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「フルビッター」は全国に何人いる?全ての欄が埋まっている“激レア免許証”、取得した猛者に話を聞いてみた

日本で500人しか持ってない“激レア免許”?

運転免許証

フルビット免許を達成している人が日本国内にどれくらいいるのか知るためには、警察庁が発表している運転免許統計が参考になるかもしれません。

そこで、令和4年の運転免許統計を元に調べてみました。

令和4年末時点でいずれかの運転免許を取得している人(男女合計)は、全国で8,184万549人います。

フルビット免許を達成するためには、すべての車種を取得する必要があります。そのうち、最も取得者の少ない車種は、「け引二」こと第二種牽引免許で511人となっています。

つまり、フルビット免許を達成している人は、日本で511人以下である可能性が高いといえます。第二種牽引免許を持っていても、他に持っていない免許がある可能性は十分にあるので、実際にはさらに少ないでしょう。

ちなみに、最も取得者数が多い車種は、第一種中型免許5,755万7,791人、次いで第一種準中型免許1,108万3,893人、第一種普通免許652万8,691人となっています。

フルビット免許の達成には多くの壁が立ちはだかる

教習所のインストラクター
©Africa Studio/stock.adobe.com

筆者が調べたところでは、すべての車種の免許を取得するためには、教習所に通った場合で約250万円ほどかかります。教習所に通わずに試験場での一発試験に挑んで、すべて一発合格しスムーズ進んだとしても、手数料などを合わせて約50万円ほどかかります。

教習所などに勤めていたとしても、前出の先輩で15年かかっています。フルビット免許を達成した筆者と同世代の知人も、7年ほどかかっていました。

このようにフルビット免許を達成するためには、多くの壁が立ちはだかっています。もちろんフルビット免許になったときの達成感は得られますが、費用や期間を考えると躊躇してしまうのが正直なところです。

運転や業務に必要な免許を、必要なときに取得することのほうが、合理的なようにも感じます。ただし、時間と費用が許すのであれば、フルビット免許を目指したいのは言うまでもありません。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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