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【筋肉車代表】ダッジチャレンジャーのスペックや燃費からSRT8やヘルキャットなどの歴代モデルの紹介も
目次
ダッジとは?

ダッジの誕生は、アメリカ人のホランティウス・エルジン・ダッジとジョン・フランシス・ダッジの兄弟によって1900年に創業した自動車製品会社「ダッジブラザース・バイシクル&モーターファクトリー」から始まり、1914年に現在の「ダッジ」が設立されました。
1928年にドイツの自動車メーカー「クライスラー」に売却され、クライスラーの部門として、大衆向けの自動車生産を行っていました。
さらに、2009年にイタリア・フィアットが買い取り、現在はフィアットクライスラー自動車によりダッジは管理されています。
クライスラーについての記事はこちら
ダッジチャレンジャーとは?
ダッジチャレンジャーの歴代モデル
ダッジチャレンジャーは、クライスラーのダッジブランドより販売している乗用車であり、2ドアクーペのスポーツカーです。
初代ダッジチャレンジャー

最初に出たダッジチャレンジャーは1958年に発売されたダッジシルバーチャレンジャーです。
ダッジのフルサイズクーペ乗用車である4代目ダッジコロネットの限定モデルとして導入された車で、全長は5.5mもあるアメ車らしいロングボディーの車でした。エンジンは、3.8リッターL型直列6気筒エンジンと、5.3リッターV型8気筒エンジンがありました。
2代目ダッジチャレンジャー


2代目のダッジチャレンジャーは1970年にデビューし、「ポニーカー」または「マッスルカー」と呼ばれるフォード・マスタング、シボレー・カマロが流行ったときです。
ポニーカーとは、1960年代初頭、アメリカで戦後生まれの若者が運転免許を取得する時期を迎え、そのベビーブーマー世代が好んで乗っていた乗用車であり、コンパクトで低価格でありながら、スポーティーな性能を持つクルマでした。
そして、マッスルカーとはポニーカーの流行後1969年代後半から1970年代初めにかけてポニーカーを大型化し、パワーをあげた車であり、ダッジチャレンジャーはシボレー・カマロ、フォード・マスタングと発売される車がどれだけパワーが出るか、を競い合っていました。
ダッジチャレンジャーが注目を浴びたのは、多くの映画の撮影で使われたことでした。
1968年『ブリット』、1971年『バニシング・ポイント』、1974年『ダーティ・メリー/クレイジー・ラリー』、2007年『デス・プルーフ』など、多くのヒット作の劇中で使用され、最近では、『ワイルド・スピード』シリーズでも登場しています。
また、ダッジチャレンジャーの姉妹車に「プリマス・クーダ」「AARクーダ」もありました。
●2代目ダッジチャレンジャー 440R/T スペック
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4,864×1,943×1,295 |
ホイールベース(mm) | 2,790 |
車両重量(kg) | 1,724 |
総排気量(cc) | 7,200 |
最高出力(PS/rpm) | 375/4,600 |
最大トルク(N.m/rpm) | 66/3,200 |
トランスミッション | 3速MT、4速MT、3速AT |
3代目ダッジチャレンジャー

2代目ダッジチャレンジャーが1974年に販売終了になってから4年後の1978年に3代目がデビューしましたが、三菱自動車から販売されたギャランΛ(ラムダ)のOEM供給を受けて、販売されていたものです。
三菱ギャランΛは、ギャランGTO・ギャランハードトップの後継車として販売され、海外へは「Mitsubishi Sapporo」という名前で輸入され、それをクライスラーの販売網でプリムス・サッポロ、三菱スコーピオン、そしてダッジチャレンジャーとして販売されていました。
●3代目ダッジチャレンジャー スペック
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 4,525×1,680×1,370 |
ホイールベース(mm) | 2,530 |
車両重量(kg) | 1,125 |
エンジン型式 | G62BECI |
エンジン種類 | 直列4気筒SOHC2バルブ |
総排気量(L) | 1.8 |
最高出力(PS/rpm) | 145/5,500 |
最大トルク(kgf-m/rpm) | 22.0/3,000 |
4代目ダッジチャレンジャー


2006年にコンセプトモデルが発表され、2008年に発売された4代目ダッジチャレンジャーは、2代目のデザインをベースに再現したもので多くのアメ車ファンから注目されました。
プラットフォームは、ダッジチャージャー、クライスラー300C、ダッジマグナムと共通であり、さらにクライスラーは当時、メルセデスベンツを販売するダイムラークライスラーだったため、ダッジチャレンジャーにはメルセデスベンツW211 Eクラスの5リンクリアサスペンション、メルセデスベンツSクラスのフロントサスペンション、そしてメルセデスベンツに搭載されていた5G-Tronic トランスミッションが搭載さえていました。
アメ車でありながら、ドイツメーカーの技術が多く投入された車です。
2017年に新しく出たモデルの「GT Coupe」には、駆動方式がダッジチャレンジャー初の4WDになっています。
ニュルブルクリンクサーキット7分50秒の実力のあるヘルキャット
2015年にハイパフォーマンスモデルのSRT392、SRT Hellcat( ヘルキャット)が発売されました。
SRTヘルキャットについては最高出力707馬力も発揮しており最高速は202マイル(時速325.087キロ)に出すことができるため、フェラーリ、ポルシェと肩を並べる高性能スポーツカーです。
ニュルブルクリンクサーキットではラップタイム7分50秒を記録し、R34スカイラインGT-R、ポルシェ911GT3と同じくらいの速さです。
ニュルブルクリンクサーキットについての記事はこちら
ニュルブルクリンク24時間耐久レースとは?概要と各世界最速記録をご紹介
ダッジチャレンジャーのスペック・燃費・価格は?

最新2017年モデルのスペック・燃費・価格を見ていきましょう。
ダッジチャレンジャーには、排気量3.6Lから6.4Lスーパーチャージャー搭載エンジンまで、多くのグレードを用意しています。
2017 Dodge Challenger車両寸法【※全グレード共通】
ボディタイプ | 2ドアクーペ |
---|---|
全長×全幅×全高(mm) | 5,026×1,922×1,460 |
ホイールベース(mm) | 1,922 |
トレッド(前) | 1,600 |
トレッド(後) | 1,602 |
トランク容量(ℓ) | 458 |
乗車定員(名) | 5 |
2017 Dodge Challenger 【SXT Plus Coupe】【SXT Coupe】【GT Coupe】のエンジンスペック・燃費・価格
SXT Plus Coupe、SXT Coupe | GT Coupe | ||
---|---|---|---|
エンジン種類 | V型6気筒DOHC | ||
エンジン排気量(L) | 3.6 | ||
最大出力(PS/rpm) | 305/6,350 | ||
最大トルク(N・m/rpm) | 268/4,800 | ||
トランスミッション | 6速MT、(オプション:8速AT) | 8速AT | |
駆動方式 | FR(※GT Coupeは4WD) | ||
車両重量(kg) | 1,900 | ||
燃費性能(km/L) | 街乗り | 8.1 | |
高速道路 | 12.8 | ||
希望小売価格円【ドル】 | 3,043,659 【26,995】 | 3,764,150 【33,395】 |
2017 Dodge Challenger【R/T Coupe】【R/T Plus Coupe】【R/T Plus Shaker Coupe】【R/T Shaker Coupe】【T/A Coupe】【T/A Plus Coupe】
R/T Coupe、R/T Plus Coupe、R/T Plus Shaker Coupe、R/T Shaker Coupe T/A Coupe、T/A Plus Coupe | ||
---|---|---|
エンジン種類 | V型8気筒OHV | |
エンジン排気量(L) | 5.7 | |
最大出力(PS/rpm) | 375/5,150 | |
最大トルク(N・m/rpm) | 410/4,300 | |
トランスミッション | 6速MT、(オプション:8速AT) | |
駆動方式 | FR | |
車両重量(kg) | 1,900 | |
燃費性能(km/L) | 街乗り | 6.4 |
高速道路 | 9.8 | |
希望小売価格円【ドル】 | 3,706,637 【32,890】 |
2017 Dodge Challenger【R/T Scat Pack Coupe】【392 Hemi Scat Pack Shaker Coupe】【T/A 392 Coupe】【SRT 392 Coupe】のエンジンスペック・燃費・価格
R/T Scat Pack Coupe、392 Hemi Scat Pack Shaker Coupe、T/A 392 Coupe | SRT 392 Coupe | ||
---|---|---|---|
エンジン種類 | V型8気筒OHV | ||
エンジン排気量(L) | 6.4 | ||
最大出力(PS/rpm) | 485/6,100 | ||
最大トルク(N・m/rpm) | 475/4,200 | ||
トランスミッション | 6速MT、(オプション:8速AT) | ||
駆動方式 | FR | ||
車両重量(kg) | 1,919 | 1,940 | |
燃費性能(km/L) | 街乗り | 6 | |
高速道路 | 9.8 | ||
希望小売価格円【ドル】 | 4,285,456 【37,995】 | 5,543,440【49,195】 |
SRT 392 Coupeはアクティブサスペンション装備Active Suspension System
2017 Dodge Challenger【SRT Hellcat Coupe】のエンジンスペック・燃費・価格
SRT Hellcat Coupe | ||
---|---|---|
エンジン種類 | V型8気筒OHVスーパーチャージャー | |
エンジン排気量(L) | 6.2 | |
最大出力(PS/rpm) | 707/6,200 | |
最大トルク(N・m/rpm) | 650/4,800 | |
トランスミッション | 6MT、(オプション:8速) | |
駆動方式 | FR | |
車両重量(kg) | 2,017 | |
燃費性能(km/L) | 街乗り | 5.5 |
高速道路 | 8.9 | |
希望小売価格(円)【ドル】 | 7,057,747【62,495】 |
ダッジチャレンジャーの中古車価格は?

4代目ダッジチャレンジャーの中古車は、少なくありません。かといってとても多いというわけでもないですが、ある程度は価格、状態、グレードで選べるくらいの流通量があります。
エンジンの排気量で言えば3.6Lエンジンのほうが安く、維持もしやすいです。ダッジチャレンジャーのデザインが好きという方は3.6Lエンジン搭載グレードでも十分満足できると思います。
排気量5.7L・6.2L・6.4Lエンジン搭載車は高価になりますが、タマ数が多いため、値幅もかなり広いです。
エンジン排気量 | 価格(万円) |
---|---|
3.6L | 279~549 |
5.7L | 339~698 |
6.1~6.4 | 378~868 |
- 最新「ダッジ・チャレンジャー」中古車情報
-
本日の在庫数 168台 平均価格 535万円 本体価格 209~1,398万円 -
ダッジチャレンジャーの実燃費は?

ダッジチャレンジャーの燃費について、カタログスペックではなく実走行での燃費値はいくらなのか気になるところです。
アメ車は燃費が悪いというイメージがありますが、近年のアメ車において、燃費向上は各メーカー力を入れて取り組んでいます。
資本提携によってヨーロッパや日本の自動車メーカーのノウハウも入ってきたことが燃費性能向上につながっています。
ダッジチャレンジャーも同様で、ダイムラークライスラー時代に得たメルセデスベンツの技術が詰まっており、旧型に比べれば低燃費であることはまちがいないでしょう。
ここでは口コミサイトから、2015年・2016年モデルダッジチャレンジャーのユーザーが投稿した実燃費値を参考にしていきましょう。
Dodge Challenger SXT(排気量:3.6L)
Total Miles Tracked:11,687Miles、City:50%、Highway:50%、Avg MPG:26.2MPG
車両総走行距離:18,808km、街乗:50%、高速道路:50%、平均燃費:11km/L
Total Miles Tracked:4,352Miles、City:50%、Highway:50%、Avg MPG:17.8MPG
車両総走行距離:7,003km、街乗:50%、高速道路:50%、平均燃費:7.5km/L
Dodge Challenger SXT Plus (排気量3.6L)
Total Miles Tracked:6,990Miles、City:39%、Highway:61%、Avg MPG:20.0MPG
車両総走行距離:11,249km、街乗:39%、高速道路:61%、平均燃費:6.4km/L
Total Miles Tracked:3,931Miles、City:77%、Highway:23%、Avg MPG:17.2MPG
車両総走行距離:6,326km、街乗:77%、高速道路:23%、平均燃費:7.3km/L
Dodge Challenger R/T(排気量:5.7L)
Total Miles Tracked:5,688Miles、City:15%、Highway:85%、Avg MPG:22.1MPG
車両総走行距離:9,153km、街乗:15%、高速道路:85%、平均燃費:9.3km/L
Total Miles Tracked:1,508Miles、City:52%、Highway:48%、Avg MPG:19.4MPG
車両総走行距離: 2,426km、街乗:52%、高速道路:48%、平均燃費:8.2km/L
Dodge Challenger R/T PLUS(排気量:5.7L)
Total Miles Tracked:1,366Miles、City:50%、Highway:50%、Avg MPG:17.4MPG
車両総走行距離:2,198km、街乗:50%、高速道路:50%、平均燃費:7.3km/L
Total Miles Tracked:9,146Miles、City:56%、Highway:44%、Avg MPG:19.5MPG
車両総走行距離:14,719km、街乗:56%、高速道路:44%、平均燃費:8.2km/L
Dodge Challenger R/T SCAT PACK (排気量:6.4L)
Total Miles Tracked:2,854Miles、City:50%、Highway:50%、Avg MPG:16.5MPG
車両総走行距離:4,593km、街乗:50%、高速道路:50%、平均燃費:7.0km/L
Total Miles Tracked:2,462Miles、City:50%、Highway:50%、Avg MPG:20.8MPG
車両総走行距離:3,962km、街乗:50%、高速道路:50%、平均燃費:8.8km/L
Dodge Challenger 392 HEMI SCAT PACK SHAKER(排気量:6.4L)
Total Miles Tracked:3,929Miles、City:32%、Highway:68%、Avg MPG:17.5MPG
車両総走行距離:6,323km、街乗:32%、高速道路:68%、平均燃費:7.4km/L
Total Miles Tracked:27,464Miles、City:28%、Highway:72%、Avg MPG:15.5MPG
車両総走行距離:44,199km、街乗:28%、高速道路:72%、平均燃費:6.5km/L
Dodge Challenger SRT HELLCAT
Total Miles Tracked:4,098Miles、City:39%、Highway:61%、Avg MPG:18.7MPG
車両総走行距離:6,595km、街乗:39%、高速道路:61%、平均燃費:7.9km/L
Total Miles Tracked:7,662Miles、City:49%、Highway:51%、Avg MPG:15.0MPG
車両総走行距離:12,330km、街乗:49%、高速道路:51%、平均燃費:6.3km/L
これらを見ていくと、思った以上に燃費が良かったと思えます。
アメ車の大排気量スポーツカーといえば、リッターあたり5キロ以下というイメージがありましたが、2015・2016年モデルのダッジはどのモデルもリッターあたり6~8キロ、3.6Lエンジン搭載モデルであれば8~10km/Lは走行してくれています。
ダッジチャレンジャーが身近に感じられるうれしいポイントでしょう。
ダッジチャレンジャーの評価は?

ダッジチャレンジャーの評価について、日本のユーザーの口コミを見ていきましょう。
良いところ
●Dodge Challenger SRT8の口コミ
430馬力オーバーの6.1lV8 HEMIエンジンを搭載するモンスターですが、今のエコ時代、こんな存在もあっていいのでは? もちろん、バーンナンウトだって簡単にやってのけます。室内は本革シート、本革張りインパネを採用するなど、かなりラグジュアリーです。
●Dodge Challenger SXT PLUSの口コミ
見た目が気に入れば、最高の車だと思う。
写真や動画等で見るよりも実車は何倍もかっこいいし、デカくて長く感じる。
近年の車には絶対に無いデザインと大きめのエグゾーストノートがあいまって、雰囲気抜群。
悪いところ
●Dodge Challenger SRT8の口コミ
窓や後部のガラスが小さいので、見切りは悪い。
運転に支障は無いが、バックカメラは必須だと思います。
これらの口コミを見ていくと、ダッジチャレンジャーのスタイル、ハイパワー感、エンジンサウンドは日本車にない味わいで、オーナーの期待を裏切らないものです。
燃費面や日本車ではない車体の大きさは、日本の道路交通事情にミスマッチのことは多いようです。
しかし、どのユーザーも悪いところも含めてダッジチャレンジャーを所有することに喜びと満足していることは間違いありません。
ダッジチャレンジャーの魅力

ダッジチャレンジャーのスペック、燃費からSRT8やヘルキャットなどの歴代モデルの紹介などをしてきましたがいかがでしたか?
近年のスポーツカーは、車体が低くワイドで洗練されたスタイルになっていますが、それに逆行し、ダッジチャレンジャーのように昔のスタイル思い切って復活させてくれたクライスラーには称賛したいです。
これからのダッジチャレンジャーにも期待ですね!
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