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韓国車の盗難が2,500%急増…「KIAボーイズ」と呼ばれる集団はいったい何者?

アメリカで韓国車が盗難される被害が急増

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全米で韓国車が盗難される事件が相次いでいます。このような事態になったのは、一部年式の車にセキュリティ上の欠陥が発見され、その情報がSNSなどで拡散されたことが発端です。

あまりに簡単に車が盗めてしまうという事から、韓国車を何台盗めるかなどをSNS上で競い合う「KIAチャレンジ」なる動画がTikTokなどにアップロードされ、その動画を見て真似をする未成年者がアメリカで急増。遊び感覚で韓国車を盗むようになった彼らは現在「KIAボーイズ」と呼ばれています。

韓国車はもともと盗難率は低かったのですが、SNSによる爆発的な盗難手口の拡散により、現在アメリカでは韓国車の盗難率が例年の2,500%にまで急増しているといった情報も。

窃盗犯「韓国車はUSBケーブル1本で簡単に盗める」

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盗難の対象となっている韓国車は、2011〜2021年までに製造されたKIAの車と、2015〜2021年までに製造されたヒョンデの車です。盗難が急増した理由はいくつかあると言われていますが、その中でも「イモビライザー」の有無について問題が指摘されています。

イモビライザーが搭載された車なら、車とイグニッションキーが発する電子暗号キーが合致しなければ、キーをひねるだけではエンジンは始動しない構造になっています。盗難対象となった特定年式の韓国車は、ごく一部を除きイモビライザーが搭載されていませんでした。

「KIAボーイズ」による盗難多発は車におけるセキュリティの重要性が露見した結果となりました。

多い場合には1日で数十台盗まれ、その車は売られるのではなく、盗難車を使った暴走行為のあげく事故を起こし、そのまま乗り捨てるというただの遊びに使われています。

これを受けて韓国メーカーは

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韓国メーカーは、2022年モデルはすでに盗難対応を済ませていると発表しています。しかし、KIAボーイズたちは車両年式の違いなど区別しません。韓国車を見れば手当たりしだい犯行にかかり、エンジンは始動できなかったとしても、ドアやウィンドウ、キーシリンダー周りは破壊されてしまいます。

韓国メーカーのアメリカ法人は、車の所有者にハンドルロック装置やセキュリティキットなどの盗難防止装置を提供することでも自動車盗難へ対応するとしています。

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執筆者プロフィール
伊藤友春
伊藤友春
1981年生まれ。自動車専門Webライターとして執筆活動中。自動車の構造に明るく、ほとんどの整備や修理をDIYでこなす。輸入車・コンパクトカー・変わったデザインやコンセプトの車が好きで、現在の愛車はその最た...

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