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車用の加湿器おすすめ人気9選と選び方|超音波式や気化式が安心!ウイルスには効果ある?
空気が乾燥する季節になると車でも湿度が気になります。車でも使える加湿器を使えば、手軽に湿度の調整ができます。ただし、車で加湿器を使う際はくもりやカビ対策に注意が必要です。車用加湿器の種類や、くもり・カビ対策、種類別におすすめの加湿器を解説します。
目次
車内におすすめの加湿器の選び方
車用はスチーム(湯気)が出ないタイプがおすすめ
車用の加湿器は、スチーム(湯気)が出ないタイプのものがおすすめです。
スチームが多すぎるとガラスに結露が発生してしまう可能性や、そのまま放置するとガラス以外にも車内にカビが発生してしまうケースもあります。スチームタイプ、ハイブリッドタイプのようなスチームが出るタイプの加湿器には注意しましょう。
電源を入れるとすぐ加湿が始まる超音波式
車用に適しているのは超音波式加湿器です。超音波で水に振動を与え粒子状にし、空気中に噴出させて加湿します。電源を入れるとすぐに加湿が始まることや、水を加熱しないので消費電力も抑えられることも車用加湿器としておすすめのポイントです。
蒸発量は少ないが安全な気化式
気化式はフイルターに含ませた水分を蒸発させ、気化させながら加湿します。蒸発を早めるためにファンで送風するタイプの機種もあります。自然現象に近い気化方式のため、他の方式と比べると蒸発量は多くありません。しかし、加熱を伴わず内部機構もシンプルなので、安全性を重視するならおすすめです。
車内で加湿器を使う際はくもり&カビ対策を
くもりやカビの原因になる水滴(結露)は、車内外の温度差・湿度差で発生してしまいます。デフロスター機能でくもりを防止しましょう。
暖房の温度を少し下げることも効果的です。カビ対策も基本は同じですが、結露が発生した箇所はこまめに拭き取るなど日頃のケアが重要です。
コロナウイルスやインフルエンザウイルスに車用加湿器は効果ある?
空気を加湿しただけではウイルスを無効化(不活性化)することはできませんが、加湿により喉の乾燥を防ぐという点では風邪やインフルエンザの予防に効果があるといえます。
また、湿度が高いほどくしゃみやせきの飛沫が飛散しにくくなるため、室内を加湿する効果はあります。しかし車内空間は狭く、同乗者との距離も近いため、車内を加湿して飛沫を飛散しにくくしたとしてもシートや内装、窓などにかかってしまうでしょう。マスクで飛沫拡散予防を行ったほうが効果的です。
以上のことから、車用加湿器はあくまで喉の乾燥を防ぐものとして使うのがよいといえます。コロナウイルスやインフルエンザウイルス対策には、車内でもマスクを着用する、こまめに窓を開けて換気するといったことが大切です。外出したらこまめに手洗いうがい、手指消毒を行いましょう。
※厚生労働省の「新型コロナウイルスの消毒・除菌方法について」はこちらから閲覧できます
【冬季】車内を効果的に加湿するコツは?
冬季は車の窓を開けて、こまめに換気を行いましょう。しかし、換気をしながら加湿器を使うと水蒸気が車外に逃げてしまうため、なるべく効率よく車内を加湿することが大切です。
効率よく加湿するためには、加湿器の周りを暖かく保つことがポイントです。そのためには、車用加湿器を置く場所に気をつけましょう。
窓ガラス付近は温度が低いのでNG。窓が結露してしまうこともあります。
おすすめなのは暖房の風があたる、高い場所。ドリンクホルダータイプの加湿器は、窓側のドリンクホルダーではなく、センターコンソールのドリンクホルダーに入れましょう。エアコン吹き出し口と加湿器の吹き出し口はできるだけ近づけるのがおすすめです。
- 執筆者プロフィール
- MOBY編集部 カー用品チーム