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「希望制ではない」反発も…『江戸川』『十勝』など新・ご当地ナンバー6地域が誕生!住民の声は?
ご当地ナンバー、実際に地域住民はどう思っているの?
今回6地域でご当地ナンバーの交付が決定したことについて、地域住民はどう思っているのでしょうか。
導入に際して、市町村が住民や自動車ユーザーに対して行ったアンケートの結果を確認してみましょう。
「十勝ナンバー」は、十勝管内18町村でアンケート調査が行われ、7割強が賛成という結果に。
「日光ナンバー」は、日光市で8割強が賛成、塩谷町が僅差で賛成、鹿沼市では反対が約7割を占めたため、同市での導入は見送られました。
「江戸川ナンバー」は、賛成・どちらでもよい合わせて8割強、「安曇野ナンバー」は4市町村で7割強が賛成。
「南信州ナンバー」は、飯田市と下伊那郡13町村合わせて7割弱が賛成、「彦根ナンバー」は、彦根市、甲良町合わせて6割強が賛成となりました。
実はご当地ナンバーを嫌う人も少なくない
これらの結果を見てみると、多くの人が「ご当地ナンバー」に賛成しているようですが、実は反対意見も少なくありません。
例えば「十勝ナンバー」のアンケート調査では、『帯広ナンバーにしたければ転居しろってこと?』『田舎感がアップしそう』『住んでいる場所が特定されそう』などの否定的な意見も。
また、「彦根ナンバー」の調査結果では、賛成・どちらかといえば賛成合わせて6割を超えているものの、反対理由では『滋賀ナンバーを選べない』『プライバシーの問題』という意見が目立っています。
このように、ご当地ナンバーを嫌う方が一定数いるのも事実であり、過去にはご当地ナンバーに対して”反対運動”が起きた事例もありました。
2014年に「世田谷ナンバー」が導入されたのは周知のとおりですが、『ブランド力のある品川ナンバーが使えなくなり、地域が特定されてプライバシーや平穏な生活が侵害された』として、裁判にまで発展しています。
プライバシーの問題に加え、「品川ナンバーを使用し続けたい」というのも、訴訟理由のひとつだったのです。
やはり、車両の新規登録や変更登録をした場合、「強制的にご当地ナンバーになってしまう」という点に違和感を覚える方も少なくありません。
今回のアンケート調査でも、”希望制ではない”ことに違和感を感じている方は多く、今まで使用していた馴染みのあるナンバーが良いという意見もあります。
ただし、ご当地ナンバーを歓迎する声も多数上がっているのも事実であるため、「従来ナンバー」と「ご当地ナンバー」を選べる”選択制”にすることが、最良の方法なのかもしれませんね。
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- 執筆者プロフィール
- 成田 佑真
- 1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...