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給油後になぜ即「満タン表示」にならない?ガソリンスタンドスタッフの回答は?
燃料満タンにしたのに、メーター表示が満タンにならない?
車種にもよりますが、燃料を満タンに給油したのにもかかわらず、メーターの表示が満タンになっていないことがあります。しかしこのとき、注ぎ足し給油を行うことは大変危険です。
なぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか。給油後すぐに満タン表示にならない理由を解説します。
即満タン表示にならないのは燃料計の仕様
燃料計に燃料タンクの残量が表示される仕組みは主に、機械式燃料計と電気式燃料計の2タイプがあります。
機械式燃料計は、浮き球であるフロートの位置をメーターに表示させる仕組みです。小型化しやすいというメリットがある反面、車の傾きや振動などによってフロートの上下量がメーターに表示されてしまうというデメリットがあります。
一方、電気式燃料計は、フロートの上下する量を抵抗値に変換して表示するタイプです。こちらは、多くの車に採用されている形式となります。
電気式燃料計のメリットは、機械式燃料計よりメーターの値の急激な変化が少ないことです。デメリットは、燃料メーターが緩やかに動くよう設計されていることが多いため、燃料を満タンにしたときに、即満タン表示にならないことがあるということです。
- 執筆者プロフィール
- 齊藤優太
- 1991年生まれ。自動車販売、教習所での勤務、タクシードライバーの経験を経てライターとなる。現在は自動車ライター/インストラクター(安全運転講師)などを中心にクルマに関する情報を発信している。愛車はア...