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「もはやゴールド免許の本当の価値って何?」保有者の●割がペーパードライバーという衝撃事実に物申す!
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免許保有者の7割がゴールド!しかしその3分の1は…
免許証の有効期限を示す欄に色付けがされていて、グリーン・ブルー・ゴールドと3色に分かれています。この中で、過去5年間に無事故・無違反だったドライバーに交付されるのが、ゴールド免許です。
ゴールド免許は免許保有者の7割を占めています。しかし、ゴールド免許保有者のうち約3分の1がペーパードライバーなのです。(三井住友海上火災保険調べ)
日常的に運転をするドライバーの中には、「なぜペーパードライバーなのにゴールド免許なのか」と不満に思う人も多いことでしょう。ゴールド免許を交付する基準を再考すべきなのか、現在の免許制度について考えていきます。
ゴールド免許を取得するメリットと他の免許との違い
現在の優良運転者制度が生まれたのは1994年の道路交通法改正時です。無事故・無違反を5年間続けたドライバーは、他のドライバーの模範になれる存在という名目で、ゴールド免許制度が創設されています。
そのため、模範ドライバーであるゴールド免許保有者には、さまざまな特典が用意されています。
まず、大きいのが任意保険(自動車保険)の割引です。割引率は保険会社によって異なりますが、約12~20%保険料が安くなります。これは優良運転者であるほど、事故率が低いデータがあり、保険会社が保険金を支払うリスクが小さい契約者に対して、割引を行っているということです。
そして、免許更新時の費用と時間が、ブルー免許とゴールド免許では異なります。講習費用はゴールド免許が500円に対して、一般運転者は800円(違反運転者は1,350円)と安く済み、講習時間も30分(ブルー一般は1時間・違反運転者は2時間)と短いのが現行の更新制度です。
- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...