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「アイツがいなくて寂しい」現代のSUVには無い装備…“クライノメーター”

都会派ユーザーの憧れに…アナログ式メーターが好まれた

コンパスは林道などで進んでいる方向を知るのに便利でしたし、高度計は標高よりも気圧の変化で天気を予想するのに意外と重宝しました。しかし何よりも、都会派のユーザーはクライノメーターが持つヘビーデューティな雰囲気が欲しかったのだと思います。

三菱 パジェロ(初代・1982年)。ダッシュボード上の3つのメーターのうち、中央がクライノメーター

当初はアナログ式のメーターが多かったのですが、時代が移行するとデジタル式へと変更。外気温や時間、方位などがグラフィックや数値で表されるようになっていきます。

しかしアナログの持つ雰囲気やデザインと比べると、どこかチープな感じがしたのも否めません。

こちらは2代目パジェロ(1991年)。デジタルになっている機器も散見される

SUVが成熟されていき、どんどん乗用車へと近づいていくにつれ、クライノメーターを装備するクルマは消えていきます。

現代では装備しているクルマは一部で、それも液晶グラフィックの中にアナログを模したものに変化しています。ランドクルーザー300系やアウトランダーなどに、それを見ることができます。

昨今では、カスタムパーツとして再びクライノメーターが注目され始めており、昭和を懐かしむユーザーや、新しい魅力を感じた令和ユーザーが装着しているようです。小さなメーターひとつですが、クロノグラフの時計同様に、メカニカルなデザインがSUVユーザーの心を刺激するのかもしれません。

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執筆者プロフィール
山崎 友貴
山崎 友貴
1966年生まれ。四輪駆動車専門誌やRV雑誌編集部を経て、編集ブロダクションを設立。現在はSUV生活研究家として、SUVやキャンピングカーを使った新たなアウトドアライフや車中泊ライフなどを探求中。現在の愛車は...

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