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車の「ちょうちょ」「四つ葉のクローバー」マークは何?近づきすぎると違反になることも
夏のドライブシーズンは、普段あまり車を運転しない人がハンドルを握る機会も増える時期ですが、そんななか、路上ではマークを貼付した車が走っている様子を目にする機会もあります。
しかし、ドライバーのなかにはそれらの意味を十分に理解していない人も少なくないかもしれません。
そこで今回は、それぞれのマークが持つ本来の意味やルールを詳しく見ていきましょう。
蝶やクローバーの標識とは? 車に貼られた珍しいマークの役割

路上では、初心者マーク以外にも、ちょうちょや四つ葉のクローバーをかたどったマークを表示した車を見かけることがあります。
よく知られた初心者マーク以外の珍しい標識を目にする機会も多くなりますが、それらのマークが具体的に何を意味し、どのようなドライバーが運転しているのかを知らないまま通り過ぎてしまうケースも珍しくありません。
これらのマークには、対象となるドライバーの状況を周囲に知らせ、配慮を促す役割があります。意味とルールを理解しておくことが、安全運転につながります。
それぞれのマークの意味や表示する理由を知っておくことが、安全運転につながります。
緑地に黄色いちょうちょが描かれたマークは、「聴覚障害者標識」です。政令で定める程度の聴覚障害があることを理由に、準中型免許または普通免許に条件を付されている人が対象となります。対象者が準中型自動車や普通自動車を運転する際は、車体の前後にこのマークを表示する義務があります。
また、青地に白い四つ葉のクローバーが描かれた「身体障害者標識(クローバーマーク)」もあります。
こちらは、肢体不自由であることを理由に免許に条件が付されている人が対象のマークとなっていますが、このマークは表示するよう努める「努力義務」とされているのが特徴です。
なお、これらは法律で定められた運転者標識ですが、ほかにも車に貼られることのある、あまり一般に知られていない珍しい障がい者関係のマークも存在します。
まずよく目にするものとして、青地に白の車椅子が描かれた「国際シンボルマーク」があります。
青地に白い車椅子が描かれた「障害者のための国際シンボルマーク」は、障害のある人が利用できる建物や施設であることを示す世界共通のマークです。すべての障害者を対象としており、車椅子を利用する人だけに限定されたものではありません。
個人の車に表示されている場合は、障害のある人が乗車していることを周囲へ知らせる意味合いがあります。ただし、道路交通法上の運転者標識ではなく、駐車禁止などの規制を免除する法的効力もありません。
これらの標識やマークは、周囲のドライバーに対して乗車している人の特性や状況を知らせ、安全な交通環境を確保するための重要なサインとして機能しているというわけです。
幅寄せや割り込みは厳禁……違反すると罰則の対象に!?

聴覚障害者標識または身体障害者標識を表示している対象車両に対し、危険防止のためやむを得ない場合を除いて、幅寄せや必要な車間距離を保てなくなるような進路変更をすると、「初心運転者等保護義務違反」に問われます。
初心運転者等保護義務違反と見なされると、普通車の場合は違反点数1点にくわえて反則金6,000円(大型車・中型車・準中型車は7,000円)が科されます。
一方、障害者のための国際シンボルマークは、道路交通法上の保護義務の対象となる運転者標識ではありません。ただし、障害のある人が乗車している可能性があるため、周囲のドライバーには思いやりのある運転が求められます。
マークを表示した車を見かけた場合は、十分な車間距離を保ち、無理な割り込みや幅寄せをしないことが大切です。とくに聴覚障害者標識を表示した車のドライバーは、周囲の警音器や緊急車両のサイレンを聞き取れない可能性があります。クラクションだけに頼らず、相手の動きを確認しながら余裕を持って走行しましょう。
そのような際に、後方から車間距離を詰めてプレッシャーを与える行為は大変危険です。
強引な車線変更で進行を妨げたりクラクションを不用意に鳴らしたりする行為も、相手ドライバーに不安や焦りを与え、重大な接触事故を誘発しかねません。
そのため、マークを表示した車両を見かけた際は必ず適度な車間距離を保ち、いつでも安全に減速できる心構えを持って、相手の動きに十分注意を払うことが大切です。
まとめ
車に表示されたマークの意味を正しく理解し、他者への気配りと譲り合いの精神を持って運転することが、自分と周囲の安全を守り快適なドライブを楽しむ近道です。
お出かけの機会が増える時期だからこそ、一人ひとりが心にゆとりを持ち、思いやりのある運転を徹底して楽しい時間を過ごしましょう。
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