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親父の威厳を車で取り戻せ!ちょいワルオヤジに似合うライトな新旧クーペたち【推し車】
最近じゃあまり言わないかもしれませんが「ヤンチャなアニキがそのまま年を取ったようなオジさま」を「ちょいワルオヤジ」と申しまして、本物の怖い人や悪い人ではないものの、雰囲気だけはそれに近いような人の事を指します。
そんなちょいワルオヤジに似合う車。それもクーペの類になると、ただスポーティなだけではサワヤカ路線ですし、新旧問わず性能より迫力、車自体が「ちょいワル系」の方がよいと思います。
今回はそんなちょいワルオヤジ向きなクーペの中でも、2リッター級以下のライトな車を……ただしトヨタのサイノスなどだと軽すぎることを踏まえてそれらしい車を選んでみました。
目次
いすゞPR91W ベレットGTR/GT タイプR(1969年)
低中速域からのパンチが魅力な「もうひとつのR」
尻下がりというよりフロントに向けて浮き上がり、斜め前から見ると実物以上に長く見えるデザインは、車格の割に立派に見える「ベレG」ことベレットGT。
特にツヤ消し黒のボンネット、分割されたバンパーに補助灯でフロントマスクの迫力を増したGTR(GTタイプR)は、同時期のスカイラインGT-Rが高回転向きなS20エンジンに対し、実用域からのパンチが強い実戦向きのG161Wエンジンを積む「もうひとつのR」でした。
古くて維持の難易度も高い車ですが、小柄でもスカGに劣らない存在感はシブいチョイスを好むちょいワルオヤジにぜひとも選んでもらいたい車です。
- 最新「ベレット」中古車情報
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本日の在庫数 13台 平均価格 347万円 支払総額 248~485万円
トヨタTE27 カローラレビン / スプリンタートレノ(1972年)
オーバーフェンダーで凄みを出すジャジャ馬
もはやジジイの領域に入ったオヤジかもしれませんが「昔はコイツでラリーをかじってサ、2T-Gのイナゴマル(1,750ccチューン)とか流行ったもんヨ?」と昔話を聞かせてくれる、ちょいワルオヤジに乗っていてほしい車。
ビス止めのオーバーフェンダーは天然モノの街道レーサーを思わせ、AE86登場後も元祖FRコンパクトレーサーとしてルーレット族にも人気でした。しかし、一番ハマるのはマッドガードを路面に少し引きずるほどダラリ垂らしたラリー仕様です。
重ステでも力任せでセリカ譲りなDOHCのジャジャ馬にカウンターを当て、ソレックスを唸らせ加速するレビ/トレ。年季の入ったちょいワルオヤジに似合うと思いませんか?
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本日の在庫数 109台 平均価格 322万円 支払総額 75~1,100万円
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本日の在庫数 62台 平均価格 352万円 支払総額 65~812万円
スバルGC8 インプレッサクーペWRX タイプR STi(1996年)
是非とも不等長エキマニでドコドコ言わせていただきたい
上2台に比べて新しいものの、1990年代スポーツカーブームで中古車の価格は高騰。WRカーレプリカーの22Bに至っては超プレミアな初代インプレッサクーペですが、ベースのリトナと違ってWRXは迫力満点。
伝家の宝刀EJ20ターボが当時の馬力上限280馬力に達した4WDターボで、そのままなら昔ジムカーナやダートトライアルに出ていたサワヤカ(だった)オヤジ向けかもしれません。
しかしそこは水平対向4気筒。性能重視の等長エキマニではなく、あえての不等長マフラーでドコドコ言わせるのがちょいワルオヤジのたしなみで、早い遅いより「ボクサーエンジンらしさ」を目一杯引き出し、ニヤリと笑ってほしいものですネ。
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本日の在庫数 228台 平均価格 471万円 支払総額 228~1,202万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...