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道路標識から落下した雪で車のガラスが割れた…弁償してもらえるってホント?

雪国では、降雪によって道路案内標識などに雪が積もってしまい、視認できなくなることがあります。ときには積もった雪が落下し、車にダメージを与えることも。

先日SNS上でも、道路標識から落ちてきた雪によってフロントガラスが割れてしまった写真がアップされていました。

標識からの落雪でフロントガラスが割れるなど、”予測不可能”ともいえるトラブルですが、実際に被害にあった場合、弁償はしてもらえるのでしょうか?

標識からの落雪による損害は弁償してもらえる?

©︎jyapa/stock.adobe.com

道路案内標識には着雪・落雪防止対策が施されていることも。しかし、降雪量によっては標識に雪が積もり、これが落下して車を破損させてしまうケースがあります。

標識から落下した雪によってフロントガラスなどが破損したときの弁償の有無について、道路を管理する建設事務所の担当者に聞いてみました。

「道路案内標識からの落雪によって車が破損した際は、手続きに時間はかかりますが、修理費用を弁償します。ただし、弁償するのは道路を管理する側に責任がある場合です。ドライブレコーダーなどによって事故の原因を証明することができれば、手続きも進めやすくなるでしょう。」

標識から雪が落ちてきたことが証明できれば、弁償してもらうことは可能です。ただし、証拠がない場合は弁償が難しいケースもあるようでした。

警察関係者にも話を聞いてみると、「標識からの落雪などによって被害を受けたときは、それを証明することが大切になります。雪の場合、時間が経つと”被害を与えたモノ”がなくなってしまうため、ドライブレコーダーなどを使用して映像を残すことは有効でしょう。」と話しています。

雪が相手でもドライブレコーダーに救われるかも!

©︎Masaharu Shirosuna/stock.adobe.com

建設事務所担当者、警察関係者のお話に共通していたのは、『証拠の大切さ』です。標識から落雪した場合、その真下付近を走行していれば、回避することなどほぼ不可能でしょう。被害に遭うかどうかは運によって決まると言っても過言ではありません。

しかし、仮に被害を受けた場合でも、標識から雪が落ちてきたことを証明でき、回避不可能と判断されれば道路管理者等から弁償してもらえる可能性が高いです。

そうなると、やはりドライブレコーダーの有用性を思い知らされます。仮に証拠がないために弁償されず、自腹や保険金請求によって修理することになると、『納得できない』という感情を抱くことにもなるでしょう。

降雪は自然現象のため、誰もが標識からの落雪による被害を受ける可能性はあります。だからこそ自分の身を守るための対策が必要です。

万が一走行中に被害に遭った場合でも、「標識からの落雪によって被害を受けた」という証拠があれば弁償してもらえる可能性は非常に高いので、ドライブレコーダーなどの”証拠を記録するアイテム”の利用価値を改めて考えてみるのもよいかもしれません。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...

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