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【リコール】日産 セレナ スマートシンプルHV車など約52万台に不具合、エンジン停止のおそれ
日産 セレナ、524,491台にリコール
2023年1月27日、日産はセレナの電気装置(ECOモータ)において、国土交通省にリコールを届け出たことを発表しました。市場からの情報によるものとし、現在の不具合件数は合計3,963件で、火災5件、部分焼損6件が発生したと伝えています。
リコール対策の対象となるのは、2010年9月20日~2017年6月2日に生産された日産 セレナ、エクストレイルおよびスズキ ランディ。製作期間は購入した時期と一致しないので、必ず確認するようにしてください。
自身の所有する車が対象車両かどうかは、リコール・改善対策・サービスキャンペーン対象車の検索で確認できます。
自分の車がリコール対象だった場合、最寄りの取り扱い販売店へ来店日時を予約し、点検・修理を受ける必要があるとのこと。修理代などは無料で、費用などは発生しません。
日産 セレナ/エクストレイル、スズキ ランディにおける不具合の状況
今回のリコールは2つの仕様車に出されています。
アイドリングストップ付車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがある。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがあるとのこと。
万が一、周辺部品に整備時等でこぼれたエンジンオイル等の可燃物がある場合、ECOモータ故障に伴う熱風と火花が開口部から吐出し周辺部品が焼損することがあり、最悪の場合、火災にいたるおそれがあるそうです。
これをうけて日産は、全車両、ECOモータを対策品に交換。なお、対策品の準備ができるまでの間、遮熱カバーを取り付け、部品準備ができしだい改めて案内し対策品に交換するとしています。
また、アイドリングストップ付スマートシンプルハイブリッド仕様車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがあり、そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがあるということです。
これをうけて日産は、全車両、ECOモータを対策品に交換。なお、部品準備ができしだい改めて順次案内し対策品に交換するとしています。
不具合発生箇所と改善方法
ECOモータ式アイドリングストップ付車
【不具合発生箇所】
電気装置(ECOモータ)
【改善措置の内容】
アイドリングストップ付車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがある。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがある。万が一、周辺部品に整備時等でこぼれたエンジンオイル等の可燃物がある場合、ECOモータ故障に伴う熱風と火花が開口部から吐出し周辺部品が焼損することがあり、最悪の場合、火災にいたるおそれがある。
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
スマートシンプルハイブリッド仕様車
【不具合発生箇所】
電気装置(ECOモータ)
【改善措置の内容】
アイドリングストップ付スマートシンプルハイブリッド仕様車のECOモータにおいて、内部ベアリングのシール仕様が不適切なため、シール性能が不足し異物が侵入するとベアリングが破損し異音が発生することがある。そのまま継続して使用した場合、ECOモータが故障しエンジンが停止するおそれがある。
問題がある箇所と対応方法は以下の図で公表されています。
対象となる車両情報
冒頭でも説明した通り、リコール対象となるのは以下の期間に生産された車両です。仮に所有する車がこの期間中に生産されていた場合、下の型式や車台番号なども参照してください。
【開始】
2010年(平成22年)9月20日
【終了】
2017年(平成29年)6月2日
リコール対象車が含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれているとのこと。詳細はお買い求めの販売会社までお問い合わせ下さい。
型式や車台番号、生産台数などは以下のとおりです。
■ニッサン セレナ(ECOモータ式アイドリングストップ付車)
【型式】
DBA-FC26
DBA-FNC26
DBA-NC26
DBA-C26
【対象車が含まれる車台番号】
FC26-000001~FC26-086596
FNC26-000001~FNC26-040748
NC26-000003~NC26-028668
C26-000007~C26-047068
【対象車の台数】
140,354台
■ニッサン エクストレイル(ECOモータ式アイドリングストップ付車)
【型式】
DBA-NT32
DBA-T32
【対象車が含まれる車台番号】
NT32-000001~NT32-581083
T32-000005~T32-540162
【対象車の台数】
135,070台
■スズキ ランディ(ECOモータ式アイドリングストップ付車)
【型式】
DBA-SNC26
DBA-SC26
【対象車が含まれる車台番号】
NC26-900101~NC26-904543
C26-900101~C26-902574
【対象車の台数】
2,038台
■ニッサン セレナ(スマートシンプルハイブリッド仕様車)
【型式】
DAA-HC26
DAA-HFC26
【対象車が含まれる車台番号】
HC26-000001 ~ HC26-134661
HFC26-000005 ~ HFC26-311902
【対象車の台数】
246,833台
■スズキ ランディ(スマートシンプルハイブリッド仕様車)
【型式】
DAA-SHC26
【対象車が含まれる車台番号】
HC26-904001 ~ HC26-907986
【対象車の台数】
3,196台
対象車種かどうかの確認方法
すでに型式や車台番号を把握している場合、日産のリコール対応ウェブページより、対象かどうかを確認することができます。
わからない場合、以下の方法で確認してください。
型式と年式を確認する方法
車の型式と年式を確認するには、車検証を用意する必要があります。
型式の確認は車検証の「型式」という項目がそのまま記載されているので分かりやすいです。
一方で年式は、「初度登録(検査)年月」という項目がそれに該当します。
【あわせて読みたい】車の年式とは?調べ方から税金や車検証との関係についても
車台番号を確認する方法
車台番号(車体番号)とは、自動車や原動機付自転車の車台部分に打刻されている、車両にとって固有の識別番号になります。
今回対象となる車両の車台番号を確認する手順は2通りあります。それぞれを説明します。
車検証で確認する
車検証が手元にある場合は、そこから車台番号が確認できます。画像の位置に記載されています。
車体の刻印で確認する
車台番号は、車検証のほかにも車体本体に刻印されています。
車台番号に関してはこちらの記事で詳しく解説しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...