MOBY(モビー)自動車はおもしろい!

ニュース

更新

「嘘でしょ」ハザードランプ点けっぱなし、どれくらいでバッテリーが上がる?

ライト類の消し忘れではどれくらいでバッテリーが上がる?

近年の車には、エンジン始動と同時に明るさに関係なくヘッドライトが点灯し、エンジンを停止すると消灯する「オートライト」が採用されていることが増えてきました。そのため、ヘッドライトの消し忘れは以前よりは少なくなってきたかもしれません。

しかし、ハザードランプや車内のルームランプなどはエンジンを停止しても自動で消えることはないので、車を降りる際に消し忘れてしまうと数時間でバッテリーが上がってしまいます。

前述のスイフトスポーツを例に考えてみましょう。

©NorGal/stock.adobe.com

例えば、ヘッドライト(ハロゲン)を消し忘れた場合、ヘッドライトの消費電力は約9Aなので、4時間(9A × 4時間=36Ah)ほどでバッテリー上がりを起こしてしまいます。

カーラジオやスモールランプの消費電力は4Aくらいなので、9時間(4A × 9時間=36Ah)でバッテリーが上がる計算です。

ルームランプの消費電力は1.2Aほどなので、約30時間(1.2A × 30時間=36Ah)でバッテリー容量が空になってしまう計算になります。

消し忘れによるバッテリー上がりまでの時間を、以下にまとめてみました。(スイフトスポーツの場合。バッテリーが100%充電されていると仮定した目安値)

  • ハザードランプの消し忘れ:3~4時間
  • ヘッドライト(ハロゲン)の消し忘れ:4時間
  • カーラジオやスモールランプの消し忘れ:9時間
  • ルームランプ:30時間

しかし、筆者の経験上、ルームランプは一晩消し忘れただけで、バッテリーが上がってしまった印象があります。

つまり、バッテリーは常に100%充電されている状態ではなく、ライト類の消し忘れは数時間で、かなりの早さでバッテリー上がりを起こしてしまうことになります。良好な状態にあるバッテリーであっても、70%くらいしか充電されていないと考えた方がよさそうです。

バッテリー上がりは、最も発生しやすい車トラブルのひとつ。自宅駐車場に停めるときはもちろん、外出時に車を数時間停める場合でも、ライト類の消し忘れには気をつけましょう。

便利なのにどうして?車にコンセントが標準装備されないのは理由があった

タクシーは1日あたりの「最高乗務距離」が決まっている!?

12桁の数字で学科試験の点数が分かる?意外と知らない免許証の見方

執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

\ この記事が役に立ったらシェアしよう /

MOBYをフォローして最新記事を受け取ろう

すべての画像を見る

画像ギャラリー

コメント

利用規約

関連する記事

関連キーワード