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環境に配慮した「グリーンスローモビリティ」 社会実験として実施された“新感覚のバスツアー”ってなに?
「グリーンスローモビリティ」ってなに?
低炭素社会の実現のために導入を推奨されている「グリーンスローモビリティ(以下、グリスロ)」。
グリスロは時速20km未満で公道を走行する電気自動車を活用した移動サービスのことです。環境配慮関するメリットはあるようですが、サービスとしてはどのような魅力があるのでしょうか?
2022年9月から11月にかけてNPO法人奥入瀬自然観光資源研究会は、社会実験として「グリスロで楽しむ奥入瀬渓流ネイチャーツアー」を実施。青森県の観光スポットである奥入瀬渓流の周辺を巡るようですが、どのようなツアーなのでしょうか?
バスに乗りながらトレッキングを楽しめる!
使用されたバスは、株式会社タジマモーターコーポレーションの低速EV「TAJIMA-NAO-8J」。時速20kmで動く8人乗りの車両で、奥入瀬渓流から続く約8kmの道のりを走行します。
ツアーの特徴はバスで自然の中をゆっくりと移動し、まるでトレッキングしているような感覚を楽しめるところ。バスは側面が足元まで透明ガラス(スケルトン)になっているので、奥入瀬の自然を余すことなく鑑賞できるのがポイントです。
また晴れの時は窓を開けられるため、視覚だけでなく奥入瀬から聞こえる音、樹木の匂い、風を楽しむこともできます。まさに、バスに乗車しているだけで“トレッキングを堪能できる”という新感覚のバスツアーというわけですね。
また、バスに乗りっぱなしのまま終わりではなく、景勝地や観察スポットに降り立って歩くこともあるそうです。
- 執筆者プロフィール
- 小高皐月
- 1979年生まれ。会社員を経て、知人の縁で編集プロダクションに就職。子育ての経験を活かして様々な記事を担当していたが、取材をきっかけにドルオタ化。クルマを走らせながら一人でカラオケするのが大好きで、歴...