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「明日からは違う名前を名乗れ」会社を救ったのに名前を変えられたマツダ車【推し車】

クルマの車名は同じようなコンセプトで受け継がれ続ける場合もあり、逆に起死回生策としてのインパクト狙いで突拍子もない別コンセプトになることもあれば、長いこと廃版で寝かせておき、忘れた頃に新型車の車名で復活する事もあります。

このように車名の扱いはメーカーや車種によってだいぶ異なりますが、中には「なんでこのクルマをそういう車名にしちゃったの?」という例もあり、今回はマツダ車の中からそういう車名を紹介します。

グランドファミリア(1971年)

どこもファミリアでもグランドでもない、レシプロサバンナ

マツダ グランドファミリア 4ドアセダン

ファミリア、ルーチェ、カペラと、日本国内向けはエンジンがレシプロ(従来型ピストンエンジン)だろうとロータリーだろうと同じ車名を使っていたマツダ車ですが、1971年に発売した新型車はロータリーをサバンナ、レシプロをグランドファミリアと分けました。

海外ではMAZDAに続く3桁数字か排気量がレシプロ、RXシリーズがロータリーと分けていたのに習ったかもしれませんが、でかいファミリアという位置づけでネーミングされたグランドファミリアは、どうも急にチープな大衆車チックです。

しかも当時のマツダはロータリーに目が行きがちでレシプロは実力不足なためサバンナからの格落ち感はひどく、さらにオイルショックでロータリーの極悪燃費が槍玉に上がると、基本的なカタチはサバンナと同じなうえ、マツダ自体のイメージダウンにも巻き込まれます。

せめてファミリアを名乗らず別な名前なら、最初だけでも少しは売れたのでは?

プレマシー(2代目・2005年)

そこまでコンセプトを変えるなら、車名も変えた方が

マツダ プレマシー(2代目)

「プレマシーカプセル」というキャッチコピーで、1.8~2L級コンパクトミニバンとしてデビューした初代プレマシー(1999年)でしたが、パッケージングに無理があって3列目の実用性がなさすぎ、一代限りで終わるかと思われました。

しかし、コンセプトを一新、というより全く新しいコンセプトで2005年にデビュー、アクセラがベースなので全幅が広く3ナンバー車なのを除けば、後席両側スライドドアのロールーフミニバン、トヨタ アイシス(2004年)の同クラス車が2代目プレマシーを襲名。

トヨタでも2代目で大幅サイズアップしたイプサムのような例があるとはいえ、人気車とは言えなかった初代プレマシーを別コンセプトでリベンジというやり方には疑問を感じるところで、大抵は初代のイメージを引きずるからと、車名を変える例が多いような気がします。

MAZDA2(旧4代目デミオ・2019年)

せっかく浸透した「デミオ」が…アクセラやアテンザもですが

マツダ MAZDA2

モデルチェンジで新規一転、車名を変えるのはよくある話ですが、不人気でもないのに改良(マイナーチェンジ)のタイミングで「デミオ」から「MAZDA2」への改名は驚きでした。

似たタイミングでモデルチェンジしたアクセラは「MAZDA3」へ、マイナーチェンジでアテンザも「MAZDA6」へと改名、SUVのCXシリーズも数字車名ですから、国際的に統一しようという意図はわかります。

しかし、エントリーモデルであるデミオは、その名を浸透させ、親しまれてこそのクルマであり、1990年代の深刻な経営危機を乗り切った救世主としての功労もあった栄光の車名なのに、それを簡単に捨て去ったことは疑問です。

もちろん改名から3年も経てばデミオなど忘れ、MAZDA2の名に慣れつつあるとはいえ、そのうち経営悪化によるイメージ刷新が必要になれば、アッサリと元に戻るような気がしてなりません。

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...
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