更新
山椒は小粒でもピリリと辛い!馬力のあったコンパクトカーたち【推し車】
今は3ナンバーでも多少排気量が大きくても「コンパクトカー」と呼んでしまいますが、旧時代的な感覚だと「トップグレードでも1.5L程度のエンジンを積んでもちろん5ナンバー」というイメージです。
そんな昔ながらのコンパクトカーの中から、馬力があってパワフルなのが魅力だった3台を紹介します。
ホンダAA シティターボII ”ブルドッグ”
それまでのコンパクトカーデザインを覆す、背の高い「トールボーイスタイル」で話題になった初代シティへ、1983年10月に追加されたのが1.2リッターターボのターボII。
ワイドトレッド化のためオーバフェンダーで拡幅、ターボチャージャーにはそれまでのシティターボになかったインタークーラーが追加されてボンネットバルジも大型化、可愛らしいフロントマスクからいかつくなって”ブルドッグ”の愛称で親しまれました。
パワーそのものはグロス110馬力(ネット90馬力)と今の視点から見れば控えめですが、ワンメイクレースでは転倒車が続出するなど、扱いかねるほどの大パワーなジャジャ馬という印象を残しています。
- 最新「シティ」中古車情報
-
本日の在庫数 19台 平均価格 153万円 支払総額 87~290万円
トヨタEP82 スターレットGT
3代目EP71からターボ車を追加していたスターレットへ、1989年デビューの4代目EP81では135馬力の1.3リッターDOHCターボ、4E-FTEを搭載したモデル。
当時のトヨタ車に共通するパワーとのバランスが未成熟の足回りも相まって、歴代最強のジャジャ馬ぶりでした。
エンジンは次のEP91にも受け継がれましたが、特性がマイルドになり車重も増加するなどで戦闘力はEP82の方が高く、ラリーやダートトライアルでも長らく現役車種として活躍しています。
- 最新「スターレット」中古車情報
-
本日の在庫数 38台 平均価格 131万円 支払総額 35~346万円
ダイハツM112S ブーンX4
まだモータースポーツに熱心だった頃のダイハツが2006年に送り出した最後のモータースポーツベースマシン、ブーンX4(クロスフォー)。
ブーストが立ち上がるや、エンジンを無視したように加速する先代ストーリアX4ほどの狂気は秘めておらず、936ccDOHCターボは133馬力程度にとどめていたものの、フラット特性で低回転からモリモリくるトルクによって、見た目に違わぬ速さを発揮しました。
WRCグループN参戦のため1,000台生産を目指したものの、ダイハツのモータースポーツ撤退で惜しくも800台ほどの生産に終わったのが残念です。
- 最新「ブーン」中古車情報
-
本日の在庫数 348台 平均価格 97万円 支払総額 19~254万円
※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。
新型車に関する最新情報はコチラ!
速くてかっこいい車まとめはコチラ!
かっこいいレーシングカー&ラリーカーまとめ
見た目と違って意外と速い車
- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...