世界最大規模産油国サウジアラビアがEV車販売!?驚きの性能と価格とは

なぜ産油国が電気自動車を？

なぜ世界最大規模の産油国であるサウジアラビアがEVの輸出事業を始めるのでしょうか。産油国ならEVを売らずとも、原油を売ればよいだけです。現在は世界的なエネルギー需要が高まっている状態であり、サウジアラビアが原油を増産してくれれば現在の原油高が幾分解消されることになります。

しかし2022年10月5日、OPECプラスは11月から日量200万バレルの減産計画で合意しました。これにより再び燃料価格は引き上がることでしょう。これに関してサウジアラビア外務省は「減産の決定は、市場を考慮して決められたもの」と主張しています。

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原油国もEVシフトせざるを得ない…しかし

世界は確実に脱炭素化に向かっており、化石燃料の要、不要に関わらず先細っていくのは目に見えています。採掘にも油田設備のメンテナンスにも莫大なコストがかかるため、安易に原油の増産はできない点は頷けます。また、隣国イエメンで激化する内戦による飛び火や、イラクの情勢不安も石油採掘施設運営上の懸念事項です。

これらの事情により、産油国であるサウジアラビアがこれまでの金脈を担っていた原油生産から、クリーンエネルギーやEV産業に移行していくのは当然のリスク回避方法といえるでしょう。唯一確かなのは、世界的な原油価格高騰により、その煽りを受けるのは世界中の一般消費者であることです。

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