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ペンチの人気おすすめ商品と選び方|カットや曲げ、圧着に使えるタイプは?
ペンチは自動車のメンテナンス以外に、家庭などでも使われる機会の多い工具です。最もベーシックな使い方は線材などの切断ですが、固着したネジなどを回したり、パイプなどを潰したりするのにも使用されます。
ペンチの種類と選び方
「ペンチ」と言った時に大抵の人の頭に浮かぶのはJIS規格で「一般用ペンチ」とされているもので、主に銅線類及び鉄線類の切断に用いられます。サイズは150、175、200の3つです。
一般用ペンチは線材のカットや曲げに使用でき、掴む力も強いので様々な用途に使用できる最もベーシックなタイプと言えるでしょう。
一般用ペンチ以外にはラジオペンチ、丸ペンチ、圧着(電工)ペンチなどがあり、それぞれの役割に特化した形状になっています。
ラジオペンチは一般用ペンチと同様に切ったり、曲げたり、挟んだりするのに使用しますが、先端が細くなっているので細かい部品の作業を行なうのに適しています。丸ペンチは先端が円錐状になっていて、刃がついていないので掴んだり曲げたりする作業に特化しています。
圧着(電工)ペンチは、細い配線のカットや端子の圧着に主眼を置いて作られており、使用範囲は他のペンチ類よりも限られます。どんな用途でペンチを使うのかをしっかり考えて、タイプやサイズを選びましょう。
ペンチ人気おすすめ6選
【おすすめ1】FGペンチ(SK11)
幅広い用途に使用できる、最もベーシックなタイプ
一丁で、廻す・切る・挟む・曲げる等の作業が行えるJIS規格に適合した一般用ペンチで、150mm以外に175mm、200mmの3サイズがラインナップされています。刃部分の硬度はHRC57~61あり、150mmタイプの場合で鉄線であれば直径2.2mm、銅線であれば直径3.0mmまでカットできる切断能力を備えています。
【おすすめ2】ネジザウルスGT φ3~9.5mm用(エンジニア)
頭をナメてしまい、外れなくなったネジの救世主
一般的な作業を行えるのはもちろん、独自の先端形状を採用することでネジ類の取り外しに優れた能力を発揮するアイテムです。先端の内側に刻まれた縦溝により、潰れたネジや錆びたネジをしっかりと掴むことができます。作業できるネジは頭部の直径が3.0~9.5mmの間で、トラスネジなどの得品タイプも作業することができます。
【おすすめ3】ラジオペンチ(エンジニア)
耐久性や強度にも優れ、繊細な作業を可能にする
針金などの線材を切ったり、曲げたりするのはもちろん、小さな部品等を挿入したり取り出したりするなどの細かい作業に便利なアイテムです。刃部硬度はHRC58±4で、直径2.6mmの銅線をカットする切断能力を持っています。サイズや先端形状などが異なる5タイプがラインナップされているので、用途に合わせてチョイスすることができます。
【おすすめ4】ラジオペンチ(京都機械工具)
高い作業性を生み出す、精度と強度に優れたアイテム
軟線であれば直径2.0mm、硬線であれば直径1.6mmまでカットできる切断能力を持ち、細かい部品などをしっかりと掴んで作業することができる製品です。ワイヤカッター部の形状見直しで切断荷重が15%軽減され、手にフィットするソフトグリップには滑り止めの凸面がついているので確実な作業が可能です。
【おすすめ5】丸ペンチ(クニペックス)
細かい作業を正確にこなす、円錐状ノーズタイプ
ペンチ類に定評がある工具メーカーが製造する、全長140mmタイプのアイテムです。本体には焼き入れされたクロムバナジウム鋼を使用し、ヘッドは短い円錐型に精密加工されています。細い先端のつかみ面は滑らかになっており、ワイヤをループ状に成形する際などに最適です。
【おすすめ6】圧着ペンチ(ホーザン)
7種類の使い方ができる、高機能アイテム
裸圧着端子、絶縁被覆付圧着端子、絶縁閉端子の3タイプの端子を圧着することができ、これ一丁で様々な配線加工を行なうことができます。ワイヤーストリッパー、カッター、プライヤー、ビスカッターとしても機能し、ワイヤーストリッパーは0.3~2.0mmに、ビスカッターはM3.0/3.5/4.0のビスに対応しています。
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- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部
- 新型車予想や車選びのお役立ち記事、車や免許にまつわる豆知識、カーライフの困りごとを解決する方法など、自動車に関する様々な情報を発信。普段クルマは乗るだけ・使うだけのユーザーや、あまりクルマに興味が...