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【本栖湖】富士五湖ドライブ見どころ・撮影スポット案内|本州で最も透明度が高い湖
本栖湖とは?7つのトリビア
![本栖湖の標識](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231147/motosuko-lake_7-1000x667.jpg)
- ざっくり言うと富士山の北西にある。
- 湖岸は山梨県南都留郡富士河口湖町(旧:上九一色村)と南巨摩郡身延町に属する。湖面に境界線はない。
- 上九一色村はオウム真理教のサティアンがあった場所。
- 富士五湖の一つ。他は精進湖、西湖、河口湖、山中湖。
- 本州で最も透明度が高いとされる。条件が整うと20mの透明度を超えるらしい。
- 湖面の標高は900m。
- 1,000円札の裏の逆さ富士は本栖湖。
![世界遺産富士山と本栖湖の解説看板](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231158/motosuko-lake_6-1000x667.jpg)
本栖湖に関わるマニアックなお話
![本栖湖を背景にレンジローバー新型イヴォーク](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231212/motosuko-lake_5-1000x667.jpg)
平安時代の延暦2年(800年)噴火による溶岩流でできた湖。国内の湖のほとんどは河川が繋がっているが、本栖湖にはそれがない。流入、流出する水がない、つまり水が入れ替わらないのに透明度が高いのは、湖底がスコリア層(火山の噴出物の一種で軽石のように発泡した多孔質の層)となっており、地下水がそれによって濾過されて水が入れ替わっているから。
![富士山と本栖湖](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231512/motosuko-lake_9-1000x667.jpg)
平安時代初期までは剗の海(せのうみ。せの海、剗海とも書かれる)と呼ばれる巨大な湖だったが、平安時代の延暦2年(西暦800年)に起きた富士山噴火による溶岩流で大部分が埋まり、その後の貞観6年(西暦864年)に起きた噴火で本栖湖、精進湖、西湖に分断されてしまったようだ。この一連の富士山の噴火で埋まってしまった剗の海の西側に堆積した火山噴出物の上にできたのが、青木ヶ原樹海となっている。
![本栖湖畔道路とレンジローバー新型イヴォーク](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231249/motosuko-lake_range-rover-evoque-r_dynamic-hse-p300_rear-1000x667.jpg)
見どころ・撮影スポット
![本栖湖畔の道路とレンジローバー新型イヴォークと富士山](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231300/motosuko-lake_road-side_range-rover-evoque-r_dynamic-hse-p300_1-1000x667.jpg)
湖をぐるりと回る道路は景観がよく富士山撮影スポットが無数にあり、車も停められるため、ゆっくりと美しい湖面と雄大な富士山を愉しみたい。ことに本栖湖の富士山側は酪農地帯となっており、牧草地帯の後ろに富士山があるというのどかな風景となる。秋は紅葉、冬はヒメマス釣りのメッカとなる。
![本栖湖畔の駐車場とレンジローバー新型イヴォーク](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231458/motosuko-lake_51-1000x667.jpg)
1,000円札の裏の「逆さ富士」
本栖湖に来たなら1,000円札の裏側と同じ景色を肉眼で見ていただきたい。ちなみに、1,000円札の裏の逆さ富士は、中の倉峠から富士山撮影家の岡田紅陽が撮影したもの。
![本栖湖と富士山](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231343/motosuko-lake_10-1000x667.jpg)
![「ここは見延町です」案内と逆さ富士の看板](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231317/motosuko-lake_19-1000x667.jpg)
ダイヤモンド富士
![ダイヤモンド富士](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05233002/diamond-mt-fuji-1000x665.jpeg)
元旦には富士山頂から初日の出が上り、文字通りダイヤモンドのような輝きを見せる。
もぐらん
![](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05225417/moguran_motosuko-1000x333.jpg)
高い透明度を誇る本栖湖。この美しさは遊覧船で愉しみたい。瑠璃色の湖面に浮かぶイエロー・サブマリン「もぐらん」は潜水艦の形をしていながらも水に潜らん。このダジャレを本気で船名にしたと公式HPに記載あり。冬季休業あり、運行は毎年4月~12月。乗船料金は、おとな1,000円、こども500円。所要時間は約25分。
アクセス
中央道河口湖インターから国道139号を走っておよそ30分。
周辺情報・グルメ
![](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231416/motosuko-lake_3-1000x667.jpg)
あいにく本栖湖畔にグルメと呼べるお店はない。河口湖まで車を30分ほど走らせれば、郷土料理「ほうとう」、吉田うどん、富士の名水のかき氷といったグルメが愉しめるので、足を伸ばして。
取材の足は「レンジローバー・イヴォーク」
![](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231545/motosuko-lake_mt-fuji_range-rover-evoque-r_dynamic-hse-p300_front1-1000x667.jpg)
ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社さんから、2019年にフルモデルチェンジした新型イヴォークをお借りしました。詳しくは下記の記事をご覧ください。
取材・撮影・文:MOBY編集部 宇野 智
![](https://car-moby-cdn.com/article/wp-content/uploads/2020/02/05231604/motosuko-lake_16-1000x667.jpg)
富士山・富士五湖ドライブ・撮影スポット記事
- 執筆者プロフィール
- 宇野 智
- モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...