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漫画「らき☆すた」にも登場!スポーツカーも真っ青な軽ホットハッチの名車たち【推し車】
「ラリーでライバル同士の名勝負」といっても、WRC(世界ラリー選手権)をはじめ国内外で熱く戦った、三菱 ランサーエボリューションやスバル インプレッサWRXなどハイパワーマシンばかりではありません。
かつて全日本ラリーに小排気量クラスがあった頃には軽4WDホットハッチによるバトルが、それも時には三つ巴で繰り広げられたものでした。そんなリトルモンスター3台をご紹介します。
ダイハツ L210S ミラX4-R(1991年)
国内ラリーでは1980年代末の550cc時代にスズキ アルトワークスとダイハツ ミラターボ4WDの軽ターボ対決が激しくかったものの、1990年に軽規格が660ccになった当初、4WDターボのデビューが遅れたダイハツは、FF車で戦い苦戦していました。
巻き返したのは1991年2月。4WDターボのX4(クロスフォー)にクロスミッションやボールベアリングターボなど組み込んだモータースポーツベース車、X4-Rを発売してからです。
その年から宿敵アルトワークスへ優位に立つものの天下は長く続かず、次期型L512SミラX4でもアルトワークスに惨敗を喫したダイハツは、軽規格を規則限界までハミ出すモンスター・ストーリアX4を生む事になります。
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本日の在庫数 762台 平均価格 34万円 支払総額 4~140万円
スバルKK4 ヴィヴィオRX-RA(1993年)
スズキ、ダイハツ決戦だった国内ラリーAクラスへ乱入したのは、レックス後継車ヴィヴィオのモータースポースベース車RX-RAを擁するスバルでした。
お得意の4WDと4輪独立懸架サス、DOHCスーパーチャージャーでミラX4-Rを追い落とし、王者アルトワークスRへ真っ向勝負を挑みます。
しかし結局は全盛期のスズキの牙城は崩せず、アルトワークスも新型に変わるとますます太刀打ちできなくなります。国内ラリーでのヴィヴィオRX-RAは華々しい成績に恵まれずに終わりました。
そのためか、1993年のサファリラリーなど大舞台での活躍の方が有名なヴィヴィオですが、国内の地方選手権ラリーやダートトライアルでは長らく活躍しています。
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本日の在庫数 47台 平均価格 84万円 支払総額 20~256万円
スズキHB21S アルトワークスR(1995年)
550ccターボ時代や、660cc時代ミラX4-Rに苦戦した時期を除くほとんどの期間、軽4WDターボ最強だったのがスズキのモータースポーツベース車・アルトワークスRです。
特に660cc旧規格末期、巨大なボンネットエアインテークのHB21S型は中身の別物具合が凄まじく、排気量以外はどこが軽なのかというレベルでした。
後にダイハツが713ccターボのストーリアX4を持ち出しても、スズキスポーツがワークス体制で参戦しているうちは容易に勝てぬほど、高い戦闘力を誇りました。
おそらく現在に至るまで、ターボ車を含む1,000cc未満のホットハッチでHB21SアルトワークスRに勝てるマシンは、そうそうないはずです。
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本日の在庫数 525台 平均価格 138万円 支払総額 25~318万円
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- 執筆者プロフィール
- 兵藤 忠彦
- 1974年栃木県出身、走り屋上がりで全日本ジムカーナにもスポット参戦(5位入賞が最高)。自動車人では珍しいダイハツ派で、リーザTR-ZZやストーリアX4を経て現愛車は1989年式リーザ ケンドーンS。2015年よりライタ...