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日産&三菱の軽EVが14000台以上受注…だけどトラブルも多い充電スタンドの今
すでに充電難民も…高速道路の充電事情
現在、全国の高速道路に設置されている急速充電機の口数は約400と言われています。2025年までに1,000口へ増やすことが目標として掲げられていますが、これでは増え続ける電気自動車の数に対して、圧倒的に充電スポットの数が足りません。
高速道路上の走行では、15分の充電でまかなえる走行距離は80㎞程度となります。そのため、サービスエリアなどでの休憩時間を使って、1台当たり30分以上1時間未満の充電を行うことが多いそうです。
しかし、1つのサービスエリアに設けられている充電スポットの口数は1~2という場所が多いため、3台程度が順番待ちをしているだけで自車の充電開始を1時間以上待たなければなりません。
こういった事態を避けるために、長距離走行をする電気自動車ドライバーは、愛車の充電状況に余力を残しながら、早め早めに充電スポットを探し、こまめに充電しながら走行していきます。
もしも充電切れ寸前で駆け込んだサービスエリアの充電スポットが使用中、または長蛇の列だった場合には、その場所に数時間停滞するほか無くなってしまうからです。
電気自動車ユーザーは、航続可能距離以上の走行を余儀なくされると、充電スポットを探しながら走らざるを得なくなるため、そわそわしながら運転することも多いといいます。
順番待ちによる長時間の足止めや、電欠などのトラブルを多く招きかねない充電スポットの不足。車の開発・販売と同時に、充電インフラの問題を解決していかなければ、日本国内での自動車電動化は、遅れていくばかりではないでしょうか。
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- 執筆者プロフィール
- Red29
- 1980年代生まれ。国産ディーラーでの営業職として働き、自動車関連の執筆者として独立。ユーザー目線に立った執筆を心掛けています。愛車はトヨタプリウス。ホットハッチに代表される、小規模小パワーのクルマが...