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「希望制ではない」反発も…『江戸川』『十勝』など新・ご当地ナンバー6地域が誕生!住民の声は?

ご当地ナンバー、実際に地域住民はどう思っているの?

©︎jannoon028/stock.adobe.com

今回6地域でご当地ナンバーの交付が決定したことについて、地域住民はどう思っているのでしょうか。

導入に際して、市町村が住民や自動車ユーザーに対して行ったアンケートの結果を確認してみましょう。

「十勝ナンバー」は、十勝管内18町村でアンケート調査が行われ、7割強が賛成という結果に。

「日光ナンバー」は、日光市で8割強が賛成、塩谷町が僅差で賛成、鹿沼市では反対が約7割を占めたため、同市での導入は見送られました。

「江戸川ナンバー」は、賛成・どちらでもよい合わせて8割強、「安曇野ナンバー」は4市町村で7割強が賛成。

「南信州ナンバー」は、飯田市と下伊那郡13町村合わせて7割弱が賛成、「彦根ナンバー」は、彦根市、甲良町合わせて6割強が賛成となりました。

実はご当地ナンバーを嫌う人も少なくない

これらの結果を見てみると、多くの人が「ご当地ナンバー」に賛成しているようですが、実は反対意見も少なくありません。

例えば「十勝ナンバー」のアンケート調査では、『帯広ナンバーにしたければ転居しろってこと?』『田舎感がアップしそう』『住んでいる場所が特定されそう』などの否定的な意見も。

また、「彦根ナンバー」の調査結果では、賛成・どちらかといえば賛成合わせて6割を超えているものの、反対理由では『滋賀ナンバーを選べない』『プライバシーの問題』という意見が目立っています。

このように、ご当地ナンバーを嫌う方が一定数いるのも事実であり、過去にはご当地ナンバーに対して”反対運動”が起きた事例もありました。

2014年に「世田谷ナンバー」が導入されたのは周知のとおりですが、『ブランド力のある品川ナンバーが使えなくなり、地域が特定されてプライバシーや平穏な生活が侵害された』として、裁判にまで発展しています。

プライバシーの問題に加え、「品川ナンバーを使用し続けたい」というのも、訴訟理由のひとつだったのです。

やはり、車両の新規登録や変更登録をした場合、「強制的にご当地ナンバーになってしまう」という点に違和感を覚える方も少なくありません。

今回のアンケート調査でも、”希望制ではない”ことに違和感を感じている方は多く、今まで使用していた馴染みのあるナンバーが良いという意見もあります。

ただし、ご当地ナンバーを歓迎する声も多数上がっているのも事実であるため、「従来ナンバー」と「ご当地ナンバー」を選べる”選択制”にすることが、最良の方法なのかもしれませんね。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...

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