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フロアマットの二重敷きは危険?国土交通省も注意喚起を行う〇〇による事故とは
フロアマットの敷き方が思わぬ危険を招く?
筆者が仕事で車を預かる際、目につくのがフロアマットの二重敷きです。
純正のマットは、車種によって価格は数万円と高価なため、新しいマットの上に土足であがり汚してしまうことへの躊躇いから、純正のフロアマットを保護する目的でマットの二重敷きをするユーザーも少なくありません。
しかし、この行為が事故を起こす要因になりえるのです。車の整備工場を営む筆者が、実際に経験したフロアマット二重敷きによる危険性と、フロアマットを安全に使用するための注意点を解説します。
本来、車の走行や安全性にはあまり関係ないアイテムだが……
車の走行や安全性には、フロアマットの有無が大きく影響することはありません。つまりあってもなくてもよいものですが、フロアマットを敷くと車内を清潔に保てたり、高級感を味わえたりします。
また、車が発する振動や音を伝わりにくくしたり、車内の劣化を軽減してくれたりと、メリットも多いです。
そういったことを踏まえると、車への負担を軽減するため、フロアマットは車の保守部品として有効なアイテムの1つといえます。
特に、新車の純正フロアマットは、柔らかく見た目も綺麗で車の内装を華やかにしてくれます。
この状態を保ちたいと、純正フロアマットのうえからビニールタイプのマットを敷く人がいますが、こうした二重敷きは非常に大きな危険を伴います。
- 執筆者プロフィール
- 河野みゆき
- 1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...