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「マツダコネクト編」マツダCX-30価値体験型取材会#8
マツダがメディア向けに開催した「マツダ CX-30 価値体験取材会」のレポート。一泊二日のこの取材会では「マツダコネクト」を積極的に使ってみるようにとのことでした。マツダコネクトの機能と実際に使った感想をお届けします。
目次
クルマがオペレーターと繋がる。緊急時にも対応。
「マツダコネクト」対応車両には通信モジュールを搭載。かんたんに言えばインターネット回線と繋がる携帯電話がクルマに搭載されています。
事故、急病など救援が必要になったら、自分のスマートフォンや携帯電話などからわざわざ電話をかけることなく「SOS」ボタンを押すだけでオペレーターとすぐに繋がり、同時に車両の損傷状態などのデータが自動送信されます。
「マツダコネクト」アプリのトップ画面
ここからは、スマートフォン「マツダコネクト」アプリについての機能をお伝えします。
こちらは車両の設定などの初期設定を済ませたあとの画面。左上「通知はありません」のところはメンテナンス時期がきたときやその他アラートの通知が表示されます。
目的地検索、カーナビ送信
Googleマップが埋め込まれており検索はかんたん。車から離れた場所で目的地を設定してクルマのカーナビへ送信。マツダコネクトのアプリが入ったスマートフォンがインターネットに繋がっていさせすれば、自宅でも職場でもどこからでもカーナビへ送信OK。エンジンがかかっていない状態でも設定可能。
筆者は、クルマを駐車場に駐めて、カフェでお茶をしながら次の目的地を検索、CX-30に送信。なかなか便利でした。
ロックし忘れ確認&施錠、燃料残量など「リモートモニター」
「週末どこへ行こうかな?」とクルマから遠く離れたところで目的地を検索、そのまま燃料残量も調べられます。たいしたことはない燃料補給ですが、タイミングによっては鬱陶しいもの。
「ドアロックしたっけ?」「あれ?ハザード点けっぱなしでは?」と不安になったとき、スマートフォンから施錠やハザードランプのOFFの確認と操作が可能。クルマから遠く離れていても、スマートフォンがネットに繋がっていればOK。
筆者もお世話になりました(笑)
スマホからクルマの点検
目視同等の点検はもちろんできませんが、エンジンオイルのようなちょっと気になる箇所の点検もスマートフォンから可能。
画像には表示されていませんが、次回メンテナンス予定日も表示されます。
異常検知
クルマに何らかの異常を検知すると、スマートフォンの「マツダコネクト」アプリから通知してくれます。電子制御が多いイマドキのクルマは目に見えない異常が多くなりがち。まぁ、そもそも故障率、異常発生率は至極少ないのですが、これは安心。自動車に詳しくて必然な筆者でも、体感できない電子制御系の異常はさすがにわかりません。
うっかり通知
文字通りの「うっかり通知」。ドアロックをし忘れてお買い物しても、スマートフォンが教えてくれます。お財布を忘れたときは通知してくれません。しかし、Bluetooth対応タグをお財布に埋め込み「マツダコネクト」と繋げれば、車内にお財布を置いたままクルマを離れるとスマートフォンにアラート通知することは技術的に可能でしょう。マツダさん、これ、あったらいいと思いませんか?(笑)
こちらの画面では履歴を確認。
オーナーズマニュアル・取扱説明書
分厚い取扱説明書も「マツダコネクト」からなら調べやすく嵩張りません。
「マツダコネクト」は今後も進化する
取材会では「マツダコネクト」の開発担当者と意見交換する場がありました。今後の展開について話がありました。「マツダコネクトは現在、さまざまなデータを蓄積していく。ビックデータを活用したサービスは多角的に展開できる」とのこと。
「つながるクルマ」は今はオーナーとクルマを中心とした機能ですが、今後は、クルマとクルマもコネクトするなど、スマートでスムースなモビリティライフが体感できるでしょう。
- 執筆者プロフィール
- 宇野 智
- モーター・エヴァンジェリスト/ライター/フォトグラファー/ビデオグラファー/エディター エヴァンジェリストとは「伝道者」のこと。クルマ好きでない人にもクルマ楽しさを伝えたい、がコンセプト。元MOBY編...