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軽バンおすすめ3モデルを比較&選び方|軽トラとの違いは?

軽バンとは?

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軽バンとは、荷室スペースの利便性を最優先につくられた軽自動車規格の屋根付き貨物車です。車両価格や維持費に対して積載量が多く、運搬コストを低く抑えられるため、たくさんの荷物や用具の運搬を必要とする業務やレジャー用途に適しています。

もっとも一般的な形状の軽バンは、荷室長が稼げるようにエンジンを座席下に配置したキャブオーバータイプの1BOX型です。そのほかにも、一般的な軽自動車の後部座席を改装して貨物用途の車両規格に適合させた乗用車ベースの軽バンが存在します。

軽バンのメリット

荷室が広い

荷室の広さが軽バンの最大のメリットです。とくに、さまざまな業種で用いられる1BOX型の軽バンは、規格品の畳やコンパネが積載できるように設計されており、荷室は大人が横になれるほど広く平らな空間になっています。

荷室高は、大柄な人でも荷室に座ってくつろげる1.2m以上を確保しているため、大人2人の車中泊も可能です。軽バンは業務だけでなく、釣り竿やサーフボードなどの長物を積載する必要があるアウトドアスポーツやレジャーでも大活躍します。

維持費が安い

軽バンは貨物用途の車両規格である4および6ナンバー登録になるため、一般的な軽自動車に比べてさらに維持費が安価です。もっとも大きな違いは自動車税額。乗用軽自動車では年間10,800円かかる自動車税が軽バンなら5,000円になります。

重量税は計算方法が異なるものの乗用軽自動車と同額です。新車登録を含む車検期間が一貫して2年になるほかは、乗用軽自動車と維持方法に違いはないため、おおむね自動車税の差額分だけ安く軽自動車を維持することができます。

軽バンのデメリット

快適性が低い

軽バンは乗用軽自動車よりも乗り心地に劣ります。とくに折りたたみ式にしなくてはならないリアシートは簡素につくらざるを得なく、座り心地はお世辞にも良くありません。

そのうえ、重い荷物を積載しても走行安定性が保てるように、硬いサスペンションが装備されているため、空車時の乗り心地は劣悪といえるでしょう。

また、内装パネルや遮音材が省かれている場合もあるため、走行中の騒音が車内に響きやすい欠点もあります。

安全性が低い

軽バンは衝突安全性にも劣ります。とくにキャブオーバータイプの軽バンは、運転席が限りなく前方にあるため、正面衝突時に前席乗員が重篤なケガを負いやすい傾向にあります。また、総じて背が高いため、急カーブの走行時や側面からの衝突時に横転しやすい欠点もあります。

燃費が悪い

荷物を積載したときの発進性能を確保するため、軽バンはギア比が低く設定されています。そのためエンジン回転数が高くなりがちであり、とくに高速走行時の燃費性能は乗用軽自動車に比べ大きく劣ります。

またコストダウンの目的に加え、エンジンや駆動部の耐久性を確保するために、ハイブリッドシステムなどの燃費を引き上げる特殊な装置が搭載されない点もデメリットです。

執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...

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