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一番クルマが面白かった時代?「平成」の名車・国産ライトウェイトスポーツ編【推し車】
令和時代に入って4年目ともなると、そろそろ31年続いた平成時代が懐かしく感じるようになってくるものです。特に平成元年(1989年)から、厳しい排ガス規制で多くの90年代ハイパワー車が消えた2002年(平成14年)までのスポーツカーは、いい思い出となっています。
ただし、現在の若者から「20年以上前の話ですよねそれ?」と言われてしまうと、ムググとなって、自分が年を取った事を感じてしまいますが…。
ちなみに平成初期は、安全基準がゆるくて安全装備の義務化もまだ少なく、小型で安価なライトウェイトスポーツも盛んな時期で、今回はそんな時代の3台を紹介します。
マツダ ロードスター(歴代モデル・1989年/平成元年初代登場)
平成の始まりから今まで、ずっと僕たちと走り続けるFRスポーツ
1989年、初代ロードスターは平成時代の始まりとともにデビューしました。当時のマツダが新設した「ユーノス」ブランドのイメージリーダーだったため、ユーノスと呼ぶ事が多かったのも懐かしい話。
ライトウェイト・オープンスポーツの再ブームを巻き起こした海外はさておき。国内ではマツダが経営悪化で存続の危機にあっても進化を続け、モデルチェンジを重ね、排気量が増えたり減ったり、電動トップが登場したり、SKYACTIVテクノロジーが注ぎ込まれても、ロードスターはマイペース。
約31年続いた平成時代を通し、ずっと僕らの大好きなFRオープンスポーツでいてくれたロードスターは、まさに「平成時代を代表するスポーツカー」です。
- 最新「ロードスター」中古車情報
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本日の在庫数 1176台 平均価格 211万円 支払総額 40~543万円
ホンダEF8 CR-X SiR(2代目・1989年/平成元年登場)
令和になってなお一線級の、化け物じみたFFライトウェイトスポーツ
モデル自体は1987年発売で昭和の車ですが、初のDOHC VTECエンジンB16Aを積むEF8型SiRは1989年登場。これも平成の始まりとともに現れた車と言えます。
あくまで実用車ベースの姉妹車シビックSiRより20kg軽く、ホイールベースなど200mmも短いため、鬼のような旋回性能が求められる競技では大活躍したFFライトウェイトスポーツ。
全日本ラリー2輪駆動部門で、Fドリの名手・丹羽選手が駆る「イエローCR-X」を覚えているオールドファンもいると思います。
ジムカーナ競技など、全日本からローカル戦まで、登場から30年以上経った令和時代の今なお第一線級の実力で、時代を超えて戦い続ける名車です。
- 最新「CR-X」中古車情報
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本日の在庫数 19台 平均価格 245万円 支払総額 99~400万円
トヨタZZW30 MR-S(1999年/平成11年登場)
軽を除けば国産唯一のミッドシップ・ライトウェイトスポーツ
軽自動車を除き、FRなら歴代ロードスター、FFならCR-X SiRが平成を代表する国産ライトウェイトスポーツですが、MR(ミッドシップ)ならばMR-Sが平成代表です。
2代続いたMR2が初代後期以降は過給機でハイパワー指向なのに対し、コンセプトを見直したMR-Sはリッター100馬力級ですらない平凡な1.8リッター140馬力の1ZZ-FEを搭載。
しかし、初期型の最軽量モデルでわずか960kg。2代目末期のMR2 Gに対し250kgも軽量化。ホイールベースは50mm伸びて全長は285mm縮み、過剰なパワーを引っ込め前後端の重量物を減らし、振り回しやすい理想的なミッドシップスポーツを実現していました。
- 最新「MR-S」中古車情報
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本日の在庫数 143台 平均価格 137万円 支払総額 47~380万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...