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濃霧発生時にアレは絶対ダメ…教習車やタクシーが黄色いフォグランプの理由とは

危険回避のためにはクラクションを鳴らしてもOK

さらに、濃霧発生時には、常に対向車や道路脇からの車、自転車、歩行者の飛び出しに注意する必要があります。その場合に役に立つのがクラクションです。教習所でも、霧のときは、危険回避のためにクラクションを使用するべきと指導しています。

筆者自身、早朝の山岳地帯を走行中、対向車線から車がはみ出してきて接触するかしないかという危険な体験をしました。その際、とっさに、クラクションを鳴らし続けたことで、対向車がハンドルを切って避けてくれたのです。道幅が広かったこと、お互い視界が悪く速度を落としていたことが幸いし、接触せずにすみました。

ただし、危険回避以外でのクラクションの使用は禁止されているので、むやみに鳴らさないようにしてください。(標識で指定された場所を除く)

©Tum_stock.adobe.com

また、車内の窓を少し開けておくことも危険回避には有効です。窓を開けておくことで、車外の音を聞きつつ、車の動きを確認、把握することが可能になります。窓の外から車が接近してくる気配を感じたら、速度を落としたり、クラクションを鳴らす準備をしたりするなど、事前の注意警戒をすることができます。

寒暖差の激しくなる秋。運転中に視界が霧で覆われる可能性は高くなります。早めのヘッドライト、フォグランプの点灯と、窓を開けておくなどの対策を心がけてください。

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執筆者プロフィール
室井大和
室井大和
1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...

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