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そんなに早く交換が必要?冬用タイヤ「残り溝1.6mm以下で交換」は遅いって本当?
スタッドレスタイヤは残り溝が50%になったら交換すべき
「溝が減ったらタイヤ交換」という認識は、多くの人が持っているでしょう。しかし、スタッドレスタイヤは残り溝の交換目安が異なります。
夏用タイヤは「スリップサインが出たら交換」「1.6mm以下になったら整備不良」です。(本当はもっと早く交換するのが望ましい)しかし、スタッドレスタイヤは残り溝が新品から50%になったら交換するべきと言われています。
なぜならスタッドレスタイヤには、雪や氷で覆われた路面で確実に路面へ力を伝えるために、夏タイヤよりも細かな切れ込みが入っているから。この細かな切れ込みはタイヤが摩耗すると浅くなってしまい、雪から解けた水の除水効果やグリップ力も低下するのです。
雪道やアイスバーンをより安全に走行するためにも、スタッドレスタイヤは残り溝50%を目安に交換しましょう。
残り溝の目安にはプラットフォームと呼ばれる突起を参考にしてください。この突起がブロックの高さに近づいたら、そのスタッドレスタイヤは交換するべきと言えます。
製造から3年以上が経過したタイヤも交換を考えよう
タイヤはクルマと路面をつなぐ唯一のパーツです。タイヤがしっかりしていなければ、他の部分が整備されていてもなんの意味もありません。
しかしタイヤは、クルマのメカニズムが分からなくても気軽に見ることができる部分でもありますので、クルマを所有している人は常日頃から、タイヤの溝が減っていないか、異常がないかチェックする癖をつけておきましょう。
また、タイヤの経過年数も交換の目安となります。製造から3年以上が経過したタイヤは交換を考えるべきと言えます。しっかりとタイヤのメンテナンスを欠かさずにして、安全なドライブを楽しみましょう。
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- 執筆者プロフィール
- 西川 昇吾
- 1997年生まれ、大学時代から自動車ライターとしての活動をスタート。現在ではWEB・紙両方で様々なジャンルの記事を執筆するほか、車種解説動画にも出演しMC業にも挑戦中。愛車はマツダ・ロードスター。定期的に愛...