更新
説明できる?交差点の中心の「内側」と「すぐ内側」の違い!言われてみれば納得の“右折時ルール”
交差点の中心の「外側」を通行することもある?
ただし、例外もあります。それは矢印等に従う場合です。
交通量の多い道路や、整備されている道路の交差点には「右左折の方法の標示(矢印等の標示に従う場合)」が書かれていることがあります。矢印によっては、交差点の中心の外側を徐行しながら右折するように促しているケースも多く存在します。
例えば、右折する先の道路が片側2車線以上あるような幹線道路の場合は、矢印によって右折する方法を指定していることが多く、交差点の中心の「外側」を通行して右折することもあります。
道路の形状によって大きく異なっているので、正しい右折の方法を理解し、状況に応じて通行できるようにしておきましょう。
道路外に出るための右折にも注意しよう
道路沿いの店や駐車場に立ち寄るために、交差点ではない場所で右折することもありますね。
その際は「できるだけ道路の左端に寄って徐行」するように定められていますが、基本的には交差点での右左折方法と同じであることには変わりありません。
しかし、交差点とは異なり、こうしたケースの多くでは歩道や自転車道などを横切ることになります。
このとき、つまり歩道などを横切る場合は直前で一時停止しなければいけませんが、実際には守っているドライバーが少ない印象を受けます。(交差点付近にある横断歩道は横切るときの一時停止の義務はなし)
先日も、右折してガソリンスタンドへ入ろうとした車が、横断歩道にいる歩行者に気づかずに接触するという事故を目撃しました。幸い、すぐに車がブレーキを踏んだため、歩行者はかすり傷程度ですみましたが、道路外に出るための右折(もちろん左折も)には十分な減速と注意、配慮が必要です。
右左折には明確なルールが定められている一方で、道路環境やそのときの状況の変化などによって変わってきます。状況変化による瞬時の判断には、基本的なルールの理解が欠かせません。
運転中の直進時よりも右左折の事故は増える傾向にあります。右左折は細心の注意をはらって通行してください。
「教習所の思い出」をめぐるエピソードを紹介
「運転中のヒヤリハット」についてのエピソードを紹介
“路上での暗黙のルール”を守っていますか?
- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...