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今では当たり前「背が高く四角い車」など歴史を変えた大革命車…スズキの四角い車たち【推し車】

一時期のボルボ車が「フライングブロック」と呼ばれたくらいで、自動車メーカーが「四角い車」を作る例は意外と少なく、スペース効率最大化が最優先になりそうな軽自動車やコンパクトカーの大手、スズキも例外ではなく、丸っこかったり、ひし形っぽい車が多いです。

しかし時には思い切った四角い車で業界をムムムとうならせる事もあり、軽のハイエースといえる現行エブリイはその代表作。

今回は、エブリイのような商用1BOX車以外で「スズキの四角い車」を紹介します。

スズライトFEバン(1962年)

ミラジーノよりよほど似ている和製クラシックミニ・バン

スズキ スズライトバン(2代目マイナーチェンジ後の FE型)

昔の軽自動車用小判プレートに「スズライトバン360」の文字がなければ、「ミニのトラベラー(ワゴン)やバンに似てるけど、違和感あるのでミラジーノのカスタムカー?」と思ってしまう人がいるかもしれません。

1959年発売のクラシックミニからわずか3年、ダイハツのミラジーノより37年も早かったミニのソックリさんが、2代目スズライトのマイナーチェンジ版、スズライトFE。

同年に乗用のスズライト・フロンテFEA(初代フロンテ)が登場したので、思い切ってスペース重視の四角いキャビンにできたのが特徴で、フロンテとはウインカーの位置など外観も異なり、結果的にミニとソックリになりました。

ワゴンR(初代・1993年)

背が高く四角い軽自動車を当たり前にして歴史を変えた、大革命車

スズキ ワゴンR(初代)

FF乗用車ベースで極限まで切り詰めたエンジンルーム、可能な限り広く、大きく、背の高いキャビンの軽トールワゴンを1970年代に実現していた、ホンダ ライフステップバン(1972年)のコンセプトを、1990年代RVブームに復活させた革命的傑作。

完全新規デザインの四角いボディに見晴らしのよい高い着座位置、余裕のできたシート下に外してバケツにできるラゲッジボックスを設けるなど、先行した三菱 ミニカトッポ(初代・1990年)に比べ、まさに「新時代の車」でした。

こういう車を待っていたユーザーがワゴンRに殺到、ライバル各社も対抗車を次々に発売し、「四角くて背の高い軽自動車」は日本の国民車になっていったのです。

最新「ワゴンR」中古車情報
本日の在庫数 7459台
平均価格 72万円
支払総額 7~179万円

ジムニー(現行モデル・4代目・2018年)

軍用車両上がりかと思わせる軽自動車版ゲレンデヴァーゲン

スズキ ジムニー(4代目・現行モデル)

角が取れたデザインで「らしくない」と言われつつ20年も作った先代から一転、初代のゴツさ、2代目の角張った印象に、軍用車両上がりのメルセデス・ベンツ Gクラスと似たテイストを加えた現行ジムニー。

ソフトトップ(幌)仕様があれば自衛隊で採用しそうなほどワイルド、それでいて高級感も感じさせ、フロントマスクだけは歴史と伝統を感じさせるジムニー顔ですから、実にうまくデザインされています。

それまでちょっと流行ったクーペルックSUVから、ワイルドなオフローダールックSUVへと流行が変わる時期に発売されたのも幸いし、生産規模に対して過剰なバックオーダーを抱え、納車待ちが長い人気作となりました。

最新「ジムニー」中古車情報
本日の在庫数 5354台
平均価格 144万円
支払総額 20~415万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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