のキャンピングカーであれば車両入替が可能になります。

しかし保険会社によっては車両入れ替えができないケースや、できても制限や条件があるところもあるので、詳細をキャンピングカーを購入する前に確認しておくことがオススメです。

【自家用8車種】

  • 自家用(普通・小型・軽四輪)乗用車
  • 自家用(小型・軽四輪)貨物車
  • 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン以下)
  • 自家用普通貨物車(最大積載量0.5トン超2トン以下)
  • 特種用途自動車(キャンピング車)

まずは気になった保険会社に問い合わせしてみるのもオススメ!

筆者がキャンピングカーを購入する前にパンフレットや見積もりを依頼した保険会社や代理店は5社でした。

しかし、パンフレットだけではキャンピングカーの細かな補償内容や範囲まではいまいち分からないところが多く、結局1社ずつ問い合わせを行うことに…。

その問い合わせをして感じたのは、キャンピングカーの対応に慣れた保険会社や代理店ほど、質問に対する解答がスムーズで細かな部分まで説明してくれるところが多く、安心して加入できる印象でした。

万が一事故やトラブルが起きた際に安心して対応を任せられるかどうかは保険会社を選ぶうえで大切なポイントなので、気になった保険会社や代理店があれば電話で直接問い合わせてみることがオススメです。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

事故やトラブルがないように普段から安全運転を心がけ、車のメンテナンスも定期的に行うことも大切です。

しかし予防していても不慮の事故や災害、盗難や車の一部を破損させられてしまう可能性も0ではありません。

長く愛用できるキャンピングカーだからこそ、皆さんもご自身に合った保険内容や保険会社を選んで、安心したキャンピングカーライフを満喫してくださいね!

ライター:racche

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執筆者プロフィール
車旅情報Webマガジン「DRIMO」
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