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「駐車場の路面で車の劣化を早めてしまう」って本当?砂利・土・コンクリート…どれがいい?
砂利の駐車場に車を停めざるを得ない……どうする?
未舗装の地面に駐車しなければならない場合は、砂利や石を跳ね上げないように、静かに走行しましょう。また、車はほとんどのパーツが鉄を使用しています。錆や傷による劣化を少しでも防止するためには洗車が効果的です。洗車後は水分をしっかり拭き取りましょう。
また、塩によるダメージにも注意したいもの。特に、海沿いや台風などによる潮風には、高濃度塩分が含まれています。
車のパーツは、ボディの他にもマフラーやサスペンション、ブレーキなど重要な役割を担っている部分のほとんどが鉄でできているため、海水や潮風によって車に塩が付着すると錆となります。
水は鉄と酸素の化学反応を活性化させる性質も持っています。その結果、高濃度の塩分を含む海水や潮風に当たると車の劣化が進んでしまうのです。
また、凍結防止のために散布される凍結剤には、塩化カリウムや塩化ナトリウムが使用されています。これらが付着すると、潮風と同じように車が劣化する恐れがあるのです。
車の保管場所は、アスファルトやコンクリートの地面の方が適しています。未舗装の地面や潮風、積雪などから車の劣化を抑えるためには、何よりも洗車やメンテナンスを欠かさず行い、車が長く良い状態を保てるように心がけるのがベストです。
また、下回りの劣化を確認して早急に対応するため、定期的なメンテナンスを行うこともおすすめです。
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- 執筆者プロフィール
- 河野みゆき
- 1975年生まれ。経理事務の仕事を経て、23歳で家業の自動車整備販売業を継ぐ。主な業務は自動車販売、車検業務、自動車保険の取り扱いなど。自動車に関する知識を女性目線で発信したいと思い、ライターとしても活...