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「軽キャン」は上級者向け?はじめてのキャンピングカーは、どれがベスト?
おすすめはタウンエース、NV200バネットベースのバンコン
では、居住空間が広いキャブコンがいいかというと、こちらは駐車場所や普段使いの問題があります。また、高速移動の機動力、自動車保険なども考えなければなりません。価格も700万円以上と高額です。メインテナンスもそれなりにやらなければなりません。
日本の道路事情やインフラを考えると、やはり日本生まれのカテゴリー「バンコン」がいいのではないでしょうか。
ハイエースやNV350キャラバン、タウンエース、NV200バネットなどをベースにしたキャンピングカーで、車内にベッドになるシートやギャレー、調理器具、収納キャビネットなどがインストールされています。
ハイエースやNV350キャラバンは大きめですが、タウンエース、NV200バネットであれば、女性でもラクラク運転することができます。都市部で駐車する時も大抵のパーキングに入れますし、狭い道でも運転がラクなのがメリットです。
空間の広さがそれなりにありますし、ルーフテントを装備すれば車内を立ったまま移動することが可能。子供が小さい家庭であれば、4名での使用にも十分対応できます。加えてサイドオーニングを付ければ、日差しの強い日や雨の日でも車外で快適に過ごすことができるでしょう。
なによりも車両価格帯が500万円以下であることは、ビギナーに嬉しいポイント。また車中泊装備がインストールされているとはいえ、ベースがワンボックス車なので汎用性が高いのも安心ポイントです。お買い物や日帰りドライブなどにも気軽に乗っていくことができます。
ちなみにコンパクトサイズのバンコンでオススメなのは、タコス「HANA」、AtoZ「アレン」、フロットモビル「シュピーレン」、トヨタモビリティ神奈川「キャンパーアルトピアーノ」など。
購入する時は、サブバッテリーやソーラー充電システム、エンジン停止中に使えるFFヒーターや冷房、サイドオーニングといったオプションを付けておくと、旅先での快適性がグッとアップすることでしょう。
家族構成や旅のスタイルに合わせてキャンピングカーを選ぼう
バンコンの中には500万以上の高級モデルもあり、車種によってはトレイルームや2段ベッドなどを備えているものもあります。ライフスタイルや家族構成によって選びましょう。
もちろん、家族構成や旅のスタイルによっては、バンコンがベストではないこともあると思います。
例えば、自由な一人旅が多い人には軽キャン、頻繁に車中泊旅に出かける人はキャブコン、さらにコストを抑えて旅先での機動性・快適性を考えるならキャンピングトレーラーというように、自分のライフスタイルに合わせて選ぶのがよいでしょう。
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- 執筆者プロフィール
- 山崎 友貴
- 1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...