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光岡自動車 オロチ|新車の値段は?ベース車両と中古車価格も紹介!
目次
光岡自動車・オロチとは
個性的なフォルムで注目を集める、光岡自動車のオロチとはいったいどのような車だったのでしょうか。
価格やスペック、生産台数など、そこには、オリジナルカーにふさわしい不断の努力が垣間見えます。
基本情報
販売期間 | 2007年 – 2014年 |
乗車定員 | 2名 |
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
光岡自動車とは
1979年、光岡 進氏によって創業した同社は、正規輸入車ディーラーや中古車販売事業の他、開発車事業と言って、既存の車の外装を独自にカスタマイズしてオリジナルデザインの車を世に送り出しています。
光岡自動車・オロチは、まさにその開発車事業から生まれた、限定台数生産のオリジナルカーです。
光岡自動車・オロチの特徴
第35回東京モーターショーに初めてその姿を現した時は、既存の車をカスタマイズしたため、光岡自動車・オロチにはベース車両が存在しました。
しかし、市販化の流れを受け、エンジンの供給は受け続けましたが、自社製のフレームを使用して制作されたため、ベース車両が存在しないという、光岡自動車にとって非常に珍しい個体であると言えます。
光岡自動車・オロチのデザインコンセプト
光岡自動車 オロチはその名の通り、ヤマタノオロチ(八岐大蛇)がコンセプトとなっています。
地を這うようなフォルム、獲物をにらむようにデザインされたヘッドライトなど、まさに大蛇を連想させます。
そして何よりも、ボディスペックである全長4560mm、全幅2035mm、全高1180mmという低くワイド設計されたこの独特のデザインは、美しいと思える人を引き込む力を持っています。
光岡自動車・オロチのスペックの進化|ベース車両に注目!
光岡自動車・オロチはモーターショーでその姿を現してから市販化に至るまでに、エンジンを始めとする主要パーツが変更され、スペックが進化しています。
その変化を追っていきましょう。
光岡自動車・オロチ 第一次コンセプトモデル
光岡自動車が2001年の第35回東京モーターショー出典のために製造をしたのが始まりです。
この時はベース車両であるホンダのNSXの外装を取り外したうえで、光岡自動車オリジナルのパイプフレームとボディを装着し、初出展しました。
光岡自動車・オロチ 第一次コンセプトモデル 出展時スペック
ベース車両 | ホンダNSX |
エンジン | 搭載なし |
駆動方式 | 公表なし |
全長 | 4,580mm |
全幅 | 2,050mm |
前項 | 1,140mm |
光岡自動車・オロチ プロトタイプ
全然ヤバげじゃないけどオロチの2001プロトタイプは好きだった…。 pic.twitter.com/Ec3IPdguSL— 43 Model Cars (@ra099nsx) 2017年1月13日
2003年の第37回東京モーターショーには、光岡自動車 オロチは市販化を視野に入れたデザインで登場しました。
第一次コンセプトモデルとの最大の変更点は、ベース車両をなくし、オリジナルの車体としたことが挙げられます。
そしてフロントバンパーに当たる部分を大きく上向きにし、日本の保安基準に適合させました。
この時にはエンジンはすでに市販車と同じエンジンを搭載し、駆動方式もMRとなっていました。
光岡自動車・オロチ プロトタイプ 出展時スペック
光岡自動車・オロチ 市販化へ
光岡自動車は2005年10月、オロチの市販の発表と予約受付を開始しました。
この時の光岡自動車 オロチは、スペックとしてはスポーツカーとしては控えめなエンジンや、トランスミッションがATのみといった、激しいスポーツ走行を想定したものではなく、優越感や日常の使いやすさを考慮して仕上げた形になっています。
また、車両にベースはありませんが、エンジンがレクサスのRX330用の3.3Lエンジンの他、ステアリングホイールがスズキ製であったり、ブレーキがホンダのレジェンド用を使用しているなど、様々な部品が流用されています。
光岡自動車・オロチ 車体スペック
全長 | 4560mm |
全幅 | 2035mm |
全高 | 1180mm |
車両重量 | 1580kg |
光岡自動車・オロチ エンジンスペック
エンジン 3MZ-FE型(レクサス製)
排気量 3311cc
エンジン形式 V型6気筒DOHC EFI
光岡自動車・オロチ 足回り
サスペンション 独立懸架式ダブルウィッシュボーン (前後)
ブレーキ ベンチレーテッドディスク (前後)
タイヤ 前:245/45ZR18 後:285/40ZR18
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...