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6代目含む歴代ホンダステップワゴン・スパーダ一覧|元祖ミニバンの初代は偉かった!
目次
【初代ステップワゴン】1996年~2001年
デビュー当時はまだ「ミニバン」ではなく「1BOX」と呼んだ方がしっくりときていた時代でした。初代ステップワゴンのデビュー後から徐々に「ミニバン」という言葉が定着していったのでした。
当時の「1BOX」はキャブオーバー型と呼ばれる、運転席と助手席の下にエンジンがある(お尻に下にエンジン。オイル交換時などはシートを跳ね上げてメンテナンスしていたものでした)構造で後輪駆動のFRばかりでした。
ステップワゴンは、エンジンはセダンなどと同じボンネットの中に置いたFFレイアウトでデビューします。
その後にデビューしたライバル新型ミニバンは、続々とFFレイアウトのボンネットありタイプとなっていったのですが、これは単にステップワゴンのマネをしたというより、衝突安全性の向上と後にフロントに一定のサイズ以上のボンネットを有しなければらなくなった規制という背景の影響の方が多いといえるでしょう。
そうとは言っても、そこはさすがホンダさん、先陣切って自動車業界をリードしたモデルであったには違いありません。
1BOX市場に一石を投じる格好となったステップワゴン、実によく売れました。安価な価格設定で若者にもウケて、使いやすく広い室内で高い人気を誇ったのでした。
コストを重視するために、溶接部をきれいにする加工をせず、リアには大型の縦型コンビネーションランプとしたこと、樹脂製の無塗装モールを仕様したこと、リアウィンドウはすべてスイング式(上下に開かない)にしたこと、ボディ右側はスライドドアをやめてボディパネルにしたことなど、さまざまな工夫が凝らされました。
結果として、車重も軽くなって走りと燃費の良さにも貢献した(一方、リアサスはダブルウィッシュボーンという豪華仕様。ここはホンダっぽい)という素晴らしい副産物も手に入れてステップワゴンの歴史は始まるのでした。
【2代目ステップワゴン】2001年~2005年
2001年4月にフルモデルチェンジ、初代のキープコンセプトで面影を色濃く残していますが、プラットフォーム、サスペンションなどは専用のものが与えられました。
【3代目ステップワゴン】2005年~2009年
2005年5月にフルモデルチェンジ、初代、2代目のコンセプトが大きく変更されたデザインに変わりました。先代よりも60mm低床化、40mmの低重心化となりました。 後輪のダブルウィッシュボーンは3代目から車軸式に変わったのもトピックです。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...