MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

MOBY[モビー] > ニュース > 説明できる?交差点の中心の「内側」と「すぐ内側」の違い!言われてみれば納得の“右折時ルール”
ニュース

更新

説明できる?交差点の中心の「内側」と「すぐ内側」の違い!言われてみれば納得の“右折時ルール”

右折時の「内側」と「すぐ内側」の違いとは?

©Stefan Bayer/stock.adobe.com

道路交通法では、時折ややこしい言葉が登場します。例えば、交差点の右折に関する条文。

一方通行の道路は交差点の中心の「内側」を通行し、対面通行の道路は交差点の中心の「すぐ内側」を通行すると決められているのですが、「内側」と「すぐ内側」は何が違うのでしょうか?

この違いは、実際に道路での状況を想像すると、わかりやすくなっています。

一方通行では交差点の中心に寄らなくてもいいのはなぜ?

一方通行の交差点を右折するときは「できるだけ道路の右端に寄り、交差点の中心の内側を徐行」と定められています(道路交通法第34条)。

このとき、道路の右端に寄せたまま右折することになるので、交差点の中心からは離れて曲がることになります。もちろん道路の幅や形状などによって異なる場合もありますが、基本的には交差点の中心よりも「内側」を通行すれば、交差点の中心からどれだけ離れていても問題ないことになります。

対して、対面通行の交差点を右折するときは「できるだけ道路の中央に寄り、交差点の中心のすぐ内側を徐行」と定められています。

対面通行の交差点では、交差点内でも対向車が通行していますので、交差点の中心に寄っていないと対向車と衝突・接触の危険があります。そのため、右側に寄せすぎずに、交差点の中心の「すぐ内側」を通行する必要があるのです。

まとめると、一方通行では「道路の右に寄せて右折する」、一方通行ではない道路では「センターラインに寄せて交差点の中心の『すぐ内側』を右折する」ことが基本といえます。

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード