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窪塚洋介×ランドローバー レンジローバー ヴェラール:Vol.1「今を生きろ」MOBYクルマバナシ

車は人生をともに過ごす仲間。“その車”にはどんな想いが詰まっているのだろうーー。時に歌手として煙霧が立ち込める舞台に立ち、時に銀幕スターとしてハリウッドに勝負をしかけるなど、ありとあらゆるシーンで異彩な輝きを放つ・窪塚洋介さん。そんな彼が「今乗るならこれ」と一途一心に選んだのは、『レンジローバー ヴェラール』。いま最も美しいSUVといっても過言でないヴェラールのキャビンに足を踏み入れた窪塚さんの、実直な感想を綴った“MOBYクルマバナシ 特別編”。今回は窪塚さんのヴェラール試乗を中心に、車にまつわる想い出や私生活についてインタビューします。

【Profile】窪塚洋介 〜我らのみ知る道、愛をもって〜1979年5月7日生まれ。神奈川県横須賀市出身。日本を代表する俳優として、2016年にハリウッド映画『沈黙 -サイレンス-』に出演。2017年には主演作『アリーキャット』が公開するなど、銀幕スターとして開進。2006年からはレゲエDeeJay『卍LINE』として音楽活動も行っており、現場至上主義を掲げながら活動をおこなっている。

頬ずりしたくなっちゃう出来栄え

2013年に東京から大阪へと移り住み、現在は自転車が主な移動手段だという窪塚さん。長らく車と離れた生活だったが、今年6月に第二子となる長女が誕生したことで、再び“車”の存在が頭をよぎる——。


「いま大型二輪の免許を取りに行ってて、来月にはハーレーに乗る予定。でも家族も増えたし、車を買うのもいいかなって思ってる。誰にも邪魔されない空間でしょ。奥さんがおっぱいをあげながら移動できるし、ファミリーで移動するならやっぱり車の方がいいかも」

愛しい家族を想いながら彼が指名したのは、2017年に発売したランドローバーの新作『レンジローバー ヴェラール』。窪塚洋介の圧倒的なカリスマ性と、ラグジュアリーな香り漂うヴェラールの雰囲気が見事交錯し、豪華共演を物語る。

シックに煌めくヴェラールのボディを、端正な顔立ちで眺める窪塚さん。レンジローバーファミリーの中でも特に異質なオーラを放つヴェラールに、すっかり心を奪われた様子。

「もうね、痺れちゃいますねこの塗装。マットなんだけど輝きがあって、渋いなあ。頬ずりしたくなっちゃう」

ヴェラールはRANGE ROVERファミリーの四番目となるモデル。『RANGE ROVER EVOQUE』と『RANGE ROVER SPORT』の間に位置する。

“Reductionism(還元主義)”の理念に基づき、徹底的に無駄が削ぎ落とされた外観。マイナスの美学とは、レンジローバー ヴェラールのことである。

ヴェラールをサイドから捉えると、プレスラインの少なさと全体の一体感に驚かされる。直線と曲線が入り乱れるような現代のカーデザインに一石を投じ、誰をも納得させる。

「あら綺麗。なんでもない普通の街並みが、いつもより素敵に感じる」。シートを倒してパノラミックルーフを望めば開放的な景色が広がる。雲一つない晴天であれば、爽快なドライブを満喫できるはず。

「昔はよく親父の車に乗って遠出して、窪塚ファミリーでキャンプに行ったりとか。その時はとにかく助手席に座るのが好きで、親父の運転をずーっと横から見てた記憶。今では自分も運転するようになって、東京―大阪間だったら余裕で走れちゃう。目的地までノンストップで飛ばして、着いたら寝ちゃうこともあるけど、気持ちは全然疲れない。それくらい運転は好き」



「運転中は考え事が多いかな。東名高速とかは割と楽だから、歌詞を考えたり。景色が動いてると、良いアイディアが次々と浮かんでくるんだよね。これは新幹線とかにも言えるけど、でも車のほうが歌えるし、パーソナルな空間だからお気に入り。流れる風景をちゃんと見て、フィールして、落ち着きながら」

行方知れずの車が目まぐるしく行き交う高速道路で、卍LINEの神秘的なリリックが浮かぶという窪塚さん。人々はどこへ向かうのだろう。その道を示すのが、絶大な人気を誇る卍LINEであり、窪塚洋介の真髄ではないだろうか。

未来は、今

いよいよレンジローバー ヴェラールのキャビンに足を踏み入れ、大阪市内を巡る旅へ。

「未来がやって来た――」。それは、ヴェラールのハンドルを握った窪塚さんが最初に零した、実直な言葉。

モノトーン調のシンプルな内装、フロントガラスに表示されるヘッド・アップ・ディスプレイ、そして上空に広がるパノラミックルーフ。まるでSF映画に登場する宇宙船のように洗練されたヴェラールが、窪塚洋介を極上のドライブへ導く。試乗を通して窪塚さんが感じたことを、赤裸々に綴る。

「うわー、すげー綺麗。未来に乗ってる感じ。そうなんだね、未来は今なんだね。空も飛べちゃいそう。 “ I can fly. ” 的な。俺が言うと違う意味になるけど。結局飛べなかったしね(笑)。文字通り、地に足が着いた」

記述の “ I can fly. ” は2002年に公開された映画『ピンポン』で、窪塚洋介さん演じるペコ(星野)が劇中で放ったセリフ。この言葉を叫びながらペコは桟橋から川に向かって身を投げ、スクリーン越しに観客を震わせた。そして2004年6月6日、ペコの後を追うように窪塚さん自身も自宅マンションの9階から転落し、世間を大いに賑わせることとなる。

「俺、当時のこと覚えてないんですよ。転落事故の3日前から記憶が無いんです。起きたら病院のベッドの上で、足がガンダムみたいになってて『何これ』って言ったくらい。それで突然『ナカタさん、意識戻りましたね』って看護師さんに言われて、『え?俺ナカタですか?なんで?』って(笑)」


「というのもマスコミがたくさん来てたから、気を遣って偽名で入院させてくれてたんですよね。それでみんな徹底してナカタさんで通してくれてて、あげく本人にも伝わっちゃったから、むしろ俺が一番騙されたっていう(笑)。これから俺はナカタとして生きていかなきゃいけないのかと度肝を抜かれた」


試乗インプレッションの開始直後にふさわしい話かはさておき、彼は当時の様子を包み隠さず語る。そして話はさらに遡り、幼少期の印象的なエピソードへ。

「ある時期までは、親父の運転が世界で一番上手いと思ってた。みんな多分そうでしょ? それしか知らないから、他所の家の車に乗ると不安感というか、親父のドライブの方が安心だなって思ってて。親父を絶対的に信頼してたんだね。でも時が経つにつれて、もっと運転が上手い人とか、プロのドライバーがいるんだって気付いて、なんだか寂しいというか、ほろ苦いというか。例えるなら “うちのカレーが一番美味い” みたいな感じ。親父が小さくなる……って言うとちょっと違うかもしれないけど、そんな想いを抱えながら自分が大きくなっていく実感があった」

ヴェラールには『Touch Pro Duo』と呼ばれる最新インフォテインメント・システムが全車標準装備される。2つの10.2インチ高解像度タッチスクリーンが配置され、ナビゲーションやエアコン調整、エンターテイメント機能を同時に表示・操作することが可能。

路面状況に合わせて走行モードを切り替える『テレイン・レスポンス』も、パネル操作で直感的。ダイナミックモードを選択すれば、猛々しいエンジンフィールと、地を這うような操縦性に。

シートに採用されるファブリック素材は、自動車業界としては初採用となる『Kvadrat(クヴァドラ)』社とのコラボレーション。他にもグレインレザーやスエードクロスなど、全5種の素材が用意されている。

窪塚さんは「安定感がすごい。エコモードでもやっぱり強いし、パワーがあるね。」と、380馬力を発する3.0L V6スーパーチャージド・エンジンの性能をしっかり堪能。




お気に入りの一曲は?

レゲエDeeJay『卍LINE』としての顔を持つ窪塚さんにとって、サウンドシステムは重要な要素。窪塚さんが乗り込んで一番に流したのは、2017年に公開された映画『アリーキャット』でW主演を務めた降谷建志氏と手がけた『Soul Ship』。

「運転中は自分の音楽を聴いたりするけど、『Soul Ship』は映画で共演したKjとやれたこともあって特にお気に入り。てゆうかこのスピーカー、音が本当に綺麗。泣いちゃいそう」

ヴェラールには4種類ものオーディオシステムが用意されているが、中でもこのMERIDIANシグネチャーサウンドシステムは最上級。17個ものスピーカーが適所に配置され、車内は全乗員にとって最高のオーディオルームとなる。

「たまに卍 LINEしか知らない10代の子に『映画出てんの超ウケる』って言われる。いやいや、俳優業が先なんだけど(笑)」

前述の『Soul Ship』の曲中に、“Life is like a sailing, even thought it is raining, 誰だってそう懸命に 夢の途中の船を漕ぐんだろう 踊る羅針盤でほら望む明日へ”という一説がある。

それになぞってか、「ヴェラールなら世界中どこでも行ってみたいって思えるし、船に乗っけてアジア大陸を行けちゃうくらいのポテンシャルを持ってる車だと思う。そんなのも良いし、街乗りにもよく似合う。なんていうか、完璧だな」と窪塚さん。

船に乗せて国境を越えたくなるほど、すっかり虜になったよう。

試乗を終えて

ヴェラールの試乗を終えて一息。改めてレンジローバー ヴェラールについて窪塚さんが述べるのは、やっぱり褒め言葉。

「ラグジュアリーだけどスポーティーで、何て言うか、本来同居しそうにない2つがちゃんと収まってる。あとはずっと言ってるけど、めちゃくちゃカッコ良い。それでいて内装もあんなにイケてんのかと思ったら、そりゃ乗りたくなるわ。やっぱりヴェラール一択だなって。惚れちゃったね」

「ボディカラーの特殊なマット加工とか、メリディアンのスピーカーとか、足元のペダルまでかっこいい。隙がなくて、ここまでかっこいいのかよ! みたいな。あ、ヴェラールが欲しくてヨイショしてるわけじゃないです、マジ話です。まあ、出来ることなら欲しいですけど(笑)」

ヴェラールにここまでラブコールを送るのは理由がある。それは、とある雑誌の撮影中に起きた出来事から。

「雑誌の撮影中にヴェラールがきてて、『これ超良いじゃん』ってなったのがきっかけ。正直に言うと、大阪にいるとあんまり車が必要無いんですよ。仲間はみんな近くにいるし、道路が平らっていうのもあって自転車で過ごせちゃう。でもやっぱり車があれば便利だし、格好良いよね」

「みんなどんどん車に乗らなくなってるっていうけど、ヴェラールみたいな車があれば夢が見れる。まあ普通に考えたら高いけど、人間って本能的に“憧れの存在”を欲しがるものだと思う。男は特にそうじゃない?」

「ちょっと脱線しちゃうけど、こないだ出させてもらった映画『沈黙 -サイレンス-』もそう。あれは “みんなの中に神様がいる” というか、ある意味キリスト教を否定している映画だと勝手に思ってて。一見キリスト教と仏教をフラットに描いているんだけど、最後の棺桶の中で十字架を握ってるシーンだけ、唯一原作に無いのね。あとは全部忠実なんだけど」

「何でそんなの入れてるんだろうって考えたんだけど、多分マーティン・スコセッシはキリスト教をぶっ壊しにかかってたんだよね。だけどそのまま自我を通しちゃったら、キリスト教のイエズス会とかが仕切ってる、レゲエで言うところの “バビロンシステム側の人達” が黙ってないでしょ。わずかでも世界に反キリスト教の精神を流通させないはず。ハリウッドの映画業界なんて特に、ね。自分達の権威を破壊してくるようなものは避けると思うから、あれをインビテーションにしたんじゃないかなって。これはあくまで俺の解釈ね」

「もともと “神は教会にいる” っていう教えなのに、“神は教会にいるんじゃなくて自分の中にいる” っていうことを示唆した映画かなって。結果的に『沈黙 -サイレンス-』はイエズス会の人達や、ローマ法王にも見せたんだって。そしたらローマ法王はオレの出番で爆笑してたらしいんだけど(笑)。あの……最後の十字架を握ってるシーンが無かったら、公開出来かねる内容をマーティンは描いたんだよね。でもそのシーンを一発入れたとしても、彼のメッセージは揺るがないじゃん。9割9分のストーリーは変わらないから、上手いなっていう」

「話が逸れちゃった気もするけど、まぁなんて言うか、自分自身とシンクロする役だったり、映画に巡り合えてるなと思う。そういうことを卍LINEとしても仰々しくは無いけど、自分なりに夢みたいなものとか、憧れになる物語を伝えてたりはするんで。そういう意味では、ヴェラールも一緒でしょ?」

「今を生きろ」

「人と人との間に同じ時間が流れてるっていうのが妄想だ、って話があるよね。時間の流れ方ってみんな違うじゃん。あっという間にもう終わっちゃったなって思う人もいれば、長かったなって思う人もいれば、その人の体調とか心情によっても違うだろうし。なので、同じ時間を共有してるってことは妄想なんだって。それぞれのタイムラインがあるから。今を生きましょう。今しか無いし。今を生きろ」



絶えず進化し続け、映画や舞台、そして音楽シーンで躍動する窪塚洋介さん。圧倒的な造形美によって、レンジローバーの新たな側面を魅せるヴェラール。『唯一無二の存在感』を放つという点において共通する両者がこうして共演したことは、必然だったのかもしれません。

次回“MOBYクルマバナシ”第2回では、レンジローバー ヴェラールのさらなる魅力とともに、窪塚洋介さんの子育てに対する考え方、“今”という瞬間の捉え方について語ってくださいます。

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Vol.2「未来への道しるべ」
Vol.3「幸運の方舟」
Vol.4「かつての相棒」
Vol.5(最終回)「“我のみ知る道”」

卍LINE × Kj「Soul Ship」on YouTube

記事中に登場した 卍 LINE × Kj『Soul Ship』は、2017年公開映画『アリーキャット』の挿入歌。窪塚洋介さんとDragon Ash 降谷建志さんの魂の歌声が、力強く繊細なメロディと絡み合う。一世を風靡するカリスマ同士がタッグを組んだ、“刺激と気づきに溢れる”チューン。

取材・文:米永豪、田神洋子
撮影:佐藤亮太

RANGE ROVER VELAR R-DYNAMIC HSE P380(試乗車両)

車両価格(消費税込)¥12,620,000 〜
乗車定員(人)5
全長×全幅×全高(mm)4,820x1,930x1,685
ホイールベース(mm)2,875
エンジン3.0L V型6気筒スーパーチャージド・ガソリン
最高出力(PS)380
最大トルク(N・m)450
トランスミッション8速AT

撮影協力

【ジャガー・ランドローバー・ジャパン株式会社】

【アスタープレイス】

窪塚洋介さん 関連情報

【窪塚洋介所属事務所アスマキナ】

【卍LINE オフィシャルサイト】

【AMATO RECORDZチャンネル[youtube] 】

【窪塚洋介LINE BLOG】

【窪塚洋介チャンネルLINE LIVE】

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