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あなたにとって「シルエットが美しいマツダ車」は?優美な横顔を持つあの車たち【推し車】

全くの主観ですが、今のマツダ車に共通するデザインテーマ、「魂動 ~Soul of Motion~」とは、真横から見たシルエットより、メディアで紹介される際に多用される斜め前後や、上から見下ろしたアングルからの見栄えを再重視しているように思えます。

なぜかといえば、真横から見ればいずれもピタリとハマる車がなく、似たようなデザインで帯に短しタスキに長し、何かもどかしい気持ちになるからです。

しかし魂動デザイン以前のマツダ車にはなかなか個性的で面白い車が多く、今回はそんな中から「マツダのシルエットが美しい車」を選んでみました。

ロードスター(初代NA系・1989年)

アレコレとイジる前が1番イイのはよくある話

ユーノス(マツダ) ロードスター 1800リミテッドII(初代NA8C)

「FRのライトウェイトオープンスポーツ」という不変のテーマで作っている車ゆえ、初代NAから現行の4代目NDまで同じようなものかと思いきや、そうでもありません。

少しでも風を感じるよう、ドアの上辺は乗員の肩から前あたりが下がっていてほしいと思いますし、それに合わせて風のごとくうねるライン、特にリアのトランクリッド周りはなだらかに下がり、テールエンドがピンと跳ね上がったりしないのがベストです。

もちろんフロントは丸くなだらかに、風を切り裂くのではなく、風と混ざり合うような雰囲気を持つロードスター、その条件を全て満たすのは初代NA、それもリアスポイラーなど余計な空力付加物を装着しないグレードでした。

初心に還ろうという気持ちがあるのか、現行のNDもだいぶNAに近いところまで戻った、美しいシルエットです。

最新「ロードスター」中古車情報
本日の在庫数 993台
平均価格 193万円
支払総額 30~542万円

センティア(初代・1991年)/アンフィニMS-9(1991年)

次期MAZDA6もこれくらい美しいシルエットになると嬉しい

マツダ アンフィニMS-9(初代マツダ センティアの姉妹車)

常に変革を求められるのに保守的な部分も残さなければ、「それなら輸入車でいいじゃないか」と見向きもされないのが国産ラージクラスセダンの宿命ですが、そこへ果敢に挑んだのがセンティアと姉妹車MS-9でした。

全体的に丸みを帯びたデザイン、真横からのシルエットでは長く寝かせたリヤウィンドウに尻下がりのテールが全く日本人受けせず、同時期の日産 レパード J.フェリーと同じ酷評を浴びるのではとハラハラさせられます。

しかし、全長・全幅ともに一回り大きいためか、J.フェリーのように肉厚さや寸詰まりを感じさせないシルエットは、実に優美。

もっともスタイリッシュであったがゆえに、国産ラージクラスセダンで肝心な法人需要へ結びつかず、2代目は前身のルーチェを焼き直したようなデザインに戻ったのが惜しまれます。

最新「センティア」中古車情報
本日の在庫数 6台
平均価格 95万円
支払総額 55~200万円

CX-7(2006年)

これが売れていれば、中国専売のCX-4を日本でも売っていた(かも)

マツダ CX-7

高級クーペルックSUVの元祖、レクサスRX(当時の日本では2代目ハリアー)を追った日産 ムラーノ(初代)がちょっと人気だった当時、海外ではそのムラーノはもう不要!と熱狂させたSUV。

シルエットで注目したいのは、なだらかに下がるルーフラインが十分にテール近くまで伸び、寝かせすぎないテールゲートへ自然につながるのが一点。

それによって後席ドア後方のリアクォーターウィンドウ面積をしっかり確保しつつ、後席ドアの途中からショルダーラインを引き上げ、下がるルーフラインと相まって、クーペルックSUVらしいシルエットと実用性を両立したのは、実に見事!

これほどカッコよくても、2.3L直4ターボ以外に適当なエンジンがなく、全幅1,840mmは当時の日本では大きすぎ、CX-5と入れ替わるように退場したのは残念でした。

最新「CX-7」中古車情報
本日の在庫数 14台
平均価格 64万円
支払総額 42~80万円

※この記事内で使用している画像の著作者情報は、公開日時点のものです。

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執筆者プロフィール
兵藤 忠彦
兵藤 忠彦
1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...

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