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「やはりBEVと中国メーカーの大躍進か」“自動車ツウ”なら知っておきたい!ジャパンモビリティショー注目ブース
目次
まるで未来のデリカ!三菱のEV「D:X コンセプト」はココが最先端
三菱自動車は未来のデリカをイメージした電動クロスオーバーMPV「MITSUBISHI D:X Concept」(D:X )を発表しました。
デリカの持っている広大な室内空間と、堅牢で高い安全性を継承したD:Xは、直線と曲線をうまく融合させた未来を想像させるモビリティとしてデザインされました。本格的な悪路走破性能を保持していながらも、ミニバンならではなの広い室内空間が最大の特長です。
また実車を見ると、写真よりもかなり大きく感じるものの、乗り込んでみると死角が少なく取り回しがしやすいという印象も。
ボンネットをシースルーにして広い視界を確保
視界がよく、運転しやすい工夫の最たる部分が「シースルーボンネット」ですと広報担当車は話します。
「シースルーボンネットを採用し、フロントウィンドウから足元まで連続して外の景色を眺めることが可能です。これにより、ボンネットのほぼ真下の路面状況を見ながら慎重に運転することが可能です。未来のデリカを感じてもらえればと思います。」
D:Xのそばには、スタートアップ企業「LIFEHUB」とコラボして製作された小型モビリティ「Last 1 mile Mobility」を展示。そのコンセプトは「車でたどり着いた場所のさらに一歩先への冒険を」とのこと。確かにアウトドアなどで大自然豊かな所へ行くと、車では行けないような場所に、もう少し足を伸ばしてみたいと思うことがあります。そんなときにこのLast 1 mile Mobilityは役に立つでしょう。
D:XにLast 1 mile Mobilityを積み込めば、行けない場所はない。そう思わせてくれる展示に心躍りました。
次期型?スズキが「スイフトコンセプト」を初公開!
そうした中、スズキは「スイフトコンセプト」を初公開しました。現行型のスイフトは2016年に登場し、すでに7年ほどが経過。そろそろフルモデルチェンジなのでは?といわれている中で登場したスイフトコンセプトは次期型モデルとなるのでしょうか。
そう遠くない時期に登場予定
会場の担当者に話を聞きました。
「今回公開したスイフトコンセプトはあくまでコンセプトカーです。そのため次期型ではありません。
しかし、現行型のスイフトユーザーの方たちから多くの声をいただきました。その中には、変えなくていいという部分もあれば、刷新してほしいという部分もありました。そうしたさまざまな意見を反映させて開発したのがスイフトコンセプトです。
ユーザーの声や時代の流れなどを反映させているスイフトコンセプトですが、次期型と明言しないのには理由があります。それはまだエンジンや内装、外装部分を含め確定していない部分があるからです。
つまり現状で満足せず、もっとお客様が満足できる車を提供したいという思いから、開発、改良を続けていきます。」
スズキの社長が登壇したプレス発表会では、そう遠くない時期に新型スイフトをお届けできるというアナウンスがありました。
国内外に多くのファンがいるスイフト。現行型スイフトに乗っている筆者にとっても、スイフトコンセプトは他人事とは思えない発表でした。現行型は決して古臭いと感じてはいないものの、7年も経てば車のモデルサイクルとしてはかなり長め。
スイフトコンセプトの詳細なスペックなどは公表されていませんが、乗り込んだ印象としては、次期型スイフトとして間違いない安心感と車内の作り込みが感じられました。
ジャパンモビリティショーは10月28日から11月5日まで一般公開されています。これまで見てきたどの東京モーターショーよりも圧倒的に楽しめる内容になっています。ぜひ期間中、東京ビッグサイトに足を運んでみてはいかがでしょうか。
ジャパンモビリティショーのブースやチケット情報はこちらにまとめています。
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- 執筆者プロフィール
- 室井大和
- 1982年生まれ。ライター歴6年、自動車業界9年。合わせて約15年。雑誌編集、記者、指定自動車教習所員資格保有。愛車はスズキスイフトスポーツ(33型)、BMW323i(E90型)、ジムニー(JB23型)。車はセダンではじ...