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3秒で車内に炎…ヒョンデ アイオニック5が炎上、鎮火に7時間要す。熱暴走原因か

あっという間に火の手が広まるも負傷により動けず

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現地の事故調査官によると、アイオニック5がトールゲートに衝突から数秒後、爆音とともにボンネットから火の手が上がり、直後に車内を経て車全体に燃え広がったようです。

発生から15分後に消防士が到着したものの、その時点で車の内部まで炎が広がっていたといいます。

アイオニック5がトールゲートに衝突したときの速度は、車の破損度合いから高速ではなかったと考えられており、2人が衝突の衝撃で死亡したとは考えにくいようですが、司法解剖で2人は胸の骨を折る怪我をしていたことがわかったようです。

アイオニック5が料金所のトールゲートへ衝突した際、搭乗者の2人は負傷により体が動かせず、車内に火が到達した時点でも避難にうつれなかったものと思われます。

炎が一気に燃え広がる『熱暴走』が発生したか

電気自動車のバッテリーパックの一例

現地メディアによると消防当局と専門家は「電気自動車用バッテリーの温度が一瞬で高温となり、炎が一気に燃え広がる現象、いわゆる『熱暴走』が事故車両で起こったのでは」と推定しているようです。

熱暴走は、衝撃などでバッテリーが破損した場合、バッテリーパック内部でショートが起こり過電流により発熱、その熱によってさらなる発熱が起こり発火するという現象です。『熱連鎖』とも呼ばれます。

テスラ モデルSやフォルクスワーゲン ID.3といった電気自動車などでも発生した事例がある熱暴走は、バッテリーが破損してから数秒で発生することもあり、一度発生してしまうと短時間での鎮火が難しいとされています。

衝突など外的な要因による発火のほか、不良品のセル混入などで自然発火することもあるため、電気自動車の増加にともなって車両火災の発生リスクも増加すると考えている専門家もいるようです。

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