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そんな…飲酒検問を拒否すると現行犯逮捕?噂を警察官に聞いた結果に驚愕

年末年始や年度末になると飲酒の機会が増えます。それと同時に飲酒検問も増えます。

お酒をまったく飲んでいない場合や、お酒を飲めない人は、飲酒検問を受けたくないと思うかもしれません。

こうしたケースで、飲酒検問を拒否することはできるのでしょうか?

呼気検査を拒むと飲酒検知拒否罪に問われることも!?

©show999/stock.adobe.com

ドライバーが呼気検査を拒んだ場合、どのような措置をとるのか。筆者自身が昨年末に飲酒検問を受けた際の担当警察官にその場で話を聞いてみました。

「呼気検査を拒み、妨げた者は、3ヶ月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処されると定められており、飲酒検知拒否罪が適用される可能性があります。

まれに、飲酒のおそれがあると認められる根拠を示してほしいという理由で、検査を拒否するドライバーがいます。そうした飲酒の可能性を明確にするため、呼気検査の時間帯を夕方から夜間に実施するようにしています。

早朝や午前中は飲酒する機会が少ないと思いますので、あえて飲酒の可能性が高い時間帯に実施します。そのため、夕方や夜間に行われている飲酒検問で呼気検査を拒むことは、罪になる可能性が高いと言えます。」

飲酒検問を拒否すると現行犯逮捕される?

飲酒を含めドライバーへの呼気検査の法的根拠は、道路交通法により以下のように定められています。

「車両等に乗車し、又は乗車しようとしている者が『酒気帯び運転の禁止』の規定に違反して車両等を運転するおそれがあると認められるときは、(中略)警察官は、呼気の検査をすることができる。」

条文を読むと、呼気検査は「任意捜査の原則」のもとで行われることであり、強制ではありません。

しかし、検査をしなくても酒気帯びの状態であることが疑われる場合。また、車両等に乗車し又は乗車しようとしていることが外観上、客観的に認知できる場合に検査を拒否すると、飲酒運転(酒気帯び運転又は酒酔い運転)として現行犯逮捕される可能性があります。

飲酒運転をしないのは当たり前のことですが、飲酒していない状態で飲酒検問に遭遇しても、素直に呼気検査に応じるようにしましょう。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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