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納得出来る?信号を無視して横断する「乱横断」ドライバーの責任や過失割合は?
信号を無視して横断する「乱横断」、ドライバーに責任はある?
横断歩道や交差点以外の場所で、車と歩行者が絡んだ交通事故が後を絶ちません。
しかし、横断歩道のない場所を横断したり、信号を無視して横断する「乱横断」は、歩行者による違反行為です。
乱横断をしている歩行者と事故を起こしてしまった場合でも、車のドライバーに責任が問われてしまうのでしょうか?
歩行者が横断歩道を使わずに横断していたら?
事故の責任が誰にどのくらいあるのかを表す指標である過失割合は、当事者が加入している任意保険会社によって決められます。保険会社は発生した事故を調査し、過去に起こったケースに類似した事故があれば、それを参考に過失割合を決定します。
「四輪車と歩行者の事故の過失割合」については、歩行者が横断歩道を使っていないケースで車との接触事故を起こしたとき、基本的な過失割合は次のように設定されているようです。
- 「横断歩道もしくは歩道橋がある場所の付近」(四輪車)70%:(歩行者)30%
- 「横断歩道、歩道橋が近くにない場所」(四輪車)80%:(歩行者)20%
ここで気になるのは、明らかに車側に不利な過失割合が提示されている点です。7対3、もしくは8対2でいずれも歩行者にも過失があると示されています。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。