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《車好きからは理解不能》多発する歩行者や自転車の首都高「誤進入」原因と対策
近年、高速道路への歩行者や自転車、原付バイクの誤進入が目立っているようです。
以前から”排気量125cc以下”のバイクが誤って高速道路に進入しているのが問題視されていますが、なぜこうしたトラブルが相次いでいるのでしょうか。
首都高では年間400件程度の歩行者・自転車・原付による“立ち入り”が発生
首都高速道路株式会社(以下:首都高)によれば、首都高速では、年間で400件程度の自動車以外の立ち入りが発生しています。2021年は、年間件数の4分の1にあたる100件程度が「歩行者による高速道路への立ち入り」でした。
歩行者によって引き起こされた道路への誤進入例としては、次のようなものが挙げられています。
- 一般道と勘違いし、出入口直近の歩道などから侵入してしまう
- 認知症・酒酔いなどが原因で正常な判断ができず高速道路へ進入してしまう
- 外国人など、交通ルールを理解できていない人が誤って進入してしまう
- 道を尋ねるため料金所へ向かってしまう
- 未払いとなっていた通行料を支払うため、料金所へ進入
誤進入のニュースが流れると、高齢ドライバーによる判断ミスを連想する人も多いかもしれません。たしかにそれも事例のひとつに挙げられます。
しかし他にも、飲酒で周辺の状況判断ができなくなったり、道を尋ねるあるいは通行料の未払い分を支払うために料金所へ向かうなど、困った事例がピックアップされています。
さらには、「自転車や原付バイクによる高速道路への誤進入」も相次いでいます。
首都高が確認している首都高速の立ち入り件数の詳細を見てみると、年間400件程度のうち300件程度と、半数近くが自転車・原付バイクを使った誤進入によるものだそうです。
- 執筆者プロフィール
- 長谷川 優人
- 1990年生まれ。30代突入と同時期にライター業を開始。日常系アニメと車好き。現在所有はワゴンR(MH95S)。アニメ作品の聖地巡礼などで、各地へドライブに出かける。