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もしもの為に読む価値あり?高速道路脇の非常電話の使い方、わかりますか?

高速道路の路肩で目にすることが多い非常電話。携帯電話が普及したこともあり、一度も使ったことがないという人も多いはず。

「非常電話」という名前から緊急時に使うことは分かりますが、実際にはどのように使えばよいのでしょうか?また、携帯電話での通報と何が違うのでしょうか?

高速道路脇の非常電話の使い方、わかる?

©︎Yoshinori Okada/stock.adobe.com

NEXCO各社の場合、高速道路本線(1kmおき)、トンネル内(200mおき)、サービスエリア・パーキングエリアなどに設置されています。

使い方は非常に簡単で、受話器を取るだけですぐにつながる仕組み(一部ダイヤル式や押ボタン式もあり)。日本語が話せない方や、会話が不自由な方のために「故障」「事故」「救急」「火災」のボタンが備えられているものもあります。

また、受話器を取るだけで通報者の位置を把握することができます。

どのような場面で使う?

非常電話を使う場面について、NEXCO東日本広報課は以下のように話しています。

「事故や故障等の緊急通報用にご利用ください。非常電話まで移動する際は、通行車両や足元などに十分注意し、ガードレールの外側などの安全な場所を歩いて移動願います。

なお、近くに非常電話が見つからない場合は、携帯電話から道路緊急ダイヤル(#9910)をご利用ください。」

電話は誰につながる?

非常電話を使用した場合どこにつながるのか、こちらも聞いてみました。

「受話器を取るだけで道路管制センターの係員に繋がります。事故や故障等の状況をお話しください。

緊急対応が必要と判断された場合、道路管制センターの指示により交通管理隊(高速道路のパトロールを行っているスタッフ)が現地に急行します。また、道路情報板の点灯により後続車に注意喚起を促すなどの適切な対応をします。」

携帯電話(#9910)との違いはあるの?

©︎Janni/stock.adobe.com

NEXCO東日本広報課のお話にもあったように、携帯電話があれば道路緊急ダイヤル(#9910)にかけることもできます。

携帯電話を使用するメリットは、電波が通じていれば場所を選ばずに連絡できる点でしょう。自動音声ガイダンスに沿って道路の管理者を選択すれば、選択された道路管理者につながります。

しかし、山間部などの電波が届かない場所であれば携帯電話は使用できません。ましてや故障や事故などが発生した場合、当事者がパニック状態になっていることもあり、現在地を伝えられず位置を特定しづらいケースもあります。

一方で非常電話の場合は、受話器を取ればすぐに電話がつながり、言葉で状況を伝えることが難しければ、ボタンを押して大まかな状況を伝えることもできます。

また、受話器を取った時点で通報した位置が管制室などに通知されます。山間部などの現在地が特定しにくいところであっても、説明することなく位置を伝えられるというメリットがあります。

遠方への外出時など、土地勘のない場所でのトラブルで、自分のいる位置を正確に伝えるのは難しいはず。非常電話を使用すれば見知らぬ場所でも現在地を伝えることができます。

とはいえ高速道路上でのトラブル時には、非常電話を探すことが難しい状況も。そんな時のために道路緊急ダイヤル「#9910」やJAFの「#8139」などを登録しておくと安心です。

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執筆者プロフィール
成田 佑真
成田 佑真
1993年生まれ。普段は医療機器販売を行っているが、暇があれば自動車関連記事を読み漁る。現在の愛車はA4。子どもの頃からマークⅡに憧れ、社会人になりマークXを購入。週末は必ず手洗い洗車を行い、ドライブに出...

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